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製作ノウハウ

【事例】クリスマスのキャッチコピー10選┃人を惹きつける4つのコツ

公開日 2022.09.23 ／更新日 2023.11.01

Contents

1 【事例】クリスマスのキャッチコピー10選
2 人を惹きつけるクリスマスのキャッチコピーを作る4つのコツ
3 クリスマスにぴったりのキャッチコピーを作成しよう

「クリスマスに向けて、センスの良いキャッチコピーを考えたい」と思うことはありませんか？本記事では、思わず惹きつけられるクリスマスのキャッチコピーをまとめました。

センスあるキャッチコピーを考えて、クリスマスに商品・サービスの売り上げたいと考えている方は、ぜひご一読ください。

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【事例】クリスマスのキャッチコピー10選

まずは、クリスマスに活用されたキャッチコピーを以下の10例紹介します。

「いっしょの時間に、魔法は起きる。」
「GIFT OF VOICE〜想いを束ねて、届けよう。〜」
「つどうクリスマス」
「わくわくに、ぬくもりを。」
「メガネの楽しさを大切なあの人に」
「日本で2番目に人気のチキンのお店」
「SHARE THE JOY ～喜びを分かち合おう～」
「とるだけじゃない、贈りたいから。」
「温かい冬を贈ります。」
「クリスマス、ケンタッキーにしない？」

では、順番に見ていきましょう。

事例1.　「いっしょの時間に、魔法は起きる。」

1つ目は、2021年に日本コカ·コーラ株式会社がおこなったウインターキャンペーンのキャッチコピーです。

親しい人といっしょに過ごす時間に、自社製品の炭酸飲料「コカ･コーラ」を提案しました。

ちなみに同社では、自社製品の炭酸飲料を飲むことを『魔法』と表現し、他の時期にもメッセージを発信しています。

+*:.｡. #日常は魔法だ .｡.:*+

ありふれた毎日も、
実は魔法のような素敵な瞬間
“ #RealMagic ”で溢れている。

マルチタレント #kemio の日常の中にある、魔法のような瞬間とは…？✨#コカコーラ #RealMagic
— コカ･コーラ (@CocaColaJapan) September 27, 2021

クリスマスを大切な人と一緒に過ごしたいと考える人が、思わずイメージをふくらませるキャッチコピーです。

事例2.　「GIFT OF VOICE〜想いを束ねて、届けよう。〜」

株式会社ルミネが運営する商業施設「LUMINE（ルミネ）」では、録音した音声メッセージでクリスマスツリーをつくれるコンテンツ「GIFT OF VOICE TREE（ギフトオブボイスツリー）」を考案しました。

感染症対策が求められる社会情勢をふまえ、会わなくても大切な人へ想いを届けたいという生活者へ訴求しています。

今年のクリスマスは、声を贈ろう。
「LUMINE CHRISTMAS 2021」はじまります。

――
GIFT OF VOICE
想いを束ねて、届けよう。
――

▼詳しくはこちらhttps://t.co/06xIL0gUIn
#ルミネクリスマス #ギフトオブボイス #想いを束ねて届けよう pic.twitter.com/71KPoRUM1m
— lumine_official (@lumine_official) November 22, 2021

上記のようなキャッチコピーを掲載したビジュアルを各店舗に掲示し、TwitterやFacebookなどのSNSを活用してクリスマスの世界観を発信しました。

Twitterでは、キャッチコピーどおり、音声メッセージを送る人と受け取る人を”つなぐ”仕組みがユーザーを惹きつけ「楽しい」「おもしろい」といった投稿が発信されています。

事例3.　「つどうクリスマス」

生活雑貨やインテリアなどを扱う無印良品のキャッチコピーは、「つどうクリスマス」です。

SNSでは、家族や仲間と集まって過ごすクリスマスを提案し、簡単にお菓子が作れるキットや、ストールや靴下などの防寒グッズを訴求しています。

【特集】つどうクリスマス
クリスマスが待ち遠しいこの頃。準備をするにつれて、楽しみが増えていきます。クリスマスは、みんなと一緒に世界にひとつだけのお菓子づくりを。https://t.co/6Tm0UkzMfl
— 無印良品 (@muji_net) December 9, 2019

