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「店頭プロモーションの内容を詳しく知りたい」「生活者に刺さる店頭プロモーションのコツは何?」
このように考えていませんか。
店頭プロモーションは、小売店で実施される販促活動のこと。各店舗の雰囲気や地域の特色に合わせて実施できるので、低コストで効果を出せる期待ができます。
本記事では下記についてまとめました。
- 店頭プロモーションとは
- 店頭プロモーションの重要性
- 店頭プロモーションの内容
- 店頭プロモーションを成果につなげるコツ
店頭プロモーションを活用して売上アップやリピーター獲得につなげたいということでしたら、ぜひ最後までお読みください。
また店頭プロモーションは、セールスプロモーションの一部です。詳しく理解しておけば、より戦略を立てやすくなるはずです。
セールスプロモーションの種類や成功のポイントなどについては「【初心者向け】セールスプロモーション(SP)の種類&活用例を完全ガイド」を参考にしてみてください。
なお生活者に刺さるPOP作りなら、POP作成ツール「アイポプ」がおすすめです。
アイポプは、AIが分析したデータをもとに、販促のプロが消費者に刺さるデザインテンプレートを作成するサービスです。
「今までにない切り口でPOPを製作したい」とお考えであれば、以下のコンシェルジュからお気軽にご相談ください。
店頭プロモーション(インストアプロモーション)とは?
ここで、店頭プロモーションについて解説します。似ているようで意味の異なる用語がならびますので、違いを把握してみてください。
プロモーションとは
プロモーションとは 生活者に商品・サービスを認知してもらい、購買行動につなげる活動のこと。マーケティングの4Pのひとつ。 |
プロモーションとは、生活者に商品・サービスを認知してもらい、購買行動につなげる活動のこと。つまり、商品・サービスを生活者に知ってもらい買ってもらうための施策です。
マーケティングの4Pは、マーケティングを行ううえで基本となるフレームワークのひとつ。下記の4つがあり、マーケティング戦略の全体像をあらわします。
4Pとは 1. Product(プロダクト:製品) 2. Price(プライス:価格) 3. Promotion(プロモーション:販売促進) 4. Place(プレイス:流通) |
プロモーションは、下記のように目的別にさらに細分化できます。
プロモーションの手法 ・広告 ・セールスプロモーション ・PR ・人的販売 |
セールスプロモーションは販売促進とも言われ、商品やサービスの認知からターゲットの購買意欲を引き出す活動全般を指します。
セールスプロモーションについて、下記の記事でまとめました。セールスプロモーションの種類や手法を解説していますので、よかったら参考にしてみてださい。
店頭プロモーション(店頭販促)とは
店頭プロモーション(店頭販促)とは セールスプロモーションの一種で、店舗に特化した販促活動のこと。 |
店頭プロモーションは、インストアプロモーションとも呼ばれる販促活動です。商品を直接手に取ってもらったり、見てもらったりして購買意欲を刺激します。
また、店頭販促については下記の記事でまとめています。
店頭プロモーションで使用される販促物について紹介していますので、効果的に実施したいのであればぜひご覧ください。
>>店頭販促とは?知っておきたい3つの目的と店舗で使用される販促物を全紹介
セールスプロモーションにおける店頭プロモーションについて
店頭プロモーションはセールスプロモーションのなかでも、生活者にとってもっとも身近に感じる施策です。
イベントプロモーションなどと比較しても生活者との距離感が近く、効果がでれば即購入につながるメリットがあります。
また、店舗単位で実施する販促活動なので、ほかのセールスプロモーションよりコストが低いのも特徴です。
店の雰囲気や地域に合わせて個性を出しやすく、より地域住民に刺さる売り場づくりが叶う期待できます。
小売店では来店客の購買意欲を直接刺激できる店頭プロモーションが重要
小売店では、来店客の購買意欲を売り場で直接刺激できる店頭プロモーションが重要です。小売店で大事なことは、顧客の購買意欲に対して「最後の一押し」をすること。
