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「販促の事例が知りたい」
「販促の事例を参考にして、自社での施策に活かしたい」
このようにお考えではありませんか?そこで本記事では、以下について解説します。
<本記事でわかること>
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ターゲットに刺さる販促アイディアを見つけるためにも、ぜひ最後までご覧ください。
なお、販促については「【成功事例あり】販売促進(販促)とは?種類・手法から広告・営業との違いまで解説」でまとめていますので、参考にしてください。
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販促アイディア・キャンペーン事例10選
- 什器活用でブランディングした「アイセイ薬局」
- AI活用により新たなPOPを制作した「キリンビバレッジ」
- 人気アニメとカップ麺をコラボした「日清食品」
- 家具の定額サービスを開始した「無印良品」
- LINE経由でEC売上を伸ばしたコスメブランド「SABON」
- Googleマイビジネスの一括管理でコスト削減したスーパー「ベルク」
- アプリ活用で店舗の混雑状況を見える化した「ナノ・ユニバース」
- アパレルブランドとのノベルティを配布した「コカ・コーラ」
- クラウドファンディングで注目を集めた「串カツ田中」
- SNSでの参加型キャンペーンを実施した「ロッテ」
ここで、売上を伸ばした施策や注目を集めた販促事例を紹介します。
事例1. 什器活用でブランディングした「アイセイ薬局」
株式会社アイセイ薬局は、店舗に並べる什器の活用でブランディングに成功しました。同社が課題としてあげていたのは、業界における他店との差別化です。
そこでアイセイ薬局は、健康情報の発信に力を入れます。
什器を活用して健康にまつわる情報を発信しつつ、関連商品を取り扱う企画物販を実施しました。
この取り組みにより患者とのコミュニケーションが円滑になり、他店との差別化を図ることに成功しました。
事例2. AI活用により新たなPOPを制作した「キリンビバレッジ」
ここでご紹介するのは、AIを活用して販促物を制作した、キリンビバレッジ株式会社の事例です。
同社は商品POPの制作にあたり、「マンネリ化から抜け出し顧客へ刺さる訴求がしたい」と考えていました。
そこで活用したのがAIです。SNS投稿から消費者の行動や感情をAIが自動分析し、分析結果をPOPデザインへ反映させました。
結果として、消費者に響く訴求やデザインを活かした販促物の制作を実現します。さらに、導入前は数ヵ月かかっていた制作期間を、導入後は約1ヵ月まで短縮しました。関連記事
事例3. 人気アニメとカップ麺をコラボした「日清食品」
食品加工会社の「日清食品株式会社」は、2021年10月に人気アニメとのコラボ限定商品を発売しました。
コラボしたのは、当時の大人気アニメ『鬼滅の刃』です。
このキャンペーンは、同社のカップ麺『日清のどん兵衛』『日清焼きそばU.F.O.』の45周年を記念する特別企画です。
SNSの公式アカウントをフォロー&リツイートすることで、当選者に限定グッズがプレゼントされる施策も同時に行われました。
・参考記事:https://www.nissin.com/jp/news/9978
事例4. 家具の定額サービスを開始した「無印良品」
小売業を展開する株式会社 良品計画は、2020年7月に家具の月額定額サービスを開始しました。
「必要なモノを必要な期間だけ利用する」といった、モノへの新しい価値観に対応すべくはじめたサービスです。
顧客は1〜4年までの4つのプランから利用期間を選択します。また終了後は、買い取り・契約延長・返却の3つから使い道を自由に選べます。
店頭で商品を売るという形にとらわれず、時代に合わせたサービスを展開しようとする同社の姿勢が垣間見える施策です。
事例5. LINE経由でEC売上を伸ばしたコスメブランド「SABON」
イスラエル発のコスメブランド「SABON」は、LINEを活用した施策に取り組みました。
実店舗へ訪れた顧客にLINE公式アカウントへ「友だち追加」をしてもらい、コミュニケーションを図ります。
送信するメッセージは
- 顧客情報・購入履歴に合わせる
- ブランドの世界観を訴求する
など、配信内容に工夫をこらしている点も特徴的です。
他にも、オンライン接客やバーチャルストア開設といった独自のサービスを展開し、顧客満足度の向上に努めています。
同社の施策は功を奏し、EC売り上げのうち約3割がLINE経由という結果をもたらしました。
事例6. Googleマイビジネスの一括管理でコスト削減したスーパー「ベルク」
食品スーパーマーケットを運営する株式会社ベルクは、Googleマイビジネスを一括管理できるツールを導入しました。
Googleマイビジネスとは、Googleのサービス(※)上で顧客とコミュニケーションが取れたり店舗情報を載せたりできるツールです。
(※Googleマップ、Google検索など)
ツールの導入によりマップ情報や口コミの分析をズムーズに行い、顧客満足度の向上を目指しています。
また、Googleマイビジネスだけでなく、各SNSの店舗アカウントを一括管理できるようになったことで、コストの削減にも繋がりました。
