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【企業インタビュー】nide Inc.(ニード)/「知って、考えて、つ くる」_ブランド戦略からアウトプットまで、クライアントの利益最大化 を支援するクリエイティブエージェンシー
公開日 2024.12.25 /更新日 2024.12.26
株式会社ニードは、2006年に設立された東京に拠点を置くクリエイティブエージェンシーです。デザインを通して、クライアントの企業価値を最大限に伝えることが同社のミッションです。仕事の分野を限定しないスタイルにより幅広い知見を持ち合わせ、そのデザイン・技術力・ディレクションスキルを活かしたクリエイティブの制作は、お客さまから大きな信頼を得ています。
今回は同社のサービスや強みについて代表取締役の飯島様にお話を伺いました。
ニードの強みポイント! 知って、考えて、つくる_クライアントの利益を最大化するクリエイティブ力 ● 知って|事業・サービスを深く理解し施策の本質に向き合う洞察力 ● 考えて|効果的にメッセージを伝える思考力と言語化力 ● つくる|徹底的な思索により導いた策を、豊富な経験により蓄積されたロジックに基づき 制作するクリエイティブ力 |
店舗プロデュースから企画・デザイン・設計など幅広い対応が可能
まずは、貴社サービスの概要を教えてください。
弊社は東京に拠点を置くクリエイティブエージェンシーで、ブランド戦略から企画・デザイン・設計まで幅広いサービスを提供しています。
例えば、展示会の企業ブースの企画提案・制作をはじめ、店舗のデザイン・設計から予算管理なども含めた店舗コンサルティングや、Webサイト、プロダクト、映像コンテンツなどの制作などです。
サービスの特徴について教えてください。
弊社の特徴は、デザイン力を軸に<アウトプットを横断して一貫したクリエイティブを提供>できる点です。概要でお伝えしたとおり、特定の分野に限定されない幅広いアウトプットを自社で提供できるため、各施策の方向性がブレることなくプロモーション全体をプロデュースすることが可能です。
また、もう1つの特徴として、クリエイティブの制作によって「クライアントの成果を上げる」ことにこだわっている点も挙げられます。企画段階から一緒に構想を練ることもあり、たとえば「いい感じに展示会に出展したい」という曖昧な構想の段階からでも、成果が出る展示会の企画・デザインをご提案することが可能です。
まずは、クライアントからヒアリングしたさまざまな情報を整理して、やりたいことを言語化することからお手伝いします。
これらのことから、一度ご依頼いただいたクライアントとは、多くの場合、単発ではなく「長期的な関係」を築かせていただいています。仕事に取り組むスタンスやサービスの品質などを評価していただいていると自負しています。
現場で培ったナレッジの積み上げによるアウトプットの幅が武器
貴社サービスの強みについて詳しく教えてください。
ニードでは、すべての案件において『知って 考えて つくる』ことを重んじ、クライアント利益の最大化を図るクリエイティブを目指しています。ニードでは、すべての案件において『知って 考えて つくる』ことを重んじ、クライアント利益の最大化を図るクリエイティブを目指しています。
ニードの強みポイント! 知って、考えて、つくる_クライアントの利益を最大化するクリエイティブ力 ● 知って|事業・サービスを深く理解し施策の本質に向き合う洞察力 ● 考えて|効果的にメッセージを伝える思考力と言語化力 ● つくる|徹底的な思索により導いた策を、豊富な経験により蓄積されたロジックに基づき制作するクリエイティブ力 |
▼強み① 知る|事業・サービスを深く理解し施策の本質に向き合う洞察力
まずは、クライアントの事業やサービスを深く理解することに重点をおいています。クライアントでさえまだ認識できていない課題を見つけられるくらい深く理解しようと努めることが大切です。潜在的な課題を特定することにより、より最適な施策の選択ができます。
クライアントの課題を十分に理解し価値を向上させるためには、議論を重ねて施策の本質に向き合うこともあります。ときには目的をヒアリングしたうえで「施策をやらない」というのも選択肢の1つなので、その場合はきちんとお伝えしています。施策をやる理由だけでなく、やらない選択肢もしっかり提示することで、最終的にクライアントの利益につなげられると考えているからです。
▼強み② 考える|効果的にメッセージを伝える思考力と言語化力
