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消費者の声を集める方法として、市場調査やアンケート調査など、調査会社に依頼するケースが一番に浮かぶという方も多いのではないでしょうか。
しかし、セールスプロモーションで最も重要なことは消費者の「生の声」を把握することです。その理由として、現代の消費者が「体験価値」を重要視するようになっていることが挙げられます。
この記事では、セールスプロモーションを行う際に役立つリサーチツールをご紹介します。リサーチツールを活用することで、消費者の生の声を効率的に収集・分析することが可能です。
自社に合ったリサーチツールを見つけて、効果的なセールスプロモーションを行いましょう。
SPのアイデアを探すにはInstagram投稿リサーチツールが最適
SPの新たなアイディアを探したい場合、Instagramの情報をリサーチできるツールがおすすめです。
「映え」を意識してポジティブな投稿をする人の多いInstagramは、「ユーザーのポジティブな生の声」を探すのにぴったりなメディアだからです。
もちろん、「ネガティブな声」もユーザーの声のうちのひとつです。そして、ネガティブな声を取り入れた訴求も選択肢のひとつだと言えます。
しかし、ネガティブな声は過去を振り返り問題を改善する場合に有効なため、新たなアイディアを得にくい一面があります。以上のことから、SPに活かせる新たなアイディアを探したいのであれば、Instagramの情報をリサーチできるツールがおすすめです。
そもそものSPについて理解を深めることで、リサーチの重要性が理解しやすくなるはずです。下記でSPについてまとめましたので、ぜひ役立ててください。
>>【初心者向け】セールスプロモーション(SP)の種類&活用例を完全ガイド
SPに活かせるリサーチツール26選
自社の商品・サービスや雰囲気、特徴によってはInstagramでの投稿が活発でないこともあるでしょう。
・SNS全般をリサーチできるツール13選 ・Instagramに特化したリサーチツール10選 ・SNS以外のリサーチツール3選 |
Instagram以外のメディアもリサーチできるツールをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
SNS全般リサーチツール13選
まずは、SNS全般をリサーチできるツールを紹介します。
ツール名 | 特徴 |
---|---|
AIGENIC | ・キーワードの新たな側面をいち早く発見できる ・積極的かつ効果的なアプローチのヒントを掴める ・データの分析サポートも利用可能 |
BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長 | ・国内最大級のデータ量を保有 ・特にTwitterに強い ・「2ちゃんねる」・国内ブログにも対応 |
見える化エンジン | ・テキストマイニング技術を活用した分析機能 ・多角的な分析が可能 ・分析結果の出力も容易 |
BuzzFinder | ・Twitter投稿全量をほぼリアルタイムで収集・分析 ・指定キーワードに関するアラート設定が可能 ・キーワードへの言及状況を毎日手軽に確認できる |
Boom Research | ・最大規模の口コミデータベースを保有 ・最大3年2ヶ月前のデータを確認可能 ・80種類以上の分析メニューを搭載 |
Keywordmap for SNS | ・Twitterに特化した分析ツール ・AIによるツイート内容の感情分析機能を搭載 ・成果が出るツイートテーマのヒントを得られる |
Insight Intelligence Q | ・マーケター視点で開発されたツール ・複数の分析機能と13ヶ月間のデータ確認が可能 ・シンプルなUI・高い操作性 |
Social Insight | ・複数のSNSを横断的に調査・分析可能 ・競合・ベンチマーク企業との比較が容易 ・複数メディアを一括管理できる |
Social Studio | ・ソーシャルメディアの幅広い調査が可能 ・会話内容を加味した対応がリアルタイムに実施できる ・SNS広告配信サポート機能も搭載 |
Sprinklr | ・多彩なメディアのユーザーの声を収集できる ・AIを活用した集めたデータを構造化 ・ユーザーのエンゲージメントを高められる設計 |
Zanroo | ・東南アジアNo.1のグローバルソーシャルリスニングツール ・海外のSNS分析も可能 ・ASEAN諸国の情報をまとめるサービスも提供 |
NetBase | ・データソースが豊富 ・処理が迅速かつ高精度 ・フィルタリングの種類が多彩 |