事例7. アプリ活用で店舗の混雑状況を見える化した「ナノ・ユニバース」
アパレルショップを展開する「ナノ・ユニバース」は、公式アプリ上で店舗の混雑状況を見える化するサービスを導入しました。
コロナ禍で感染対策が求められる中、来店前に店舗内の混み具合を確認できるようにしたのです。
公式アプリでは15分ごとに混雑状況が更新されます。また、前後の時間帯と合わせて表示することで、相対的な混み具合が把握できる仕様です。
「安心してショッピングしてもらいたい」という同社の思いが込められており、顧客体験の向上にもつながる施策となっています。
事例8. アパレルブランドとのノベルティを配布した「コカ・コーラ」
清涼飲料の製造・販売を手掛ける日本コカ·コーラ株式会社は、人気ブランドとコラボしたノベルティを配布しました。
コラボしたのは、アパレルブランドBEMSの協業ビジネスブランドである『BEAMS DESIGN』です。
ペットボトルのラベルに付いているバーコードを集めて応募すると、希望する限定グッズが必ずもらえるというキャンペーン内容です。
日頃から愛用している顧客はもちろんのこと、『BEAMS DESIGN』のファンも新規顧客として見込める施策でした。
事例9. クラウドファンディングで注目を集めた「串カツ田中」
外食チェーン店を展開する株式会社串カツ田中ホールディングスは、タレントが参加したクラウドファンディングで注目を集めました。
同社は、クラウドファンディングでリターンを用意しています。その一つが、期間限定で命名権を獲得できるネーミングライツの購入です。
ネーミングライツを購入したタレントは、期間限定で全国の店舗メニューなどに自身の名前が記載されました。
期間限定メニューやノベルティのプレゼントなども企画され、SNS上でも話題になりました。
事例10. SNSでの参加型キャンペーンを実施した「ロッテ」
最後にご紹介するのは、菓子やアイスクリームなどの製造・販売を手掛ける株式会社ロッテの販促施策です。
同社では「#禁断の雪見トースト」と銘打ち、公式サイトの特設ページでアレンジレシピを紹介しました。
いずれも簡単に作れるものばかりで、ついつい真似したくなるレシピです。同時に、SNSを活用した参加型キャンペーンも実施します。
フォロワーの投稿によって商品の魅力がさらに拡散され、参加型キャンペーンの長所を見事に活用した施策でした。
販促を成功させる3つのポイント
ここからは、販促を成功させる3つのポイントについて確認していきましょう。
- 目的・ターゲットを明確にする
- 定量調査だけでなく定性調査もおこなう
- 仮説・検証する
では、それぞれ詳しく解説します。
ポイント1. 目的・ターゲットを明確にする
販促を実施する際は、目的・ターゲットを明確にしましょう。目的の違いによって、打つべき施策が変わるからです。
また、販促をおこなう上ではターゲットを明確にしておくことも欠かせません。なぜなら、ターゲットが曖昧なままでは適切な手法が選べず、狙った効果を得られない恐れがあるからです。
年齢や性別、家族構成などターゲットを具体的に設定し、ターゲットに刺さる販促を選ぶことが重要です。
ポイント2. 定量調査だけでなく定性調査もおこなう
消費者について深く知るために、定量調査だけでなく定性調査も行いましょう。
Web上や会場でおこなうアンケートなど、定量調査は重要です。定量調査では、調査結果が数字や量で明確に表れやすいという特徴があります。
定量調査の例は、下記のとおりです。定量調査の例
- その場ですぐに答えやすい質問をおこなう街頭でのインタビュー
- 新製品の試供品を自宅に送り、対象者から感想や評価をもらうホームユーステスト
定性調査とは、数値では測れない生活者の「感情」や「理由」などを探るためにおこなう調査方法です。生活者のニーズや行動に至った理由などを把握しやすいという特徴があります。
以下に、定性調査の例を記載します。定性調査の例
- ユーザーが実際に商品を手に取るまでの過程を観察する行動観察調査
- さまざまな属性(年齢・性別・職業など)のモニターに自由な発言をしてもらうグループインタビュー
どちらかだけをおこなうのではなく、定量調査と定性調査を併用して消費者をさらに理解しましょう。
ポイント3. 仮説・検証する
ただ販促を実行するだけでなく、仮説を立てて検証することが大切です。行った施策を分析し、より結果を出すためのアイディアを探しましょう。
検証する項目の一例は、下記のとおりです。
- ターゲットや市場のニーズを適切にとらえていたのか
- どの施策にどれくらいの金額を投資するのが良かったのか
- 販促のタイミングはベストだったのか
PDCAサイクルを回すことで、自社にとって最適な販促手法を見つけやすくなります。仮説と検証を繰り返し、最善案を探しましょう。
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本記事のまとめ
- 販促を成功させるポイントは、目的・ターゲットを明確にすること
- 定量調査と定性調査の併用により、消費者をさらに理解しやすくなる
- 販促の実施後に仮説を立てて検証することで、次のアイディアも生まれやすい
さまざまな販促施策がありますが、大切なのは消費者に寄り添った訴求をすることです。消費者の声も参考にして、売上アップにつながる販促を仕掛けましょう。
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