- 展示会ノウハウ
【事例10選】展示会ディスプレイのコツ|パネル・展示台・什器・モニターの選び方
公開日 2026.10.21 /更新日 2026.10.22

しかし、通路を歩く人が1つのブースの前を通り過ぎる時間は、3秒ほどしかありません。
その短い時間で「何の会社か」を伝えられるかどうかは、パネルや展示台、照明、モニターといった展示会ディスプレイの工夫で大きく変わります。
この記事では、展示会ディスプレイを構成する4つの要素、集客できるディスプレイのコツ、アイテムの種類と選び方、参考にしたい事例10選、商材別の考え方を紹介します。
初めて出展する方も、前回の出展で手応えがなかった方も、ブースづくりの参考にしてください。
なお、「何から準備すればいいかわからない」「自社の商材に合ったディスプレイを知りたい」という方は、展示会のブース施工やツール制作を手がける「展示会マスター」にご相談ください。
出展の目的や予算に合わせて、来場者が立ち止まりやすいブースを一緒に考えます。
Contents
展示会ディスプレイがブースの成果を左右する理由

展示会ディスプレイがブースの成果を左右するのは、来場者がブースを見て「立ち寄るかどうか」を決める時間がとても短いからです。
明治安田新宿健診センターによると、人が歩く速さは秒速約1mが目安とされています。
展示会でよく使われる1小間は間口が約3mのため、来場者がブースの前を通り過ぎるのは約3秒しかありません。
つまり、この3秒で「何の会社か」「誰の役に立つか」が伝わらなければ、ブースは素通りされてしまいます。
会社の歴史や商品の細かい性能は、立ち止まってもらった後に伝えれば十分です。まずは、一瞬で内容が伝わるディスプレイを目指しましょう。
自分たちのブースが3秒で伝わるかどうかは、簡単に確かめられます。
ブースのデザイン案や過去の出展写真を同僚に3秒だけ見せて、「何の会社に見えたか」を答えてもらう方法です。
答えに迷うようなら、伝えたいことを詰め込みすぎている可能性があります。
展示会ディスプレイを構成する4つの要素

展示会のディスプレイは、モニター画面だけを指す言葉ではありません。ブースの看板やパネル、展示台、展示している商品そのものも含めて、ディスプレイと呼びます。
これらは役割ごとに、次の4つに分けると整理しやすくなります。
| 伝える | キャッチコピー、パネル、看板 |
| 見せる | 展示台、ひな壇、陳列棚 |
| 照らす | スポットライト、内側から光るパネル(LED内照式パネル) |
| 動かす | モニターの映像、実演、体験コンテンツ |
4つに分けて考えると、「パネルは作ったのに照明を忘れていた」「商品は並べたが、足を止める動きがない」といった抜け漏れを防げます。
ブースの準備を始めるときは、4つの要素がそれぞれそろっているかを確認してみてください。
次の章からは、この4つの要素に沿って、具体的なコツを紹介します。
集客できる展示会ディスプレイのコツ5選