Oracle Social Cloud | ・Webベースのツール ・複数メディアのアカウントを管理可能 ・自社アカウントへの反応を確認・分析できる |
上記のようにツールによって「サービスや商品に関わるキーワードの新たな側面が見える」「大規模な口コミデータベース」など、さまざまな特徴を有しています。
それぞれのツールに関して、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
>>SNS調査はこれで解決!ソーシャルリスニングツールおすすめ13選
Instagramに特化したリサーチツール10選
次に、Instagramに特化したリサーチツールをご紹介します。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
Aista | ハッシュタグの詳細分析が可能 |
SINIS | 指定したInstagramアカウントのデータ自動収集・分析が可能 |
MASAI | 投稿の色分析ができる |
Iconosquare | InstagramとFacebookのアカウントを分析できる |
HOTARU.AI | 日々のアカウント情報の一覧化・CSV出力が可能 |
Social Insight | Instagram以外にもTwitterやYouTube・TikTokなどの幅広いソーシャルメディアに対応 |
AISIGHT | 関連ハッシュタグをABC評価で表示 |
タグジェネレーター | キーワードを入力するだけでハッシュタグ候補が生成される |
ハシュレコ | サイトにアクセスするだけで人気のキーワードが分かる |
AIGENIC | ネガティブ要素を排除する機能によりサービスのポジティブな魅力に気づきやすくなる |
Instagramにとって非常に重要なハッシュタグの詳細分析が可能であったり、毎日アカウントを定点観測できる機能があったりと、こちらもツールによってさまざまな特徴があります。
こちらもそれぞれのツールに関して、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
>>【2022年最新版】インスタグラム調査におすすめのツール10選
SNS以外のリサーチツール3選
SNS以外にも、ユーザーの声をリサーチするためのツールが存在します。
ユーザーの声はVOC(ボイス・オブ・カスタマー/顧客の声)と呼ばれ、現代のビジネスはVOCをスピーディに活かした経営が求められています。
VOC(ボイス・オブ・カスタマー/顧客の声)とは ・企業に寄せられる反応 ・意見・要望・クレームなど |
VOCを収集・分析するためのツールを以下から紹介していきましょう。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
TextVoice | ・テキストマイニング機能を活用した高度な分析が可能 ・Twitter、Instagramのデータ取得も行える ・6種類の分析を行うため多面的な結果が得られる |
VOC分析・コンサルティングサービス-NTTマーケティングアクト | ・専門のデータサイエンティストがVOC分析から活用までサポート ・自社の課題に合わせた利用が可能 ・「顧客ニーズを的確に把握できた」という利用実績も |
Verint VoCツール | ・オムニチャネルから集まる顧客の声を活用できる ・会話音声分析、テキスト分析どちらにも対応 ・コンタクトセンターの通話をすべて文字化できる |
これらのツールは、VOCの収集に加えて、主にSNS以外から収集したVOCを効率的に活用するためのものです。SNS以外からVOCを収集する方法として、以下のようなものが挙げられます。
- コールセンター・チャットセンターなどのコンタクトセンターから収集
- ECサイト内でのユーザー行動データの収集
- ユーザーアンケートの実施
せっかく集めたユーザーの声を無駄にしないためにも、ツールの導入を検討してみるとよいでしょう。もしVOCの集め方や活用方法を詳しく知りたいのであれば、以下の記事を参考にしてみてください。
>>顧客の声(VOC)とは?集め方3ステップと効果的な活用方法3つのコツ
リサーチツールをSPへ効果的に活用する5つのポイント
リサーチツールをSPへ効果的に活用する5つのポイント
- 情報収集の目的・ターゲットを明確にする
- 目的や分析結果は社内全体で共有する
- 目的・ターゲットに合うリサーチツールを選ぶ
- 情報を数値化して分析する
- 仮説と検証を繰り返す
ここからは、SPを行うにあたってリサーチツールを効果的に活用するためのポイントをお伝えします。ひとつずつ、詳しく解説していきましょう。
1.情報収集の目的・ターゲットを明確にする