大切な人と一緒に料理したり会話を楽しんだりして、あたたかいクリスマスを過ごすイメージができる点が印象的です。

事例4.　「わくわくに、ぬくもりを。」

「クリスマスを身近な人とおうちで過ごす」をテーマとしたのが、生活雑貨の専門店「LOFT（ロフト）」です。

セルフケア家電や、パッケージが映えるお菓子など、身近な人へ贈りたくなるようなアイテムを中心に提案しています。

／
わくわくに、ぬくもりを。
＼

贈りものにおすすめのアイテムに、
キラキラしたクリスマス雑貨たち。
ロフトのクリスマス、はじまってます🎄

▼ロフトネットストアで贈りものを探す🎅https://t.co/ulD4scOCrG pic.twitter.com/jPeLdsv3bv
— ロフト公式 (@LOFT_Official) November 11, 2021

キャッチコピーに『わくわく』が盛り込まれ、寒い12月にあたたかく過ごすクリスマスの楽しい様子を想像できるような工夫がされています。

事例5.　「メガネの楽しさを大切なあの人に」

メガネブランド「JINS（ジンズ）」では、メガネをとおして豊かな人生を送ることをブランドのコンセプトとしています。

そんな同社が、クリスマス用のTwitterに添えたキャッチコピーは「メガネの楽しさを大切なあの人に」です。

今日はクリスマス🎄🎅🎁✨

大切な、あの人に💕
メガネのプレゼントはどうですか☺❓

JINS店舗では無料のラッピングサービスも承ってますので、気軽にお声がけください🙆‍♀️🙆‍♂️#JINS #プレゼント #ギフト #クリスマス pic.twitter.com/3R2yq371bT
— JINS (@JINS_PR) December 25, 2020

自社のコンセプトをクリスマスと関連づけることで、すでに購入経験のある顧客へ、身近な人のプレゼントとしてメガネを提案しています。

イベントを活用して新規顧客の獲得を狙ったキャッチコピー事例です。

事例6.　「日本で2番目に人気のチキンのお店」

コンビニエンスストア「ファミリーマート」では、看板商品「ファミチキ」をクリスマス向けに訴求しました。

人気のチキンをインターネットで調査した結果から、日本で2番目に支持されたチキンの店であることをアピールしています。

◤ 　ファミマは日本で
２番目に人気のチキンのお店◢

👑ファミマプレミアムチキン
🔥直火焼ローストチキンレッグ
🧀クワトロチーズインファミチキ
🍗ファミチキ＆クリスピーチキン

食べたいのはどれ？
絵文字で教えて👑🔥🧀🍗

タップで美味しさのポイントをチェック#ファミマのうますぎクリスマス pic.twitter.com/JIzORIkphm
— ファミリーマート (@famima_now) December 14, 2021

あえて2番目と表現することでTwitterユーザーを惹きつけ、リツイート・引用リツイート合わせて523件の反響を得た事例です。

事例7.　「SHARE THE JOY ～喜びを分かち合おう～」

タリーズコーヒージャパン株式会社が発信したのは「感染症が懸念される状況でも、クリスマスシーズンをできるだけ楽しんでもらいたい」という想いを込めたキャッチコピーです。

ただ季節限定の商品を打ち出すだけでなく、クリスマスを大切な人と楽しい時間を分かちあう過ごし方を提案しています。

さらに、キャッチコピーとともに自社製品の画像をTwitterで投稿しアンケートをおこなった結果、リツイートと引用リツイートの合計は213件でした（2022年9月末現在）。

11/1(月)～発売の、
ホリデーのシーズナルドリンク🎄☕️
まず、どのドリンクを飲んでみたい？

気になる🤩
ホリデーの新商品情報はこちらから！
⇒ https://t.co/DdiatsJqLX #タリーズ
— タリーズコーヒージャパン株式会社 (@Tullys_jp) October 30, 2021

SNSでアンケートをおこなうことで、キャッチコピーのコンセプトどおり、身近な人だけでなくSNSユーザーともクリスマスの時間を共有しています。

事例8.　「とるだけじゃない、贈りたいから。」

富士フイルム株式会社は、2021年のクリスマスプレゼントとしてインスタントカメラ「iINSTAX“チェキ”」シリーズを提案しました。

同シリーズのカメラは、撮影した写真をその場で印刷してシェアできる点が特徴です。

写真を撮るだけではなく、思い出やメッセージをだれかと共有することをコンセプトとしています。

製品のコンセプトとクリスマスを関連付けて訴求したキャッチコピーです。

事例9.　「温かい冬を贈ります。」

スープ専門店「スープストックトーキョー」では、『10年後もおいしいものを食べ続けられる未来をつくる』をコンセプトに、素材にこだわった季節ならではのスープを提供しています。