ここからは、通路を歩く来場者に足を止めてもらうためのディスプレイのコツを5つ紹介します。
集客できる展示会ディスプレイのコツ5選
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キャッチコピーの作り方と置き場所、照明の当て方、商品を置く高さ、映像や体験コンテンツの使い方まで、すぐに取り入れられる内容ばかりです。
自社のブースに足りないものがないか、確認しながら読み進めてください。
1.「3秒」で伝わるキャッチコピーを作る
キャッチコピーには、会社名や企業理念ではなく、「誰の」「どんな悩みを」「どう解決する」のかを短く書きます。
企業理念は内容が抽象的になりやすく、通路を歩く来場者を呼び寄せる力が弱いためです。
また、漢字が多く並ぶ文章は、一瞬では読み取れません。3秒で伝えるには、読んですぐに意味がわかる言葉を選ぶ必要があります。
たとえば、「製造現場の検品時間を半分にするAIカメラ」というキャッチコピーなら、「製造現場で働く人の」「検品に時間がかかる悩みを」「AIカメラで解決する」会社だと一目でわかります。
キャッチコピーを考えたら、3つの要素がすべて入っているか、声に出して読んで長すぎないかを確認しましょう。
2.キャッチコピーは通路から見える高い位置に配置する
キャッチコピーは、通路から見える高い位置に配置しましょう。
展示会が混雑しているときは、人垣で目線の高さが遮られてしまうため、何のブースか判断しにくくなります。
そこで、キャッチコピーを頭より上の高さに掲げると、遠くからも見えるため、何の出展者なのかがすぐに伝わります。
ただし、掲げられる高さには上限があります。小間の高さには「2.7m以内」などの制限があり、展示会によって異なるため、出展規程で確認してください。
文字の大きさも大切です。公共サインの基準では、10m先から読むなら和文で40mm以上が最低ラインとされています。
1〜2m先なら9mm以上、4〜5m先なら20mm以上が目安です。
展示会の会場は混雑していたり、照明の条件が違ったりするため、最低ラインより大きめの文字にするのがおすすめです。
デザインが決まったら原寸で印刷し、離れた位置から読めるか確かめましょう。
設営日にも、通路の端から見え方を確認しておくと安心です。
3.主力商品は通路側の手に取りやすい高さに置く
主力商品は、通路側の床から75〜150cmの高さに置きます。
この範囲は「ゴールデンゾーン」と呼ばれ、最も見やすく、手に取りやすい範囲とされています。
一方で、床に近い位置や頭より高い位置に置くと、来場者は商品に気づきにくいです。
立ったまま自然に目に入り、そのまま手を伸ばせる高さに置くことで、来場者に商品を見てもらえる機会が増えます。
また、展示台の高さを2〜3段階に変えて並べると、目線が一点に固まらず、ディスプレイにメリハリが出ます。
同じ高さの台ばかりが並ぶと単調に見えるため、高さに変化をつけることが大切です。
4.照明で主役の商品を照らし、ブースを明るく見せる
主役の商品は、会場の天井照明だけに頼らず、ブース専用の照明で照らします。
天井の照明だけでは、ブースが暗く、のっぺりとした印象に見えてしまいがちです。
人は光の当たる場所に自然と目を向けるため、見てほしい商品にスポットライトを当てると、来場者の視線を集められます。
また、照明の色にも気を配りましょう。
光の色合いは「色温度」と呼ばれ、K(ケルビン)という単位で表します。
温かみを出したい食品や雑貨には、オレンジがかった電球色(3000K)が合いますし、清潔感を出したい機械やIT、医療の商材には、白っぽい昼白色(5000K)などが向いています。
なお、照明を増やす場合は、使う電気の量(電源容量)の申請を求められることもあるため、注意が必要です。
設営の直前に慌てないよう、出展規程で早めに確認しておきましょう。
5.モニター映像や実演・体験コンテンツで足を止める
通路を歩く来場者に足を止めてもらうには、モニターの映像や実演、体験コンテンツのような「動き」のあるディスプレイが効果的です。
アルファノート株式会社が実施した「展示会における動画活用に関する実態調査」によると、展示会で動画を使っている担当者200名のうち、69.5%が「効果があった」と回答しています。
さらに、「期待以上の効果があった」「ある程度の効果があった」と答えた139名に効果の内容を聞いたところ、40.3%が「ブース前で立ち止まる来場者が増えた」と回答しました。
同じ調査によると、展示会で実際に上映されている動画の長さは「1分〜2分未満」が最も多い結果でした。
ただし、通りがかりの人がブースの前で映像を見るのは、ほんの数秒です。
最後まで見てもらえる前提で作るより、30秒〜1分程度にまとめ、どこから見始めても内容が伝わるように繰り返し流すのがおすすめです。
会場は騒がしく音声が聞き取りにくいため、音がなくても伝わるように字幕を入れましょう。
モニターはスタンドや壁掛けを使い、通路から見える高さまで上げることがポイントです。
体験コンテンツには、実機を動かして見せる実演、実際に触れるサンプル、タブレットを使った簡単な診断などがあります。
展示会ディスプレイに使うアイテムの種類と選び方

