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「どの商品をどう陳列していいかわからない」「お客様にファンになってもらえる売り場づくりのコツが知りたい」
このような悩みはありませんか?
小売店がファンを作るためには、来店客の声を聴きながら「そのお店らしさ」を意識した売り場づくりが大切です。
そこで本記事では、売り場づくりの陳列手法やファンができる売り場づくりのコツなどについて解説します。
来店客に「この店のレイアウトは見ていて楽しい」とファンになってもらい、売上アップを図るためにもぜひご一読ください。
なお、生活者に刺さる売場づくりをするなら、販促のプロに相談するのがおすすめです。
販促特化型マッチングサイト「ハンソクエスト」では、100社を超える提携企業のノウハウをもとに、販促相談員が売り場づくりの提案をします。
自社では思いつかなかった陳列方法などが見つかる可能性があるので、まずは以下から無料で販促相談員へご相談ください。
小売店の売り場づくりでよく使われる6つの陳列手法
種類 | 詳細 |
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縦陳列 | 同じカテゴリの商品を垂直に陳列する手法 |
横陳列 | 同じカテゴリの商品を横に陳列する手法 |
島陳列 | 通路の中央などに台を設置して陳列する手法 |
ひな壇陳列 | 3〜4段のひな壇を設置して同じカテゴリの商品を陳列する手法 |
エンド陳列 | 商品棚の両端に商品を陳列する手法 |
投げ込み陳列 | 什器などへ無造作に投げ込んで陳列する手法 |
小売店の売り場づくりでよく使われる手法は、おもに6つあります。では順番に紹介していきます。
手法1. 縦陳列
項目 | 詳細 |
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縦陳列とは |
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特徴 |
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縦陳列は、多くの小売店で使われるもっともポピュラーな陳列の手法です。人の視線は基本的に横に流れるため、縦にカテゴリ分けされていると見分けやすくなります。
わかりやすい例は、スーパーマーケットです。インスタントラーメンのコーナーで、
- カップラーメン
- カップ焼きそば
- 袋麺
が、縦に陳列されているのを見たことはないでしょうか。
人の視線の自然な動きを意識しているため、どこにどのインスタントラーメンがあるのか、来店客が瞬時に判別しやすくなっています。
一方、カテゴリごとにまとめるので、特定の商品をアピールしづらいのが欠点です。
仕切りPOPなどを活用して、特にアピールしたい商品を目立たせましょう。
手法2. 横陳列
項目 | 詳細 |
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横陳列とは |
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特徴 |
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横陳列は、同じカテゴリの商品を横に陳列する手法です。特定のカテゴリを大量に陳列したいときによく使われます。
たくさんの商品をまとめて陳列できるので、来店客の視線を集めやすいメリットがあります。したがって、
- 売れる商品
- 売りたいカテゴリ
- 育てたいカテゴリ
など、売りたい商品をよりプッシュしたい場合に効果的です。
なお、横陳列には以下のレールPOPの活用がおすすめです。
商品のカテゴリやキャンペーン情報など、横並びの商品についてまとめて訴求できます。
一方、人の視線は縦に動きづらいため、下段の商品を見落としやすいデメリットがあります。
デメリットを解消するためには、部分的に縦の関係性を意識するのがおすすめです。縦の関係性を作ると、横に動く人の視線をとどめられるからです。
具体的には、カップラーメンを横陳列しつつ、下には同じメーカーの袋麺を陳列するケースがあります。
手法3. 島陳列
項目 | 詳細 |
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島陳列とは |
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特徴 |
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島陳列は、通路の中央などに台を設置して商品を陳列する手法です。通常の陳列棚と切り離されるので、来店客の目を引きます。
なお、島陳列をする際に活用できるアイテムが以下のような什器です。
>>什器について詳しく見てみる<<
大小さまざまなサイズの什器やバスケットタイプの什器など、さまざまなタイプがあるので、商品や設置スペースに合わせて選べます。
注目されれば、定番商品よりも売れやすくなった、衝動買いを誘ったりできるため、特に売りたい商品を並べるのがおすすめです。
また、大型の什器で大量に陳列することでワクワク感を演出できます。
ただし、商品が特殊な形状だったり設置スペースが狭かったりすると、陳列に技術が必要です。
難点として、通路が狭くなり障害物となるため、店内を歩き回りづらくなる恐れもあります。
せっかく作った島で来店客の通行を妨げないように、島の作りすぎには注意しましょう。
手法4. ひな壇陳列
