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POP活用でドラッグストアの売上を最大化させる4つのポイントとは?

公開日 2022.07.27 更新日 2023.11.01

「ドラッグストアで使用するPOPはどのように作ればいいの?」このようにお考えではありませんか。POPには多くの種類があり、それぞれに特徴や使い方が異なるため、売り場に合わせたPOPを使うことが大切です。

本記事では、ドラッグストアにおけるPOP製作のポイントをまとめました。魅力的な売り場をつくり、リピーターを獲得するためにもぜひご一読ください。

なお、ドラッグストアでよく活用される販促物は以下で紹介しているので、ぜひお気軽にチェックしてみてください。

>>ドラッグストアにおすすめの販促物について詳しく見てみる

ドラッグストアで売上アップするなら売り場に合うPOP製作がポイント

ドラッグストアは、医薬品だけでなく日用品なども購入する場所です。お客様のなかには、一週間に何度も店舗を訪れる人もいます。

お客様にお店を気に入ってもらえれば、リピーターとなり長期的な売上が期待できます。ただ、リピーターの獲得には、訪れる人に気に入ってもらえる売り場づくりが重要です。

売り場づくりに有効な販促物には、いろいろな種類があります。

その1つである手書きPOPは、お店のイメージや従業員の人柄が伝わり、そのお店ならではのコミュニケーション材料としてブランディングにつげられるツールです。

だた属人化しやすいため、経験値によってクオリティに差が生まれる懸念は否定できません。以上から、一定のクオリティを保ち狙った成果につなげたいのであれば、製作のプロのノウハウを活用することがおすすめです。

ドラッグストアでよく活用されるPOP9選

No.種類概要
1イラストPOPパーツプロが描いたイラストを使用した手書き風POP
2インバウンドPOPよくある訴求が他国語で書かれたPOP
3手書きPOPカードキャッチコピー入りの手書きPOPカード
4プライスPOP価格を記載するPOP
5スイングPOPゆらゆらと動きのあるPOP
6アテンションシール商品に貼り付けてアピールするシール
7下敷きPOP商品の下から陳列棚の前面に板紙を飛び出させるPOP
8音声POP人にセンサーが反応して自動で音声が流れるPOP
9電子モニター画像や動画で訴求する小型の販促モニター

ドラッグストアで活用されるPOPには、主に上記の9種類があります。では、1つずつ紹介します。

種類1. イラストPOPパーツ

特徴

・イラストが苦手でも、手書き風のPOPを簡単に作れる
・自分で書き込み、オリジナリティをアップできる
・剥離テープが付いているタイプもある

イラストPOPパーツは、手書き風のイラストが印刷されたPOPです。イラストを描くのが苦手でも、あたたかみのある手書き風のPOPを簡単に作れます。

お腹に手を当てて腹痛をイメージさせるものなど多彩なイラストがあるので、商品ターゲットに合わて訴求をおこなえます。売り場を通るお客様の目を引く効果があるので、売上アップにも有効的です。

イラストPOPパーツについて以下で紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

>>イラストPOPパーツについて詳しく見てみる 

種類2. インバウンドPOP 

特徴

・外国人観光客向けのPOP
・定番のキャッチコピーを外国語で訴求する
・裏面は再剥離テープが付いているタイプもある

インバウンドPOPとは、観光客へ向けたPOPです。「新商品」「おすすめ」「写真撮影OK」などのキャッチコピーを、日本語・英語・中国語・韓国語の4か国語で表しています。

よく使われるキャッチコピーが表記されているので、POPの内容を考えたり、外国語を調べたりする手間や時間がかかりません。外国語が書けなくても日本を訪れている観光客に向けて、商品の魅力をPOPで伝えられます。

日本語がわからない外国人観光客の商品訴求におすすめのアイテムです。インバウンドPOPについて以下で紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

>>インバウンドPOPについて詳しく見てみる

種類3. 手書きPOPカード 

特徴

・キャッチコピー入りの手書きPOPカードを書くのが苦手でも安心
・名刺サイズやはがきサイズなどある

手書きPOPカードは、キャッチコピーやイラストがすでに印刷されているので、POPを書くのが苦手な人でも安心して使えます。大きさは名刺サイズからはがきサイズまでさまざまです。

キャッチコピー入りのPOPカードなので、POP内容を考える手間や時間を最小限に抑えながら、自由度の高いPOPを作れることが特徴です。手書きで文字入れできるスペースもあるので、従業員の人柄も伝えられます。

低コストでそのお店ならではのPOPを製作したいときにおすすめの販促ツールです。なお、イラストPOPパーツについて以下で紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

