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【2022年版】販促カレンダーとは?成果につながる計画のコツも伝授

公開日 2022.09.24 更新日 2024.01.19

効果的な販促をするには、販促カレンダーの活用が便利です。本記事では、販促カレンダーの利用方法や今すぐ無料で使えるカレンダーを紹介します。効率的な販促計画を立てて売上アップを狙いたいとお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。

販促カレンダーとは?

販促カレンダーとは、祝日や六曜に加えて販促のヒントになるような情報が載っているカレンダーのことを指します。

具体的な項目は以下のとおりです。

  • 気温・気候
  • 年間行事(入学式、ハロウィンなど)
  • 記念日・世界の行事(防災の日、いい夫婦の日など)
  • 生活習慣・消費者の行動(梅雨対策、運動会シーズンなど)

この他、業界により項目はさまざまあります。総じて消費者がどのようなものに興味・関心を抱くのか、購買意欲が高まるタイミングがわかるようになっています。

なお、販売促進についての詳しい解説については、以下の記事で紹介していますので関心のある方はご参照ください。

>>販促(販売促進)とは?意味から事例まで知っておくべき基礎知識を解説

販促カレンダーの活用が重要な2つの理由

販売カレンダーの活用が重要な理由には、以下の2つがあります。

  1. あらかじめ販促計画を立てられるから
  2. 消費者の購買行動を予測できるから

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. あらかじめ販促計画を立てられるから

販促カレンダーを活用すると、長期単位での販促計画を立てられます。

例えば、

  • セールやキャンペーンのタイミング
  • 季節やイベントに合った売り場づくりの時期

といった販促の開始時期などです。

さらに販促タイミングが事前にわかると余裕を持った準備ができるようになり、消費者のニーズに合わせていち早く販促を展開できるようになります。

また、予算をどの施策にどれくらい使うのか前もって割り振れる点もメリットです。販促費用の具体的な決め方については、以下の記事でも詳しく紹介していますので関心のある方はご参照ください。

>>販促費の決め方とは?最適な予算で効果をアップするための4つのコツも紹介

2. 消費者の購買行動を予測できるから

消費者の行動は、毎年の天候やトレンド・社会情勢などによって変化します。

近年でいえば、感染症対策が求められたことにより、これまでなかったマスクの暑さ対策や屋外レジャー・アウトドアなどの需要が高まりました。

このような消費者の行動を予測をするには、販促カレンダーの情報が役立ちます。消費者の動きを軸にして考えられるため、よりターゲットに刺さる販促ができます。

販促カレンダーをもとに販促計画を立てる6つのステップ

販促カレンダーを参考にした販促計画の立て方を紹介します。

  1. 現状を分析する
  2. 課題と自店舗の強みを把握する
  3. 目的を明確にする
  4. 目標を決定する
  5. ターゲットを設定する
  6. 販促カレンダーをもとに販促計画に落とし込む

販促計画を立てる準備として、まずは現状の分析をしましょう。現在の課題と自店舗の持つ強みや個性を整理しておきます。

次に目的とターゲットを設定します。

  • 何のために販促をするのか
  • 届けたいターゲットは誰なのか

上記2つを明確にすると、計画がブレにくくなり具体的な施策が立てやすくなります。反対に曖昧なまま販促計画を立てても、必要な項目を決められず成果につながりにくくなってしまいます。

以上を決定した後で、販促カレンダーを参考にし、販促計画に落とし込みましょう。

なお、具体的な販促計画の立て方については以下の記事にて詳しく解説していますので、よろしければご参考ください。

>>販促計画を立てる6つの手順から目標を達成する3つのポイントまで全解説

無料でダウンロードできる販促カレンダー6選

無料でダウンロードできる2022年版の販促カレンダーを6つ紹介します。

No.提供企業名扱うジャンル
1GMOペパボ株式会社一般的な祝日・イベント小売店向け(季節ごとの悩み、星座、誕生石など)
2東京多摩青果株式会社食品業界向け情報(旬の食材、食材の記念日、出荷予想など)
3株式会社サンケイアイ全業種向け情報
気温データ・支出額に基づく行動予測・旬の食材・衣食住別のセールタイトルなど
4株式会社 トレードワークス一般的な祝日・イベント業種別(SDGs、官公庁、学校、小売、観光、エンタメ、アパレル・美容、住宅・不動産)
5株式会社朝日オリコミ全業種向け情報
気温データ・記念日・独自視点での需要予測のヒントと販促のポイント
6株式会社 オーケー印刷社一般的な祝日・イベント業種別(デパート、服飾、美容、ブライダル、飲食、不動産・住宅)