展示会ディスプレイには、パネル、展示台、什器、モニターなど、さまざまなアイテムを使います。
それぞれ役割や向いている使い方が違うため、特徴を知ったうえで選ぶことが大切です。
展示会ディスプレイに使うアイテムの種類と選び方
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ここでは、代表的な4種類のアイテムについて、種類ごとの特徴と選び方を紹介します。
展示用パネル・ボード
展示用パネル・ボードは、ブースの背面や側面に立てる大きな板です。会社名やキャッチコピー、商品の写真などを印刷して使います。
通路から最も広く見える面なので、来場者がブースを見たときの第一印象を左右します。主な種類は次の3つです。
| 通常のバックパネル | ・システムブース(主催者などが用意する、規格品のパネルを組み立てて作るブース)に標準で付くことが多い |
| LED内照式パネル | ・内側から光り、会場のなかでも明るく目立つ ・工具不要・短時間で設営できる製品もある |
| テンションファブリック | ・アルミの枠に、印刷した布を張る方式 ・軽く、持ち運びや再利用がしやすい |
このほか、布のタペストリーも軽くて持ち運びやすく、自分たちで設営しやすい方法です。
どのパネルを選ぶ場合でも、印刷面にはつやを抑えた素材を選ぶと、照明が反射して文字が読みにくくなるのを防げます。
選び方に迷ったら、とにかく目立たせたいならLED内照式パネル、毎回の出展で使い回したいならテンションファブリックを選ぶのがおすすめです。
展示台・ひな壇(六角柱・円柱・低床タイプ)
展示台は、商品を載せて見せるための台です。ひな壇は、高さの違う段を階段のように組み合わせた台で、たくさんの商品を一度に並べられます。
床や机に直接置くよりも商品が目線に近づくため、来場者に見てもらいやすく、手にも取ってもらいやすくなります。
形や高さによって、商品の見え方やブースの印象が変わる点も覚えておきましょう。
| 六角柱・円柱 | ・小物を1点ずつ見せたいときに向いている ・高さの違うものを並べると、メリハリが出る |
| ひな壇 | ・商品の数が多いときに便利 ・展示台の上に小さな台を重ねて、ひな壇のように使う方法もある |
| 低床タイプ | ・高さの低い台で、大型の製品に向いている ・背中合わせに置くと両面から見られる |
置き方には、主に次の3つのパターンがあります。
・壁付け:壁に沿って並べる、最も基本的な置き方
・アイランド:複数台を前後左右に、島のように置く置き方
・背中合わせ:2台を背中合わせに置き、両側から見られるようにする置き方
商品の数や大きさ、ブースの広さに合わせて、台の種類と置き方を組み合わせてみてください。
ディスプレイ什器
ディスプレイ什器は、受付カウンター、カタログスタンド、看板を立てるスタンドなど、ブースの運営や案内に使う道具をまとめた呼び方です。
商品を目立たせる展示台に対して、什器は「来場者を迎える」「資料を渡す」「ブースへ案内する」といった役割を担います。
どこに何を置くかで来場者の動き方が変わるため、置き場所まで考えて選びましょう。
| カウンター | ・受付や名刺交換、接客の起点にする |
| カタログスタンド | ・通路側に置き、資料を気軽に持ち帰ってもらう |
| スタンドサイン・フロアサイン | ・通路で目を引き、ブースへ誘導する |
配置の基本は、通路側に目を引く看板や短い説明を置き、興味を持った人をブースの奥にある商談用のテーブルへ案内する流れを作ることです。
人の出入りが多いブースでは、入口と出口を分けておくと混雑しにくくなります。
角小間のように通路に面する面が2つ以上ある場合は、開いている面の片側を入口に、受付カウンターの横を出口にするのがおすすめです。
入口から入った来場者が展示を見て、受付カウンターの横から出ていくという一方向の流れができるため、入ろうとする人と出ようとする人がぶつからず、ブース内に人がたまりにくくなります。
モニター・デジタルサイネージ
デジタルサイネージとは、モニターに映像や文字を映して案内する電子看板のことです。
展示会では、会社や商品の紹介映像を繰り返し流したり、製品の使い方を実演して見せたりするのに使います。
モニターのサイズは、見てもらう距離から逆算して選びます。小さすぎると通路から見えず、大きすぎると小間を圧迫してしまうためです。
見やすい距離の目安は、「画面の縦の長さ×3」です。
たとえば55インチのモニターは画面の縦が約68cmなので、約2m離れた位置から見るのにちょうどよいサイズになります。
設置方法は、主に次の3つです。
・スタンド:高さを出せるため、通路から見せたいときに向いている
・壁掛け:床に場所を取らないため、狭いブースでも使いやすい
・卓上:来場者の手元で操作してもらう実演に向いている
見せたい内容と見てもらう位置に合わせて、サイズと設置方法を選びましょう。
参考にしたい展示会ディスプレイ事例10選