>>手書きPOPカードについて詳しく見てみる

種類4. プライスPOP

特徴

・POPとプライスカードを組み合わせたもの
・値段と

プライスPOPは、POPに商品の価格が表記されているPOPです。価格と一緒に簡単な商品情報を伝えられるので、必要な情報をまとめて訴求できます。

いくら欲しい商品があっても、販売価格がわからないと購入に踏み切れない来店客は一定数います。購入機会を逃さないためにも、プライスPOPでわかりやすく伝えましょう。

なお、プライスPOPについて以下で紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

>>プライスPOPについて詳しく見てみる

種類5. スイングPOP

特徴

・スイングPOPが揺れるのでお客様の視線を集めやすい
・場所をとらないのでいろいろな場所に設置できる

スイングPOPは、ゆらゆら揺れるのでお客様の注意を集めやすく、設置スペースもとらずに誰でも簡単に設置できます。スイングPOPが人目につきやすく、効果を発揮しやすい場所は以下のとおりです。

  • レジ横やカウンターなどに設置してついで買いを狙う
  • 陳列棚の足元にある商品などの目につきにくい場所に設置
  • エアコン風が当たる場所に設置して立体的な動きを演出する
  • 同じ種類の商品が陳列されている箇所に設置して、狙った商品を目立たせる

周りがシンプルな場所ほど目立ちやすいので、設置するスペースを考えて売上アップにつなげることが大切です。スイングPOPについて以下で紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

>>スイングPOPについて詳しく見てみる

種類6. アテンションシール

特徴

・洗濯洗剤や化粧品ボトル、飲料水などに貼られている
・キャッチコピーを印刷し印象付けられる

アテンションシールは、商品を目立たせてお客様の興味を惹くときに使用されるPOPの1つです。アテンションとは、注目や注意といった意味があり、シールを貼ることで商品に注目を集める効果が期待できます。

洗濯洗剤に、「NEW」「抗菌」「増量」などのシンプルなキャッチコピーの書かれたシールがアテンションシールです。シンプルなキャッチコピーですが、お客様は一目で商品の効果やメリットを感じ取ることができ、商品購買につながります。

商品自体にシールを貼るので設置する場所に困らないですし、すぐに剥がせるため商品を傷つけることなく使用できます。テンションシールに文字がたくさん書かれていても読まれないおそれがあるので、シンプルなワンフレーズが効果的です。

アテンションシールについて以下で紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

>>アテンションシールについて詳しく見てみる

種類7. 下敷きPOP

特徴

・低コストでお客様にアピールできる
・下敷きPOPの上に商品陳列できるので、無駄なスペースなく設置できる

下敷きPOPの上に商品を陳列できるので、POPを設置するためのスペースを有効活用できます。ゴンドラの前面にPOP部分が飛び出す形状なので、POPの存在感がありお客様にアピールできます。

下敷きPOPについて以下で紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

>>下敷きPOPについて詳しく見てみる

種類8. 音声POP

特徴

・センサーやボタンを付けて反応して音声が流れる
・音声POP前を通る際の商品認知力が高い
・コンセント式と電池式のものがある

音声POPは、従業員の代わりに商品説明やおすすめポイントを紹介してくれる販促POPです。録音していた音声をリピート再生するだけではなく、音声POPの前を通ると人感センサーが働いて音声メッセージが再生されます。

店内で使用されるPOPはおもに視覚に訴えるものが多いのですが、聴覚に訴える音声POPも購買意欲を促す効果が期待できます。耳から入ってくる情報により商品名や特徴が刷り込まれ、自然と商品に興味を持ち、最終的には購入にいたるといった流れです。

コンパクトなものであれば、場所を選ばずに商品の近くに設置できるので、ダイレクトにプッシュセールスできます。音声POPについて以下で紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

>>音声POPについて詳しく見てみる

種類9. 電子モニター

特徴

・商品説明やPRを映像と音声で訴求する液晶モニター
・USBメモリやSDカードなどを挿入し、静止画や動画コンテンツを流します
・紙のPOPと差別化が図れやすい

電子モニターは、販売スタッフに代わって商品説明やPRを映像と音声で訴求する液晶モニターです。音や映像で商品を訴求できるのでお客様の目を引きやすく、上記で紹介したPOPとの相乗効果も狙えます。

あらかじめ作成したコンテンツをUSBメモリやSDカードに入れておくと、電子モニターでリピート再生が可能です。従業員が売り場にいない状態でも電子モニターで商品紹介ができるので、人件費の削減にもつながります。

ただし、電気代の運用コストがかかることは忘れないように注意が必要です。電子モニターについて以下で紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

>>電子モニターについて詳しく見てみる

なお、他の店頭で使え​​​​​​​るPOPについては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください​​​​​​​​​​​​​​。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

>>店頭POPの種類を総まとめ!来店客を惹きつける4つのコツとは?