順に見ていきましょう。

1. GMOペパボ株式会社

画像出典:GMOペパボ株式会社
ダウンロードリンク GMOペパボ株式会社
説明・ECサイト作成サービスの企業が制作
特徴・年間カレンダー
・販促スケジュール、季節ごとの悩み、ギフト選びの参考になる星座・季節の花・誕生石の情報

消費者の行動がまんべんなく入っています。なかでも、季節のイベントや注目キーワードは、セールやキャンペーンを打つタイミング決定に役立ちます。

また、ギフト選びの参考になる星座・季節の花・誕生石などの情報も記載されています。

2. 東京多摩青果株式会社

画像出典:東京多摩青果株式会社
ダウンロードリンク東京多摩青果株式会社
説明・東京都国立市に本社を置く青果卸売会社が制作
特徴・月別カレンダー
・旬の食材、食材の記念日、出荷予想など食材に特化した内容

毎月更新型のカレンダーです。食材に特化しており、食のこよみ(野菜や果物に関する記念日)や旬の食材はもちろん、出荷予想までが細かに記載されています。

スーパーや飲食店での季節を先取りした食材の陳列やメニューの開発などで活用できます。

3. 株式会社サンケイアイ

画像出典:株式会社サンケイアイ
ダウンロードリンク株式会社サンケイアイ
説明・フジサンケイグループの広告会社サンケイアイが制作
特徴・月別カレンダー
・気温データ・支出額に基づく消費者の行動予測
・一般行事から販促に使える衣食住別セールタイトル例まで多様な内容

日単位で前年度の天気・気温データや平均値とともに、記念日、旬の食材、予測できる消費者の行動が細かく載っています。

衣・食・住ごとに使えるセールタイトル例もあるので、キャッチコピーの参考におすすめです。

4. 株式会社 トレードワークス

画像出典:株式会社トレードワークス
ダウンロードリンク株式会社トレードワークス
説明・ノベルティ制作販売をおこなう企業が制作
特徴・年間カレンダー
・一般行事の他、業界別にベストな販促のタイミング

記念日や生活上のイベントの他、業界ごとに分けられた販促のヒントが掲載されています。

業種は、SDGs、官公庁、学校、小売、観光、エンタメ、アパレル・美容、住宅・不動産と多岐にわたります。

5. 株式会社朝日オリコミ

画像出典:株式会社朝日オリコミ
ダウンロードリンク株式会社朝日オリコミ
説明・朝日新聞グループの広告会社朝日オリコミが制作
特徴・月別カレンダー
・気温データ・記念日・各地イベント情報
・独自視点での需要予測のヒントと販促のポイント

一般行事の他に、各月の天気・気温データや人の動向、記念日などが充実しています。また、販促のポイントや消費者の行動予測などオリジナルの分析も含んだ情報が特徴です。

なお、カレンダーのダウンロードにはメールアドレスの登録が必要です。

6. 株式会社 オーケー印刷社

画像出典:株式会社オーケー印刷社
ダウンロードリンク 株式会社オーケー印刷社
説明・POPやポスターのデザインや印刷を扱う企業が制作
特徴・年間カレンダー
・暮らしのイベントやボーナス時期、季節ごとのキーワード

記念日や生活上のイベントの他、注力商品のヒントになるキーワードや業種別のイベントが掲載されているのが特徴です。

業種は、デパート、服飾、美容、ブライダル、飲食、不動産・住宅など多岐にわたります。​​​​​​​

販促カレンダーから始める販促の3ステップ

販促カレンダーを活用して販促をおこなう3つのステップを解説します。

  1. すでに決まっている予定を書き出す
  2. 販促の予定を立てる
  3. 販促の企画を立てる

順に見ていきましょう。

1. すでに決まっている予定を書き出す 

自社ですでに決まっている予定や重要イベントを書き出して年間計画を立てていきましょう。特に販促にかけられる予算が限られている場合、各イベントごとにメリハリをつけて考える必要があります。

