Contents
「ソーシャルメディアからユーザーの声を集めて、商品開発に活かしたい」「消費者の声を活用して業績をアップさせたい」
こんなお悩みはありませんか?サービスや商品の開発・販売の際には、「消費者の声」の把握が非常に重要です。
この記事では、ソーシャルメディアを活用した商品開発事例や、消費者の声を集める方法、活用のコツまで詳しく解説します。
消費者の声を確認しないまま販売を続けると、ブランドに対する信頼や、商品の売上低下につながるかもしれません。
商品開発を成功させて業績アップを目指したいとお考えの方は、ぜひ最後までご一読ください。
もし、「消費者の声を販促に活かしたいけど、どうすればいいかわからない」と考えているなら、販促のプロへの相談がおすすめです。
販促特化型のマッチングサイト「ハンソクエスト」では、販促相談員が消費者の声を分析し、販促に活用する方法を提案します。
100社以上の企業のノウハウをもとにアイデアを無料で提案しますので、まずは以下からお気軽にご相談ください。
ソーシャルメディアを使って消費者の声を活かした商品開発例3選
まずは、ソーシャルメディアを活用した商品開発例について紹介します。以下の3社の事例について、詳しく見ていきましょう。
|
1. 株式会社東急ハンズ「目に優しいグリーンノート」
1つ目に紹介する事例は、株式会社東急ハンズがとある高校生のツイートを切っ掛けに発売した「目に優しいグリーンノート」です。
グリーンノートとは、その名の通り記入する部分が薄い緑色になっているノートのことです。
ツイート内容は「視覚過敏なので、一般的な白いノートは反射により目が痛くなってしまい使用できない。以前購入していたグリーンノートが使いやすかったが、メーカーが倒産して手に入らなくなってしまった」といった内容で、多くの人に拡散されました。
そのツイートを目にした企業が様々な取り組みをはじめ、中でも株式会社東急ハンズはいち早く実店舗での販売を開始します。
同ノートは「視覚過敏ではなくても目が疲れにくく使いやすい」と大きな反響を呼び、累計販売数は2ヶ月で4,000冊近くに上りました。
2. 株式会社キングジム・株式会社ロフト「円周率ノート」
2つ目に紹介する事例は、株式会社キングジムと株式会社ロフトによる「円周率ノート」です。円周率ノートとは、ノートの罫線部分が円周率になっている少し変わったノートです。
ある日、株式会社キングジムの社員が公式Twitterアカウントにて、「円周率ノートを新商品として提案したが、社内会議により却下されてしまった」といった内容のツイートしました。
すると商品に対する数多くの意見が集まっただけでなく、そのツイートを見た株式会社ロフトの担当者が商品化を提案。
円周率ノートは実際に商品化されることになり、限定販売を開始するとノートはあっという間に売れ、驚くほどの人気商品となりました。
3. サッポロビール株式会社「百人のキセキ 魅惑の黄金エール」
3つ目に紹介する事例は、サッポロビール株式会社による「百人のキセキ 魅惑の黄金エール」です。
サッポロビール株式会社では、消費者と共同で新しいビールを開発する「百人ビール・ラボ」プロジェクトを実施。
積極的に消費者の声を集め、ユーザーの声を反映させながらビールの開発を進めました。
また同プロジェクトの企画として、17,000名のビール愛好家と「百人のキセキ 魅惑の黄金エール」を開発しています。
商品化されたビールは多くの反響を呼び、全国のコンビニエンスストアでも販売されることになりました。
商品開発でソーシャルメディアの声が重視される4つの理由
上記の事例のように、商品開発でソーシャルメディアの声が重視される主な理由は以下の4つです。
- 消費者の口コミ・評判がダイレクトに伝わる
- 潜在的なニーズを把握しやすい
- ブランドイメージが客観的にわかる
- 自社製品の思いがけない魅力に気がつける
1つずつ詳しく解説します。
1. 消費者の口コミ・評判がダイレクトに伝わる
特に大きな理由は、ソーシャルメディアでは消費者の口コミや評判がダイレクトに伝わるためです。
SNSを含めたソーシャルメディアでは、消費者が商品に対して感じたことを自由に発信しています。
当然ですが意見は人によって異なっており、「おいしかった」などのポジティブなものから、「以前の方がよかった」「〇〇な部分がよくなかった」などのネガティブな意見も見られます。
企業が実施するアンケート調査では、
- 一部の人の意見しか分からない
- サービスや商品のファンである人の意見が中心になってしまう
などと、商品開発に必要な意見が集まらないこともあります。
しかしソーシャルメディアを参考にすると、幅広い世代の人のダイレクトな意見を把握することが可能になります。
2. 潜在的なニーズを把握しやすい
消費者の潜在的なニーズを把握しやすいことも、ソーシャルメディアの声を重視する理由の1つです。
ソーシャルメディアには、投稿者が食べたものや行った場所など、自社の商品とは関係のない個人的な投稿も多くなされています。
そのような一見関係のない投稿には、他社商品についての意見やまだ開発されていない商品に対する要望などが書かれている場合もあり、潜在的なニーズの把握に繋がりやすいと言えます。
消費者の潜在的なニーズの把握は、商品の開発や改善に大きく役立つでしょう。
3. ブランドイメージが客観的にわかる
ソーシャルメディアの声により、自社ブランドのイメージの確認も可能です。
会社が想定しているイメージと、消費者が持つイメージが異なっている場合は、販売方法やターゲットを変更した方がよい場合があります。
よって自社ブランドについて発信している人の投稿内容や年代の確認は、大変重要な作業と言えます。
その際、競合他社のブランドイメージについても調査することで、自社の強みや改善点の発見も可能です。
4. 自社製品の思いがけない魅力に気がつける
自社製品の思いがけない魅力に気がつけることも、ソーシャルメディアの声を重視するポイントです。