ドラッグストアで活用するPOPの作り方6ステップ

1. 目的・ターゲットを考える
2. 目的・ターゲットに合わせて訴求を考える
3. POPの種類を決める
4. 設置場所・期間を決める
5. 訴求をクリエイティブに落とし込む
6. 制作会社へ発注する

POPは「何のために」「誰のために」作るのかを明確にすることが大切です。年齢や生活スタイルなど、どのようなターゲットに商品を買ってほしいのかを具体的に決めたうえで訴求する内容を考えます。

そうすることで、ターゲットに興味を持ってもらえる訴求ができ、効果のある販促POPにつながります。

また、ドラッグストアには老若男女さまざまな方が来店しますが、ターゲットにわかりやすいPOPの種類や設置場所も決める必要があります。

POPの種類や設置場所、期間などが決まれば、訴求したい内容をクリエイティブに落とし込んで制作会社へ発注します。訴求内容は、「何を伝えたいのか」をお客様に一目でわかる内容にすることが重要です。

ドラッグストア・薬局でPOPの効果を最大化する4つのポイント

1. 薬事法における広告規制を厳守する
2. 売り場で使用する販促物のコンセプトを統一する 
3. 得られる効果を具体的にイメージできるクリエイティブを考える
4. 季節やトレンドを取り入れる

ドラッグストアや薬局ならではの、POPの効果を最大化する4つのポイントを1つずつ解説していきます。それぞれ見ていきましょう。

ポイント1. 薬事法における広告規制を厳守する

「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬事法)」を違反しないように注意が必要です。違反した広告を作成してしまうと、社会的信用が失われるだけでなく、違反行為の中止や排除を求められるおそれがあります。

薬事法の規制条文の概要については、以下のとおりです。​​​​​​​

─────────────────────────────────

虚偽・誇大広告等の禁止(薬事法第66条)
・医薬品等の名称、製造方法、効能・効果、性能に関する虚偽・誇大な記事の広告・記述・流布の禁止。

・医師等が保証したと誤解を与えるおそれのある記事の広告・記述・流布の禁止。

・堕胎暗示、わいせつ文書・図画の使用禁止。

特定疾病用医薬品の広告の制限(同法第67条)
・使用に当たって、高度な専門性が要求される、がん、肉腫及び白血病の医薬品の医薬関係者以外の一般人を対象とする広告の制限。
承認前医薬品等の広告の禁止(同法第68条)
・承認(又は認証)前の医薬品又は医療機器について、その名称、製造方法、効能、効果又は性能に関する広告の禁止。

引用:厚生労働省「医薬品等の広告規制について」

─────────────────────────────────

商品を売りたいあまり、過剰な内容をPOPに掲載すると広告規制に違反するおそれがあるので、注意が必要です。ドラッグストアや薬局のPOP作成時には、薬事法における広告規制を厳守することが大切です。

ポイント2. 売り場で使用する販促物のコンセプトを統一する 

商品POPだけでなくポスターやトップボードなど複数の販促物を併用し、よりたくさんの情報を伝えて、興味を持ってもらうことが大切です。

売り場全体で訴求を統一し、売り場のファンになってもらえれば、リピーター獲得につながります。いくら良い商品でもお客様の目に留まらなければ購入されません。

商品単体ではなく、陳列棚を一括りにして訴求することで売り場のなかでの存在感が向上し、POPの効果を最大化できます。

ポイント3. 得られる効果を具体的にイメージできるクリエイティブを考える

お客様は、自分が使用することでどのようなメリットがあるのかイメージできないと購入しません。文字ばかりだと読みにくいので、そもそもPOPを見てくれないおそれもあります。

写真やイラストを使って、商品を通して得られる効果をイメージできることがPOP作成のポイントです。「この商品を購入したらどうなるのか?」POPを通じてお客様がイメージできれば「欲しい」という気持ちが具体的になります。

文字ばかりのPOPではなく、写真やイラストを使って得られる効果を具体的にイメージできるようなPOP作成が重要です。

ポイント4. 季節やトレンドを取り入れる

季節や最新トレンドを取り入れたPOPにすることで、購入の後押しになります。夏には夏の夏バテ対策、冬には冬の風邪対策など、季節に合わせた訴求で売上も変わります。

また、売り場をオシャレに見せるために販促物を使うのではなく、伝えたいイメージをPOPで演出し、購買意欲を刺激するのも有効です。

季節やトレンドを意識したPOPは、限定された期間だけなので来店したお客様の目を引きやすくPOP効果が最大化されます。

ドラッグストアでPOPを活用して売上アップを目指そう

​​​​​​​​​​​​​​POPは、従業員の代わりにお客様の購買意欲を高め、購入の後押しをしてくれる存在です。目的やターゲットを明確にすると、お客様に伝わりやすいデザインや文言でPOPを作れるようになります。

販促ツールとしての役割を最大限発揮し、売上アップを目指せるPOPを作りましょう。ドラッグストアで使用される商品一覧は以下で紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

>>ドラッグストアにおすすめの販促物について詳しく見てみる

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