  • 特に忙しい繁忙期
  • 通常期
  • 売上や来客が比較的少ない閑散期

上記のように時期をわけると、それぞれでやるべきことが具体的に見えてきます。

例えば、通常期に販促イベントを企画しファンを定着させたり、時間のある閑散期に次の重要イベントへの準備に使ったりなどが考えられます。

このように、販促カレンダーを通して1年間を俯瞰して見てみましょう。

2. 販促の予定を立てる 

年間計画を立てたら、イベント日から逆算して販促カレンダーに行動予定を記入していきます。行動予定は、週単位での具体的な行動まで落とし込めるのがベストでしょう。

短期の目標が明確になれば、店舗の進行状況がこまめに確認できるからです。例えば、売上が目標に届かなくても短期であれば修正がしやすく、損害も最小限に抑えられます。

行動予定には、以下のように細かい工程を引くとやるべきことが明確になります。

  • 商品の仕入れ
  • 販促計画
  • 販促アイテム準備、発注
  • 広告準備
  • 売場づくり

また、販促イベントは必ず売上目標・目標来客数などの具体的な数値目標を決めておきます。

  • 売上目標と結果
  • 集客数
  • おこなった販促内容

こういった記録を残しておくと「どの販促施策の効果があったのか」が明確となり、得られた情報をもとに自店舗独自のデータを蓄積すれば、来年度の販促計画に役立ちます。

3. 販促の企画を立てる 

販促の企画で大切なのは「買うきっかけとなる理由付け」を提供することです。

例えば「夏限定」「セールだから通常よりもお得」のように、注目度を高めたり購入のメリットを訴求したりすることで購入意欲を高める効果が期待できます。

ここでは、効果の高いイベントの理由付けを3つ紹介します。

1. 季節や消費者の動きに合わせたイベント

最もベーシックな企画として、季節や消費者の動きに合わせたイベントを活用する方法があります。

クリスマス・バレンタインなどの大型イベントの他に、花粉症対策・猛暑対策などのシーズン特有の悩みにも需要が見込めます。

また、時期によっては「雨の日限定キャンペーン」「オリンピック日本応援セール」など、その時にしかできないイベントも考えることができます。

シーズンイベントは消費者の購買意欲が高まりやすいタイミングである一方で、他店も同じイベントを活用するため差をつけづらい点もあります。

販促カレンダーを活用して年間計画を立てて、他店より早く準備に取り組みましょう。

2. 提案型のイベント

消費者の共感やニーズにあわせた自社独自の提案型のキャンペーンは、季節と関係なく開催できる上、他店との差をつけられるメリットがあります。

消費者の気持ちが動くきっかけづくりには「購入後の利用シーン」を訴求した提案が刺さります。

  • ズボラさんにおすすめの掃除用品
  • 夏休み自由研究にぴったりのアイテム
  • 週末に食べたいリッチなご褒美おつまみ

このように、消費者が共感し「自分ごと」としてとらえる提案は、消費者の目を引き購買効果が期待できます。

3. 店舗オリジナルの内輪イベント

閑散期におこなうセールやキャンペーンには、自店舗オリジナル要素を取り入れるのもおすすめです。

  • 創業○周年記念
  • 独自のセール日(例:イオンの「お客さま感謝デー」など)
  • 店長誕生日記念

こういったオリジナル企画は、他店との差別化ができるためファン化しやすいメリットがあります。また、内輪イベントは親近感が湧きお店への信頼感へとつながりやすくなります。

販促カレンダーを活用して年間計画を立てよう

販促カレンダーは消費者の行動を予測できる便利なツールです。有効活用して事前に年間計画を立てることで、消費者のニーズに合わせて販促を展開できます。

本記事で紹介した販促カレンダーを参考に、販促計画を立ててみましょう。また、年間計画を立てたら直前で慌てないよう、月・週ごとに具体的な行動予定に落とし込むのがおすすめです。

なお、販促に必要なアイテムをお探しなら、国内唯一の販促特化メディアサイト「ハンソクエスト」がおすすめです。

売り場やイベント別に最適な販促品をまとめてリサーチできるだけでなく、お探しのツールにぴったりの専門家とマッチングできます。無料で相見積もりも可能ですので、興味がありましたらまずは以下からご覧ください。

>>季節・催事にぴったりの販促品を詳しく見る

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