ここからは、実際の展示会で使われたディスプレイの事例を10個紹介します。
参考にしたい展示会ディスプレイ事例10選
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それぞれの事例について、出展者が抱えていた課題やディスプレイでの工夫、自社のブースに取り入れられるポイントについてまとめています。
商材や目的が近い事例から、ぜひ参考にしてください。
1.建築現場向け監視カメラのオープン型ディスプレイ

建築現場向けの監視カメラサービスを提供する会社のブースです。
このサービスの魅力を知ってもらうには、ブラウザ上での操作を実際に体験してもらう必要がありました。
そのためには、来場者にブースのなかまで入ってもらわなければなりません。
そこで、通路沿いにコーナー什器を置き、入口を1か所に絞らず、さまざまな方向から入れるオープンなブースにしました。
色は紫とグレーの会社のイメージカラーで統一し、まとまりのある印象に仕上げています。
入りやすさは体験してもらえる人数に直接関わるため、体験を中心にしたブースでは、入口の作り方から考えるのがおすすめです。
2.2色の配色とフォトスポットで世界観を伝えたディスプレイ

韓国のペット用品ブランド「arrr」のブースです。
このブランドは、商品を並べるだけでなく、ブランドが持つ雰囲気を空間全体で伝えたいと考えていました。
そこで、配色を2色に絞って統一感を出し、犬連れの来場者向けに写真撮影ができる場所を設けました。
展示棚は最小限にして通路を広く確保し、卓上に置いたQRコードからオンラインショップへ案内しています。
このように、来場者の「写真を撮りたい」「その場で買いたい」という行動をブースのなかにあらかじめ用意しておくと、ブースでの体験がブランドの印象として残りやすいです。
来場者が自然に取りたくなる行動を想像し、それができる場所や仕組みを考えてみてください。
3.短い言葉と配色で、目に見えないサービスを伝えたシンプルディスプレイ

匂いをデータにするサービスを提供する会社のブースです。
匂いは目に見えないため、通路から見ただけでは何の会社なのかが伝わりにくいという課題がありました。
そこで、壁面に短い言葉を大きく掲げ、サービスの内容が一目でわかるようにしました。
色は白を基調に青を差し色として使い、展示台にはロゴだけを置いて、伝える情報を絞っています。
展示できるものがないときこそ、キャッチコピーを主役にしましょう。
ブースに置くものを減らすほど、掲げた言葉が目立ちます。無理に展示物を増やそうとせず、言葉と配色で伝える方法も選択肢に入れてみてください。
4.画像プリントサービスの体験型ディスプレイ

国際道具展に出展した、スマートフォンの画像からスキンシールやスマートフォンケースを作れるサービスのブースです。
このサービスの強みは、誰でも手軽に注文できる点です。その手軽さを、来場者にその場で実感してもらいたいと考えていました。
そこで、完成品を展示して仕上がりを見せ、手持ちのパネルと見本を立てるスタンドで使い方を伝えました。
さらに、QRコード付きの自立式看板を置き、来場者がその場でサービスを試せるようにしています。
体験のハードルを下げるには、スタッフの声かけも欠かせません。
スタッフがパネルを手に持って「今すぐできる」と伝えることで、来場者は気軽に立ち止まれるようになります。
5.衣装レンタル・撮影サービスの実績訴求型ディスプレイ