リサーチツールを効果的に活用するためには、情報収集の目的やターゲットを明確にすることが大切です。
目的・ターゲットを明確にしなかった場合、どのようなデータを収集するべきかという線引きが曖昧になってしまい、効果的なデータ収集が行えません。
SNS上に存在するデータは膨大です。ツールを活用したとしても、作業の効率化には限界があります。ツールを効果的に活用するために、情報収集を行う目的やターゲットを明確にしておくとよいでしょう。
2.目的や分析結果は社内全体で共有する
情報収集の目的を明確にした後は、その目的を社内全体に共有しましょう。目的を共有しておくことで、共通した目的意識を持てるとともに、情報収集も効率化できます。
複数人が情報収集を担当する場合は、同じ目的に向かって行動をするため、達成のために必要な情報がより集まりやすくなります。そして、分析を行った結果をしっかり全社に共有することも大切です。
「目的は達成されたのか?」「結局、どうなったのか?」ということを社内ではっきりさせておくことで、自然と次の目的が生まれていくでしょう。
「担当者が次の行動に移りやすくなる」「周囲がサポートしやすくなる」というメリットもあります。
3.目的・ターゲットに合うリサーチツールを選ぶ
目的・ターゲットに合わせて最適なリサーチツールを選ぶことも大切です。ここまで紹介してきたとおり、リサーチツールにはさまざまな種類があります。
そして、リサーチツールごとに多彩な特徴があることを見逃してはいけません。それぞれの特徴を知り、「自社の目的・ターゲットに合うツールはどれなのか?」ということを考えながら導入を検討しましょう。
4.情報を数値化して分析する
収集した情報は、まず数値化しましょう。数値化することにより収集した情報は定量的なデータとなり、分析が行いやすくなります。
分析が行いやすければ情報の整理がスムーズになり、よりビジネスに活かしやすくなります。例えば「◯◯という意見は5点」など、項目に独自の点数付けを行う方法もおすすめです。
しっかりと指標を設定し、データを数値化することで収集・分析が進みやすくなります。
5.仮説と検証を繰り返す
マーケティング全体に言えますが、仮説と検証を繰り返すことは非常に大切なポイントです。戦略や施策は、実際に実行してみるまで結果がわかりません。
ユーザーは常に一定の行動を返してくれる存在ではないからです。だからこそ、収集した情報・データにもとづいた「仮説」と、仮説の真偽を確かめるための「検証」が大切になります。
失敗を恐れず、仮説と検証を繰り返しましょう。そんなときも、効率的に情報収集・分析をしてくれるリサーチツールは非常に心強い相棒になります。
顧客のポジティブな声を集めたいのであればAIGENICがおすすめ
今回ご紹介したソーシャルリスニングツールの中でも、「AIGENIC」はユーザーのポジティブな生の声を集めることに適したツールです。
ポジティブな声を集めることで、サービスや商品に関してこれまで自社が気づけていなかった新たな側面を見つけやすくなります。
また、AIが情報を収集・分析するため、競合他社がまだ気づいていないトレンドやマーケティングのヒントをいち早く把握できる鍵にもなるでしょう。
最初にお伝えしたとおり、これからのマーケティングには顧客の「ポジティブな声」を「生の状態」で集めることが重要になっていきます。
AIGENICの資料は無料なので、ぜひ以下から気軽にダウンロードしてみてください。
リサーチツールを活用して業績アップにつながるSPをしよう!
<本記事のまとめ> ・セールスプロモーション(SP)を効率的に進めるにはリサーチツールの活用がおすすめ ・リサーチツールはInstagram,TwitterなどのSNSやユーザー行動データ、アンケートなどからユーザーの声を収集&分析できる ・目的を明確にし、数値化した情報を分析して仮説と検証を繰り返すことでツールをさらに効果的に活用できる |
セールスプロモーション(SP)に活かせるリサーチツールは数多くありますが、ツールごとにさまざまな特徴を持っています。
「他社に差をつけたい」「マーケティングにおける新たな一手のヒントを掴みたい」という方には、先ほどご紹介した「AIGENIC」がおすすめです。
AIが情報を収集・分析する「AIGENIC」なら、ソーシャルリスニングやリサーチを効率的にすすめやすくなります。
また、ツールを導入することでデータ収集・分析は社内で完結できます。外部委託する必要がなくなり、コストを抑えられるという点も大きなメリットとして挙げられるでしょう。
資料は無料なので、ぜひ以下から気軽にダウンロードしてみてください。
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