項目 | 詳細 |
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ひな壇陳列とは |
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特徴 |
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ひな壇陳列は「ステップ陳列」とも呼ばれ、3〜4段のひな壇に同じカテゴリの商品を陳列する手法です。
商品自体を階段状に積み上げることもありますが、基本的にはもともと階段状になっている什器を使います。
什器を使用することで、商品数が少なくてもボリュームが出せるからです。
また、ひな壇には卓上サイズのミニのぼりを設置すると、より消費者の目にとまりやすくなります。
>>ミニのぼりについて詳しく見てみる<<
また、のぼりがなくても、以下のようなPOPをスタンドを使えば、既存のポスターをクリップに挟むだけでアピールできます。
後方の商品が見やすく取りやすいひな壇は、段ごとに違う商品を大量に陳列できるうえ、POPを取り入れることで視覚的にも消費者へアピール可能です。
ただし、よく見えるからといって奥行きを取りすぎると、手が届かず後方の商品が取りづらくなる恐れもあります。
段差と奥行きのバランスに注意が必要ですが、少ない商品数にボリューム感とお得感をもたせたいときに有効な陳列手法です。
手法5. エンド陳列
項目 | 詳細 |
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エンド陳列とは |
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特徴 |
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エンド陳列は、商品棚の両端に商品を陳列する手法です。
おもにメイン通路に面している場合が多く来店客の目にとまりやすいため、売上に影響が出やすいとされています。
陳列される商品でよく見かけるのは、
- 季節商品
- イチオシ商品
- 売れ筋商品
のような、特に販売を強化したい商品です。
以下のように複数のPOPを設置し、遠くからでもわかるようにインパクトを持たせると、来店客から注目してもらえます。
>>エンド一覧を詳しく見てみる<<
ただ、人目に触れやすいため、乱雑になっていると印象がよくありません。
定期的に巡回してメンテナンスをすると、「管理が行き届いた店」としてファンづくりの一助となる場合があります。
手法6. 投げ込み陳列
項目 | 詳細 |
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投げ込み陳列とは |
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特徴 |
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投げ込み陳列は「ジャンブル陳列」とも呼ばれ、什器などへ無造作に商品を投げ込んで陳列する手法です。
例えば、カップラーメンやSDカードのように、小さめの商品を以下のようなカゴ什器に陳列します。
>>カゴ什器について詳しく見てみる<<
あえて乱雑にすることで安さとお得感を演出できるため、消費者が気軽に手に取りやすくなります。また、丁寧に整理する必要がないため、陳列や管理が簡単です。
ただし、
- 商品が傷つきやすく、高価な商品には向かない
- ボリュームがなくなると販売数が落ちるので、定期的な補充が必要
といったデメリットもあります。大量販売に向いているので、投げ込んでもダメージを受けにくい商品に活用しましょう。
もし、どの方法で陳列すればいいか迷う場合は、販促のプロへの相談がおすすめです。
販促特化型マッチングサイト「ハンソクエスト」では、店舗に合った陳列方法を販促相談員へ無料で相談できます。ぜひお気軽にお問い合わせください。
ファンができる売り場づくりにする5つのコツ
- 来店客からどう見えるかを意識する
- 売り場の確認は写真撮影して客観的に確かめる
- 来店客の動線にも配慮する
- 定期的に商品陳列を変更する
- POPを活用して映える売り場をつくる
ファンができる売り場を作るためには、陳列手法をただ使うだけではなかなかうまくいきません。そこで、重要な5つのコツについてお伝えします。
コツ1. 来店客からどう見えるかを意識する
来店客から「売り場がどう見えるか」を意識するのが大切です。商品を購入してもらうには、まず商品があることを認識してもらわなければいけません。
したがって、商品を見やすく陳列しましょう。例えば、
- 大量の商品を陳列する
- ゴールデンラインに陳列する
などが一般的に使われます。
ゴールデンラインとは、来店客からもっとも見やすく、手が届きやすい高さにある陳列スペースのことです。
床上80〜150cmと幅があり、ターゲットによって適切とされるスペースは異なります。
売りたい商品をただ陳列するのではなく、来店客の興味をそそる売り場になっているか意識するのがおすすめです。
コツ2. 売り場の確認は写真撮影して客観的に確かめる
売り場の確認は、自分の目だけではなく写真撮影して客観的に確かめるのが重要です。
自分の目で見ると無意識のうちに主観的に見てしまいますが、写真で見ると客観的に見え、改善点を発見しやすくなります。
例えば、観光旅行に出かけ写真をたくさん撮影したとき。
自分の目で観たときより、あとで写真を見たときのほうが周囲や環境に目がいき、新たな気づきを得られた経験はありませんか?