衣装のレンタル、撮影、スタジオをまとめて提供するサービスのブースです。
このサービスは、すべてを一括で頼める点が強みです。その強みを伝え、競合する出展者と差をつけたいと考えていました。
そこで、鮮やかな色をブース全体に使い、有名YouTuberの利用実績やキャンペーンの情報を壁面に掲示しました。
さらに、実際にレンタルできる衣装も展示し、来場者から「一番目立っていた」という声が上がっています。
目立つ「色」で通路から見つけてもらい、「実績」で信頼してもらうと、初めてサービスを知る来場者にも安心感を持ってもらいやすいです。
そのうえで実物を展示すれば、サービスの中身を具体的に見せられます。
6.ハルナプロデュースの試飲ディスプレイ

「CHABAA」シリーズなどのドリンクを製造・販売する、ハルナプロデュースのブースです。
過去に木工で作り込んだブースで出展したときのイメージは残しつつ、よりシンプルで予算を抑えたブースにしたいという要望がありました。
あわせて、大量のドリンクを置く在庫スペースと、試飲を出しやすい設計も必要でした。
そこで、規格品のシステムパネルを使わず、軽くて加工しやすいスチレンパネルだけでオリジナルの構造を設計しています。
ドリンクの在庫置き場はブースと継ぎ目なく一体化させ、レイアウトはシンプルに保って試飲しやすい動線をつくっています。
試飲やサンプル配布をするなら、「在庫の置き場」と「配る動線」を最初に設計しておくことが重要です。
素材もシステムパネルや木工にこだわらず、見せたい印象と運営のしやすさで選びましょう。
7.社内イベント企画支援「Cultive」の商談型ディスプレイ

社内イベントの企画を手助けするサービス「Cultive」のブースです。
形のないサービスのため、その価値をどう伝え、商談につなげるかが課題でした。
そこで、壁面にイベントの実例を多数掲示し、企画から実行までの流れも図で見せました。
さらに、ブース内に商談スペースを設け、モニター台と展示台も配置しています。
無形商材のブースでは、「実例→流れ→商談」の順に動線を設計すると、来場者を商談まで自然に案内しやすくなります。
まず実例で「何ができるか」を伝え、次に流れの図で「頼んだらどう進むか」をイメージしてもらいます。興味を持った来場者は、そのまま商談スペースへ案内しましょう。
8.80インチの大型モニターで性能を伝えた翻訳ツールの実演ディスプレイ

59か国語に対応する翻訳ツールのブースです。
翻訳の性能は、パネルに書いた説明だけでは伝わりにくいという課題がありました。
そこで、80インチの大型モニターで翻訳の様子を実演し、通路からも見えるようにしました。
ブースの奥には複数のPCを置き、来場者がその場で翻訳を試せるようにしています。
色はWebサイトに合わせた2色の配色でまとめました。
「通路側で大きく見せる、ブース奥で触ってもらう」という2段構えの配置にすると、遠くからでも気づける大きな映像で足を止め、興味を持った人には実際に操作してもらえます。
また、ブースの色をWebサイトとそろえておくと、来場者が会期後に検索したときも、同じ会社だと気づきやすくなります。
9.アートギャラリーのようなディスプレイ

画像出典:bolda
ホテル&レストランショー2020に出展した、ホテル用アメニティを扱う山陽物産のブースです。
扱う商品が多く、少し大きめのブースだったため、単調に見せず、来場者にブース全体を見て回ってもらいたいという課題がありました。
そこで、ひな壇と展示台のセット4台を、前後左右に島のように置くアイランド配置にしました。
三角柱のディスプレイには棚を足して展示量を増やし、高さの低い展示台は背中合わせに置いて両側から見られるようにしています。
展示台を壁際に並べず島のように置くと、アートギャラリーのように、来場者がブースのなかを歩きながら商品を見て回りやすくなります。
10.壁を低くして開放感と見通しのよさをつくったディスプレイ

東京ビッグサイトで開催された「ライフスタイルWeek夏」に出展した、ニフティカラーズのブースです。
カラフルな商品が多く、ブースの装飾と商品の色がぶつかりやすいという課題がありました。
そこで、ブース内の壁をできるだけ低くし、開放感と見通しのよさを重視しました。
ブースの前側と後ろ側で床の素材と壁の色を変えて単調さを避け、全体の色は木目と白を基調にしています。
通路側の壁を低くし、高さは背面の壁だけで出すと、ブース全体がすっきりと見えます。
商品がにぎやかなときほど、ブースの装飾は引き算でシンプルにまとめましょう。
そうすることで、主役である商品の色が引き立ちます。
【商材別】ディスプレイの考え方

