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【POP歴20年のプロ直伝】明日から売れる!魔法のPOP作成4ステップとNG事例
公開日 2025.09.17 /更新日 2025.10.01
現代は情報が溢れている時代だからこそ、POPは単なる「お知らせ」ではなく、お客様の心に直接訴えかける「動機付け」として極めて重要です!
本記事では「やってはいけないNGなPOP」や「明日から売上につながる魔法のPOP作成4ステップ」を紹介します。
この記事を読めば、あなたのPOP作成スキルは格段に向上するはずです!ぜひご一読ください。
もし「自社に合ったPOPをどう作ればよいかわからない」という場合は、ハンソクエストの無料相談をご活用ください。
ハンソクエストの販促相談員が、POPの作り方やアイデア、必要に応じて制作会社などを紹介します。
Contents
なぜ今、POPが重要なのか?

現代は情報が溢れている時代です。だからこそ、消費者の心に直接訴えかけるPOP(POP広告)が重要になります。
店舗におけるPOPは、ネットショッピングでの「レビュー」や「口コミ」と同じ役割を果たします。
POPがなければ、消費者は手に取るきっかけがなく、価格やブランド認知度だけで商品を選びがちです。
つまり、POPは商品に興味を持ってもらうための「動機付け」といえます。
実際に、とてもおいしいお土産用のお菓子を担当した際、なかなか売上が伸びないという課題がありました。
そこで、味の特徴をわかりやすく記載したPOPを設置したところ、売上が大きく増加したことがあります。
さらに、外国人観光客の多い場所だったため、英語と中国語を併記したPOPを追加したところ、売上が驚くほど伸びるという結果になりました。
このように、POPはお客様の購買意欲を後押しします。
やってはいけない!売れないNGなPOP3選

売れるPOPの作り方を学ぶ前に、まず「やってはいけない」失敗例を把握しておきましょう。
売れないNGなPOPは以下の3つです。
売れないNGなPOP3選
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順に解説していきます。
1.情報を詰め込みすぎている
まず「商品の良さを伝えたい」という思いが強すぎて、値段、健康面、機能面など、あらゆる情報を詰め込んでしまうケースです。
しかし、たくさんの情報を詰め込みすぎると、伝えたいことが埋没して消費者に伝わりません。
POPは「0.5秒の世界」で判断されます。メッセージは1つか2つに絞ることが重要です。
2.ただの「お知らせ」になっている
「新商品入荷!」や「〇〇がリニューアル!」といった、ただのお知らせは消費者の購買意欲にはつながりません。
「だから何?」と思われないよう、商品のメリットやベネフィットを伝える必要があります。
例えば「新商品入荷」ではなく「今までの当社製品より1.5倍にボリュームアップ!」といった、具体的でメリットがわかりやすい情報に変換しましょう。
3.きれいすぎる・無機質すぎる
デザインがきれいすぎるPOPは、売場で埋没してしまうことがあります。
商品特性にもよりますが、ドン・キホーテさんのような手書き風のデザインは、温かみがあり消費者の心を動かしやすいです。
あえてきれいすぎないデザインにすることで、POPが持つ「店員さんの代わり」という役割を最大限に発揮できます。
明日から使える!売れる「魔法のPOP」作成4ステップ

売上につながるPOPを作るために、明日から実践できる具体的な4つのステップを紹介します。
売れる「魔法のPOP」作成4ステップ
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順に見ていきましょう。
ステップ1.ターゲットを決める
まず、誰に買ってもらいたいか(ペルソナ)を明確にしましょう。
例えば「ビール」を売る場合でも、「健康診断を1ヵ月後に控えた50代男性」なのか「週末に気軽に酔いたい30代女性」なのかで、伝えるメッセージはまったく異なります。
年齢や性別だけでなく「健康診断を控えた50代男性」のように、具体的な状況やイベントと結びつけるとより効果的です。
ステップ2.伝えたいことを1つに絞る
POPで訴求したい一番の強みはひとつに絞るのが鉄則です。複数のメッセージを伝えると、かえって何も伝わらなくなります。
ターゲットに最も刺さるメッセージを1つに絞り、そのメッセージを全面に訴求することで、プロモーションが効果的に作用します。
例えば「きっと勝つ」というメッセージで受験生を応援したKitKatのように、イベントと結びつけるとプロモーションが結びつきやすいです。
ステップ3.特徴をベネフィットに変換する
商品の「特徴」ではなく、それを使うことで得られる「便益(ベネフィット)」を伝えましょう。
消費者が「自分ごと」として捉えられるような言葉に変換することが重要です。
「この商品を使うことで、あなたの生活がどう豊かになるのか」を想像させることが、お客様の心を動かす鍵となります。
例 | 特徴 | ベネフィット |
ペン | インクの乾きが早いペン | 左利きでも手が汚れないペン |
ハンドクリーム | 保湿成分のシアバターを贅沢に配合したハンドクリーム | 赤ちゃんのようにしっとりスベスベの手に |
単純な事実(特徴)だけでは、お客様の心は動きません。
上記のように、ベネフィットをわかりやすいメッセージとして落とし込み、その結果「あなたはどうなれるのか」を伝えることが大切です。
ステップ4.「魔法の言葉」でダメ押しする
最後のひと押しとして、消費者の背中を押す言葉を添えましょう。
具体的な数字や根拠を示すと説得力が増し、購買への最後の障壁を取り払うことができます。
魔法の言葉の例
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これらは、POP全体のバランスを見て、大きく訴求したり、あるいは小さく根拠として添えたりすることで、お客様が商品をカゴに入れる最終的な動機付けとなります。
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