小売店に足を運ぶ来店客は、購入する可能性の高い顧客です。
実際に店舗で見た販売価格が少しだけ予算をオーバーしていても、値引きがあれば購入に至るかもしれません。
店頭プロモーションは、来店客の「買いたい」気持ちを直接刺激できる重要な施策です。どういう内容が刺さるかは来店客によって変わります。
来店客に寄り添った柔軟な対応で、購買意欲を高めましょう。
なおハンソクエストでは、「どのような店頭プロモーションをおこなえば良いのかわからない」という方のために、無料相談をおこなっております。
販促物の製作歴約50年のノウハウをもとにご提案しますので、こちらからお気軽にお試しください。
店頭プロモーションの2つの内容
内容 | 概要 |
---|---|
価格主導型 | 売り場商品の価格を操作し購買意欲を刺激する手法 |
非価格主導型 | 価格に関係なく商品の価値を伝えることで購買意欲を刺激する手法 |
店頭プロモーションは、上記のようにさまざまな手法があります。それぞれ順番に紹介します。
1. 価格主導型
No. | 手法 | 概要 |
---|---|---|
1 | 値引き・特売・タイムセール | 商品を値引きする |
2 | 増量販売 | 通常よりも増量して販売する |
3 | バンドル販売 | 複数の商品をまとめて購入したときに割引を行う |
4 | 会員価格での販売 | 会員限定の価格で販売する |
5 | ポイント・クーポンなどでの キャッシュバック | 商品購入後にポイント・クーポンなどで割り戻す |
売り場にある商品の価格を操作し購買意欲を刺激する手法は、価格主導型と言います。
たとえば「値引き・特売・タイムセール」は、直接商品を値引きするため、生活者にとってメリットがわかりやすい手法です。
以下のように、プライスカードとともにセール情報を訴求します。
>>商品POPについて詳しく見る<<
ただし、値引きが続くと適正価格に戻しづらくなります。
また「増量販売」は、通常よりも量を多くして販売する手法です。内容量10%増量や電池がプラス2本など、価格は同じなのでお得感が演出できます。
一方、パッケージ段階での対応になるので、小売店ではなくメーカーが主導となる手法といえます。
このように価格を操作することで顧客の購買欲を刺激できるため、状況に応じて手法を選んでみてください。
2. 非価格主導型
No. | 手法 | 概要 |
---|---|---|
1 | ディスプレイ | 計画性・戦略性を持たせ、装飾を施した陳列・品揃えなどを行う |
2 | 実演販売 | 来店客の目の前で実際に商品を使ってみせる |
3 | 試食・サンプリング | 試食・サンプル配布により実際に商品を使ってもらう |
4 | 店頭イベント | イベントを開催し、購買意欲を高める |
5 | デジタルサイネージによる商品紹介 | 紙のPOPだけでなく映像で商品の魅力を訴求する |
非価格主導型は、価格に関係なく商品の価値を伝えることで購買意欲を刺激する手法です。
たとえば「ディスプレイ」は、商品の陳列法やPOPの掲示などで売り場を装飾する手法です。
なんとなく並べるのではなく、売りたい商品をゴールデンラインに置いたり、ターゲットに合わせて場所を変えたりしなければいけません。
ディスプレイについては、下記の記事でファンができる売り場づくりのコツを紹介していますので、ご一読ください。
>>小売店でファンをつくる売場づくりの5つのコツ&陳列方法を完全ガイド!
また以下のような「デジタルサイネージ」は、映像や動画を再生できる電子看板もあります。商品案内やキャンペーン告知が可能なうえ、紙のPOPと違って差し替えも簡単です。
インタラクティブモデルは、タッチパネルやモーションセンサーを搭載している機種もあります。よって、プロモーションだけではなくデータの収集も可能です。
デジタルサイネージを用いた販促におけるメリットやデメリットなどは下記の記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。
>>【事例あり】デジタルサイネージを販促に活用するメリット・デメリットを全解説!