「温かい冬を贈ります。」というキャッチコピーを添えてウインターギフトを販売しました。

「温かい冬を贈ります。」🎄
スープストックトーキョーの冬のギフト。

Soup Stock Tokyoがこの冬におすすめしたいスープを詰め合わせました。
大切な人への贈り物に、自分へのプレゼントに、スープを選んでみてはいかがでしょうか。冬限定の掛け紙も2種類ご用意しています。https://t.co/1xS31KpxJ2 pic.twitter.com/GlhTiU4LUQ
— スープストックトーキョー(公式) (@SoupStockTokyo) December 4, 2021

誰もがあったかいスープでほっとした時間を過ごせるよう、大切な人だけでなく自分へのプレゼントとして訴求した例です。

事例10.　「クリスマス、ケンタッキーにしない？」

日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社の、商品名をダイレクトに取り入れたクリスマス向けキャッチコピーです。

クリスマスにフライドチキンを食べる習慣は、1号店の店長である岡田氏の発言により、想定外に広まっていったとも言われています（参考）。

思いがけず成功したマーケティング戦略を引き継いだキャッチコピーが「クリスマス、ケンタッキーにしない？」です。

2021年は、Twitterでキャッチコピーなどをハッシュタグとして記載した投稿で、期間限定の絵文字を発信しました。

／
期間限定で
カーネルの絵文字が🎵
＼#ケンタッキー #ケンタッキークリスマス #ケンタッキーギフト #パーティバーレル #クリスマスケンタッキーにしない ?
のハッシュタグに期間限定でカーネルの絵文字が付いています❤️🍗
ツイートするときにぜひ試してみてくださいね🌟 pic.twitter.com/RbNoPUhH47
— ケンタッキーフライドチキン🍗 (@KFC_jp) December 14, 2021

また、日常でもケンタッキーを楽しんでもらえるよう、「今日、ケンタッキーにしない？」というキャッチコピーも打ち出しています。

なお、売れるキャッチコピーの例については、下記で詳しく紹介していますのでぜひご覧ください。

＞＞売れるPOPのキャッチコピー12選│顧客の心をつかむ唯一のポイントも解説

人を惹きつけるクリスマスのキャッチコピーを作る4つのコツ

クリスマスのキャッチコピーを作るコツは、下記の4つです。

定量調査・定性調査でターゲットのニーズを把握する
目的とターゲットを明確にする
ターゲットに合わせて訴求を厳選する
掲載する場所や販促品に合わせて訴求を決める

順番に見ていきましょう。

コツ1.　定量調査・定性調査でターゲットのニーズを把握する

まずは、定量調査や定性調査でターゲットのニーズをつかみましょう。

キャッチコピーで重要なのは、本人でさえ気がついてない願望や欲求（インサイト）に訴えられることだからです。

なお、定量調査・定量調査の違いは以下のとおりです。

	定量調査	定性調査
把握できること	全体像	個人
調査するデータ	数値	言葉（感情）
主な調査方法	・ネットリサーチ・会場調査・郵送調査	・グループインタビュー・デプスインタビュー・行動観察調査

人の願望や欲求は、一言では言いあらわせないため、さまざまな角度から分析する必要があります。

キャッチコピーを考える前に、まずはターゲットがどのような悩みや願望を持っているのか、多角的に調査しましょう。

コツ2.　目的とターゲットを明確にする

2つ目のコツは、目的とターゲットを明らかにすることです。

目的とターゲットをはっきりさせないと誰にも刺さらず、狙った効果を得られないためです。

例えば、下記のように目的やターゲットを定めます。

目的	ターゲット
未就学児向けおもちゃの販売	・子育て世代の保護者（親・祖父母など）
新しいフィットネスサービスの認知	・体型が気になる人・運動不足に悩む人

目的とターゲットが明確になれば、クリスマスに合わせて商品・サービスを購入するメリットをより具体的に訴求できます。