このように、自分の目だけに頼るのではなく、写真で客観的に判断することを心がけるのもひとつの方法です。
コツ3. 来店客の動線にも配慮する
動線に配慮して、来店客にストレスを感じさせない売り場づくりが重要です。動線を整理すると、回遊性が上がり結果的に売上に結びつきます。
意識したい点は、大きく下記の2つです。
- 通路は十分な広さを確保する
- 店内を歩き回りやすくする
大前提として通路はできるだけ広いほうが通行しやすくなるので、ストレスを感じさせません。
特にカートがある店舗では、カート同士がすれ違えるほど広い通路だとストレスを感じず買い物を楽しめる場合があります。
筆者もスーパーなどで経験がありますが、カート同士がぶつからないように気を遣ってしまい、ちょっとわずらわしさを感じてしまいます。
また、店内を歩き回りやすくするため、商品棚はL字型やU字型に配置するのがおすすめです。I字型にすると行き止まりとなってしまい、引き返す必要があります。
閉塞感を与えかねないので、特別な意図がない限りは避けたほうがベターです。
長く滞在してもらうためにも、来店客がストレスを感じずに、店内を見て回れるような動線を意識するのがおすすめです。
コツ4. 定期的に商品陳列を変更する
どんなに素敵な陳列をしたとしても、ずっとそのままではよくありません。
「いつ来ても代わり映えのしない店」と思われないためにも、定期的に商品の陳列を変更するのがおすすめです。
特に、
- 入り口から見える商品
- 季節感
を意識することが重要です。入り口から見える商品は、ほとんどの来店客の目にとまるスペースです。
いつも同じ商品が陳列されていると、来店客の「飽き」を誘発する恐れがあります。さらに、季節感をアピールするのも有効です。
四季だけではなく、入学式や運動会などのイベントも考慮すると、自分事として捉える来店客に強く訴求可能です。
来店客に刺さる訴求ができれば、ファンになってくれる可能性があります。ただ、重要なのは「定期的」に商品陳列を変更することです。
来店客を飽きさせないことを第一に考えて、見ていて楽しい売り場づくりを心がけましょう。
コツ5. POPを活用して映える売り場をつくる
商品陳列ができあがれば、映える売り場にするためPOPを活用するのが重要です。POPを設置すると、見た目の華やかさが増したり、商品の魅力をより伝えられたりします。
例えば、「10%割引」と書かれたPOPを設置すると、初めは買うつもりがなくても手に取ってくれるかもしれません。
また、ドライヤーコーナーに「髪が傷まず早く乾くので、自分時間をより楽しめる」のようなPOPがあれば、ドライヤーの買い換えが頭をよぎる場合もあります。
生活者に刺さる売り場づくりに役立つ販促ツール製作ならアイポプがおすすめ
生活者に刺さる売り場づくりなら、自動POP作成サービス「アイポプ」がおすすめです。
アイポプは、AIが自動で消費者のニーズを収集・分析し、POPのデザイン出力までおこなうサービスです。その他の特徴には、下記があります。
- 従来の枠にとらわれないPOPができる
- AIが生活者の感情などをリサーチからPOP出力まで自動でおこなう
- 社員の工数は減少して人件費の節約になる
対応しているPOPは、
- 商品棚の上に大きく飾るトップボード
- レジなどのカウンターに設置する卓上パネル
- 店舗の外でアピールできるのぼり
などです。情報収集から印刷まで自社で一貫して行えるため、コストを抑えつつ生活者に刺さるPOPを作成できます。
「自店舗の魅力がわからない」「どのような売り場にすれば良いのか悩んでいる」という場合でもアイポプで簡単にPOPが作れます。
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<本記事のまとめ>
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ファンを増やすためには魅力的な売り場づくりが必要で、商品の陳列手法やPOPの活用が重要です。
ひとたびファンになってもらえれば長い付き合いが見込めるため、長期的な売上アップにもつながります。
POPを活用して、自店舗の来店客を惹きつける売場づくりをしましょう。
なお、魅せる売り場づくりをするなら、販促のプロに相談するのがおすすめです。
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