生活者に刺さる店頭プロモーションの4つのコツ
店頭プロモーションを成果につなげるためには、なんとなく行ってはいけません。そこで下記のコツを押さえておくのがおすすめです。
- 目的・ターゲットに合う手法を選ぶ
- 売り場全体での訴求を考える
- 複数のセールスプロモーションを併用する
- ブランドイメージにも配慮する
順番に見ていきましょう。
1. 目的・ターゲットに合う手法を選ぶ
目的・ターゲットに合わせて、どの手法が最適か選びましょう。
どの手法にお得だと感じるかは人それぞれなので、毎回一律のプロモーションでは顧客離れを引き起こすおそれがあります。
ポイント付与を煩雑に感じる人なら、その場で値引きしたほうが喜ばれるかもしれません。
あるいは、電池のように単価の安い商品を値引きするより、テレビなど高額な商品を値引きしたほうがお得感を演出できます。
したがって、「誰に」「何を」「どう売りたいか」を考えて、適切な手法を選びましょう。
2. 売り場全体での訴求を考える
割引・陳列・イベントなど、どれかひとつを行うのではなく、組み合わせて店頭プロモーションを実施しましょう。
施策単体での実施は一時的な売上アップを見込めますが、長期的な効果は見込めません。
店頭イベントに参加してくれた来店客にクーポンを渡したり、会員限定でサンプルを配布したりするとリピーターになってくれる可能性があります。
もし手軽なキャンペーンを実施したいなら、以下のようなレシートを活用したシステムの導入もおすすめです。
単発で考えるのではなく、全体を通して一貫した訴求をし、消費者に繰り返し来店してもらえるようなプロモーションをおこないましょう。
3. 複数のセールスプロモーションを併用する
店頭プロモーションは小売店にとってとても重要です。
ですが、店頭プロモーションだけに注力するのではなく、セールスプロモーション全体として販促活動を実施しましょう。
店頭プロモーションは「店頭で購入してもらう」決め手になりますが、「店舗に来てもらう」決め手にはなりません。
認知を拡大するためには、ほかのセールスプロモーションも重要です。たとえば、
- 店頭プロモーションのため、ソーシャルリスニングを行う
- 顧客とのつながりを強化するため、SNSを活用する
などがあります。なお、ソーシャルリスニングを効率的におこなえる以下のようなサービスもあります。
>>TORICOMについて詳しく見る<<
トレンドの移り変わりが早いSNSを、スピーディーに分析できれば、生活者の熱が冷めないうちに販促に取り入れることが可能です。
このような店頭プロモーション以外の手法を併用すると、ターゲットのニーズを反映できるので、結果的に店舗のファン増加につながり、売上もアップも期待できます。
4. ブランドイメージにも配慮する
店頭プロモーションをする際には、店舗や企業のブランドイメージを損なわないように気をつけましょう。
ブランドイメージが崩れると、顧客離れを招くおそれがあります。
たとえば、高級志向のブランドなのに、割引ばかりしてしまうと安っぽさを感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
ブランディング戦略は長期間にわたって育ててきた店舗・企業の大切な印象です。
顧客に支持されている印象を守るためにも、イメージにそぐわないような手法をとらないように注意しましょう。
生活者を惹きつける店頭プロモーションならアイポプがおすすめ
生活者に刺さる店頭プロモーションを実施するなら、POP作成サービス「アイポプ」がおすすめです。
アイポプは顧客の生の声をAIが分析したデータをもとに、POP作成から印刷まで一貫して行うサービスです。
店頭プロモーションにアイポプがおすすめな理由には、以下の3つがあります。
- AIがSNSからポジティブなニーズを分析するので、新たなニーズに気がつきやすいから
- 今まで思いつかなかったクリエイティブ制作のヒントが見つかり、集客・売上アップを期待できるから
- 映えるPOP制作により、売り場のファンをつくれるから
商品を買ってもらうためにはファン作りが大事です。そのためにも生活者のリアルな声を反映して、店頭プロモーションを行いましょう。
もしアイポプに興味があれば、まずは以下のコンシェルジュからお気軽にご相談ください。
生活者に刺さる店頭プロモーションを実施して収益アップを目指そう
<本記事のまとめ> ・店頭プロモーションは、店舗に特化した販促活動のこと ・価格主導型の店頭プロモーションは、値引きなどで購買意欲を刺激する ・非価格主導型の店頭プロモーションは、イベントや実演販売などで購買意欲を刺激する |
店頭プロモーションは店舗に足を運んだ来店客の、「最後の一押し」となる重要な役目をもっています。
ただなんとなくやるのではなく、顧客の行動データやレジデータを分析して、効果的に実施しましょう。
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