「知る」工程で浮かび上がった課題に対して、何を・どのように伝えれば正しく効果的にサービスや商品を訴求できるか、「言葉」「場所」「お客様」などの切り口から徹底的に検討・推考します。
- 言葉:成果に繋がるメッセージとは何か
- 場所:効果的に伝えるには、どこにメッセージをおけばいいのか
- お客様:どのようなお客様に対してメッセージを伝えたいのか
たとえば、既存のアルコール飲料品を販売する企業で「新規層に向けた認知拡大だけではなく、購入につなげたい」という課題があるとします。購入につなげるためには、まずは飲み方のシーンを想起させるような強いコピーが必要です。さらに、どこで、どのような年齢層に、どのような方法で伝えることが効果的かリサーチを行い、プロモーションの方向性を組み立てます。キャンペーンや冊子配布など、さまざまなアウトプットを検討し、クライアントへ提案します。本質的な成果につながるか議論したうえで、豊富なノウハウの中から最適な案を選択してクリエイティブの制作をすすめるのです。
▼強み③ つくる|徹底的な思索により導いた策を、豊富な経験により蓄積されたロジックに基づき制作するクリエイティブ力
弊社のデザイナーは、なぜそのデザインを採用したのかを明確に説明することができます。それはデザイナーの主観や感覚ではなく、明確なロジックをもとにデザインを行っているからです。
たとえば「文字をもう少し大きくしたい」という要望があれば、ただ単に文字を大きくすればいいだろうと解釈して修正するだけでは終わらせません。クライアントには、文字を大きくしたい理由があるはずです。そのクライアントの真の要求を理解し、その理由が「この部分を目立たせたい」という意図であれば、大きさだけでなく、文字のフォントや色などを含めて最適な案を提示します。
特に展示会のブース設計では、通り過ぎていく来場者に短い時間で情報を伝える必要があります。弊社では、文字の大きさだけでなく、人の動線や視線の高さ、効果的な色使いなど、蓄積されたさまざまなロジックに基づいて制作することが可能です。
貴社が手掛けたクリエイティブ事例を教えてください。
音声関連ソフトウェア、ソリューション開発・販売をしている事業者様の事例では、展示ブース全体の構成をご提案をしました。展示会のブースにはメインコピーを掲げる部分・ノボリ・小さなボードなど、さまざまな要素があり、誰に何をどう伝えるかによってクリエイティブを最適化することが必要です。
この事例では、同社のサービスの強みをアピールすることと認知を上げることを目的とし、以下3点を重視して制作しました。
①0.3秒で興味を持ってもらえるキャッチコピー
短い時間でも興味を持ってもらえるキャッチコピー来場者がブースを通り過ぎる時間は約3秒程度です。人間の目線が1カ所に留まる時間はさらに短く、約0.3秒ほどと言われています。さらに、その0.3秒で判読できる文字数は、15文字程度です。そのため「何を出展している会社なのか」「何ができるサービスなのか」などの来場者が求めている情報を、0.3秒で興味を持ってもらえるキャッチコピーを用意しました。
②来場者に足を止めてもらう実演コーナー
展示会では、集客したいお客様の属性によって集客方法を考えなければなりません。コンパニオンを起用してブースの前でノベルティ―を配布する方法は、逆効果の場合もあります。この事例では、来場者に足を止めてもらう工夫として、実演コーナーを用意しました。実際に試せることで、来場者が音声・音響のデータ活用をイメージしやすく、スタッフが説明するきっかけにもなります。立ち止まっている人が多ければ、気になって足を止める人が増えます。足を止めてくれた方に実演しながらサービスを紹介することで、別の立ち止まった人にも説明している状況が作れました。
③サービス説明のための導入事例紹介
興味を持って足を止めてくれた来場者に、導入事例や実績をベースにサービス紹介ができる展示パネルを設置しました。目的のある来場者にとって一番知りたい情報を、わかりやすくパネルにまとめて、ブースの出展者へ追加で知りたいことを質問しやすくする雰囲気づくりが大切です。
私たちはクライアントのビジネスを深く理解し、クライアントにとっての価値につながることを重視したいと考えています。
これからも表層的なテクニックだけでなく施策やデザインの本質を追求し、クライアントに貢献していく所存です。また、施策のご予算が合わない時は、他社をご紹介し品質面を弊社がディレクションすることも可能です。まずは安心してご相談ください。
(取材:佐々木ゴウ、執筆:藤原達矢、編集:大森ろまん)
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