展示会ディスプレイの考え方は、扱う商材に形があるかどうかで変わります。
製品や機器のような有形商材は「実物をどう見せるか」、サービスやITのような無形商材は「目に見えない価値をどう見える形にするか」がポイントです。
【商材別】ディスプレイの考え方
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ここでは、それぞれの考え方を紹介します。
有形商材(製品・機器)
製品や機器など形のある商材は、実物を通路側に置き、触ったり動かしたりできる状態にしておきます。
実際に手に取って試せることは、展示会ならではの強みです。
Webサイトやカタログでは伝わりにくい大きさや重さ、手ざわり、動きを、来場者にその場で体感してもらえます。
たとえば、次のような見せ方があります。
| ・実機を動かしながらの実演 ・来場者に使ってもらう試用 ・食品や飲料であれば試食・試飲 |
また、主力の製品は「4.主力商品は通路側の手に取りやすい高さに置く」で紹介した、床から75〜150cmの「ゴールデンゾーン」に置きましょう。
最も見やすく手に取りやすい高さに置くことで、通りがかりの来場者にも気づいてもらいやすくなります。
無形商材(サービス・IT)
サービスやITのような形のない商材は、展示できる「もの」がないため、何の会社なのかが伝わりにくいという難しさがあります。
そこで、目に見えない価値を「比べる」「数字で示す」「試してもらう」ことで、見える形にします。
たとえば、次のような方法です。
| ・導入する前と後を比べたパネルを作る ・導入事例の数字(短縮できた時間、減らせたコストなど)を大きく掲げる ・タブレットで実際の画面を見せたり、簡単な診断をしてもらったりする |
配置は、通路側ではサービスの概要を短く伝え、ブースの奥で詳しく説明する形にするのがおすすめです。
関心の浅い人には通路側で概要だけを知ってもらい、関心の深い人をブースの奥へ案内できるため、来場者に合わせて伝える内容を変えられます。
展示会ディスプレイの相談は「展示会マスター」へ

展示会ディスプレイは、キャッチコピーや照明、展示台の配置など、考えることが多くあります。
自社だけで準備するのが難しいと感じたら、展示会のブースづくりに慣れた会社に相談するのも1つの方法です。
「展示会マスター」は、この記事で紹介した事例のように、さまざまな業種の展示会ブースの施工や、展示会で使うツールの制作を手がけています。
有形商材か無形商材か、試飲や体験をするかどうかなど、出展の目的に合わせたディスプレイを一緒に考えられるのが強みです。
「3秒で伝わるブースにしたい」「前回の出展より多くの人に立ち寄ってもらいたい」といった相談も受け付けています。
展示会ディスプレイについて迷っていることがあれば、まずは気軽にお問い合わせください。
伝える・見せる・照らす・動かすの4要素で、足を止める展示会ディスプレイをつくろう

展示会の来場者が、1つのブースの前を通り過ぎる時間は約3秒しかありません。
その短い時間で「何の会社か」「誰の役に立つか」を伝えられるかどうかが、ブースの成果を左右します。
ディスプレイを考えるときは、「伝える」「見せる」「照らす」「動かす」の4つの要素に分けて整理しましょう。
あわせて、扱う商材に形があるかどうかによって、実物の見せ方や、目に見えない価値の伝え方を工夫することも大切です。
紹介した事例も参考にしながら、自社に合った展示会ディスプレイをつくってみてください。
とはいえ、キャッチコピーの考え方から照明、展示台の配置、映像の準備までを、通常の業務と並行して自社だけで進めるのは大変です。
「どのアイテムを選べばいいか迷っている」「自社の商材に合ったディスプレイがわからない」という方は、ぜひ「展示会マスター」にご相談ください。
さまざまな業種の展示会ブースを手がけてきた事例・経験をもとに、出展の目的に合わせたディスプレイをご提案します。
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