ソーシャルメディア上での消費者の発信内容を確認すると、実際に自社の製品を使用している人の意見を多く集められます。
消費者の意見を集めることで、製品に対する意見だけでなく、自社製品の思いがけない魅力や、製品の活用方法を確認できる場合もあります。
さらに発売当初はターゲットとして意識していなかった層に使用されているなど、思いがけない発見があることもポイントです。
商品開発のためにソーシャルメディアで消費者の声を集める3つの方法
商品開発のためにソーシャルメディアで消費者の声を集めるは、どうすればよいのでしょうか。
ここでは、以下の3つの方法について解説します。
|
1.エゴサーチする
エゴサーチとはSNSの検索機能などを使用して、自社や自社製品についての検索を行い、消費者の意見を確認する方法です。
特にSNSはリアルタイムで更新されるため、新鮮な意見を確認できることが特徴です。
また商品を購入した人の感想だけでなく、購入を検討している人や、他社のサービスと迷っている人など、様々な人の意見を把握できます。
ただインターネット上には数多くの投稿があり、中には関係のない意見もあるため、時間がかかることがデメリットと言えます。
2.SNSでアンケートを実施する
TwitterなどのSNSでのアンケートも、消費者の声を集めるためには効果的な方法です。
TwitterやInstagramといったSNSでは、アンケート機能を利用してユーザーの意見を集められます。
ただSNSのアンケート機能は「2〜3つ程度の選択肢しか用意できない」「回答する文字数が制限されてしまう」などの特徴があるため、アンケートの内容は簡単に回答できるものに限られます。
しかしSNSでのアンケートは手軽に消費者の意見を集められるため、ちょっとした意見調査に使用する際はとても便利です。
また回答する際に商品やサービスについて確認することで、消費者の記憶に残りやすいとの特徴も存在します。
3.ソーシャルリスニングツールを使う
より簡単に消費者の意見を集めるには、ソーシャルリスニングツールの使用が便利です。
ソーシャルリスニングツールとは、ソーシャルメディアの投稿の中から、企業に必要な情報の収集・分析ができるツールのことです。
近年は様々なツールが開発されており、テキストだけでなく画像分析が可能・多言語に対応しているなど、多くの機能を持つツールもあります。
なお、おすすめのツールについては、後ほど紹介します。
もし、「消費者の声の集め方は把握できたけど、自社に合った方法がわからない」という場合は、販促のプロへ相談するのがおすすめです。
販促に特化したマッチングサイト「ハンソクエスト」では、消費者の声の集め方を販促相談員へ無料で相談できます。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
ソーシャルメディアからの声を商品開発に活かす3つのコツ
ソーシャルメディアの声を確認する際は、ただ意見を集めればよい訳ではありません。
ソーシャルメディアの声を商品開発に活かすためには、以下の3つのコツを意識することがポイントです。
|
1つずつ見ていきましょう。
1. 活用する目的を明確にする
いくら消費者の意見を集めても、情報を活用する目的が明確になっていないと、せっかくの調査が無駄になってしまうことがあります。
ソーシャルメディアには様々な意見が書かれているため、目的がはっきりしないと、内容に振り回されてしまいます。
調査を行う前には、「ソーシャルリスニングによって知りたいこと」「調査の目的」について明らかにしておきましょう。
2. 数値化して分析する
データを数値化しての分析も重要です。ソーシャルリスニングは、口コミの収集だけが目的ではありません。
投稿数や投稿に反応している人数など、様々なデータの数値化により、口コミなどの直接的な意見とは別の角度から消費者の意見を分析できます。
しかし数値だけに注目すると意見の把握が難しくなってしまうため、数値と意見の両方を活用することが重要と言えます。
3. すべての声を取り入れようとしない
ソーシャルメディア上には、ありとあらゆる意見が存在しています。
よって自社製品やブランドに関する内容だからと言って、その全てを拾ってしまうと、調査後の方向性を見失いかねません。
また意見を反映しすぎることで、商品の特性が失われ、他社と同じようなサービスになってしまうこともあります。
調査時はすべての意見を取り入れようとせず、開発や改善に役立ちそうなものだけを選んで反映させるとよいでしょう。
ソーシャルメディアの声を収集・分析するツール「AIGENIC」
ソーシャルメディアの声を収集すると言っても、収集作業を行うためには多くの時間や手間がかかります。
調査にかかるコストを減らし、消費者の声に沿った商品開発をするためには、ソーシャルリスニングツールの導入が効果的です。
AIGENICは、ソーシャルメディアの声を収集・分析するクラウドサービスです。
調査したい「商品名・サービス名・ブランド名」を登録するだけで、ソーシャルメディア上の画像やテキストから解析を行います。
|
上記のようなお悩みを解決したい場合は、以下より資料をダウンロードしてみてください。
ソーシャルメディアで集めた声を活かしてニーズに合う商品開発をしよう
<本記事のまとめ>
|
この記事では、ソーシャルメディアを活用した商品開発事例や、ソーシャルメディア上の声を集める方法について紹介しました。
ソーシャルメディアで消費者の声を集めると、生の声をいち早く確認できます。また製品に対する率直な意見を確認できるため、商品の開発や改善に大きく役立ちます。
もし、消費者の最新の声を販促に活かしたいなら、販促のプロに相談するのがおすすめです。
販促に特化したマッチングサイト「ハンソクエスト」では、販促相談員が消費者の声を販促にも反映する方法を提案します。
100社以上の企業のノウハウを軸にアイデアを無料で提案しますので、まずは以下からお気軽にお問い合わせください。
この記事に関するタグ