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「D2Cとサブスクはどう違うの?」「D2Cにサブスクを取り入れた事例が知りたい」
このようにお考えではありませんか。サブスク(サブスクリプション)は、定期的に商品を購入できるビジネスモデルです。
D2Cに取り入れることで、継続的な売上の確保が期待できます。そこで本記事では、下記について紹介します。
<本記事でわかること>
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売上げアップのためにD2Cへサブスクを取り入れようと考えているのであれば、ぜひご一読ください。
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D2Cにサブスクを取り入れることで継続的な売上が期待できる
D2Cブランドはサブスクと相性が良く、取り入れることで継続的な売上の確保を期待できます。なぜなら、D2Cブランドのファンとなった顧客は、定期的に商品を購入する傾向があるからです。
たとえば、日常的に食卓にならぶお気に入りの食品は、なくなるたびに購入すると思います。
そこで、定期的に商品を配送するサブスクを用意すると、顧客が毎回注文する手間が省けるため利用しやすくなるのです。
またサブスクは、届ける商品が毎回同じとは限りません。顧客のニーズに合わせて変化させることがでるため、顧客満足度の向上にも役立ちます。
ファンの要望に合わせた商品を継続的に購入できるシステムを取り入れることで、長期的な売上を確保できるようになります。
D2Cにサブスクを活用した成功事例7選
実際にサブスクを取り入れて成功したD2Cブランドの事例を、7つ紹介します。
- ヘアケア:MEDULLA(メデュラ)
- メンズスキンケア:BULK HOMME(バルクオム)
- ヘアカラー:COLORIS(カラリス)
- 健康食品・化粧品:北の快適工房
- 食品:BASE FOOD(ベースフード)
- プロテイン・トレーニング:VALX(バルクス)
- ドリンク:PostCoffee(ポストコーヒー)
では順番に見てみましょう。
1. ヘアケア:MEDULLA(メデュラ)
特徴
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MEDULLAは、株式会社Spartyが運営するヘアケアD2Cブランドです。日本初のパーソナライズヘアケアブランドとして知られています。
専任のスタイリストによる定期カウンセリングを受けられるため、常に自分に合う処方へアップデートできます。
顧客に寄り添う手法で人気を集めたD2Cブランドです。
2. メンズスキンケア:BULK HOMME(バルクオム)
特徴
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BULK HOMMEは、株式会社バルクオムが運営するD2Cブランドで、メンズスキンケア用品を取り扱っています。
D2Cブランドの多くはECサイトで販売しますが、BULK HOMMEは小売店への卸売りも積極的です。
TVCMを放映するなど、企業規模はどんどん大きくなっています。また、定期コースでは、
- フェイスケアコース
- ヘアケアコース
- ボディケアコース
- バスタイムコース
の4つが用意されており、ユーザーの悩みに合わせたサブスクを提供しています。
3. ヘアカラー:COLORIS(カラリス)
特徴
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COLORISは、株式会社ストークメディエーションが運営するヘアカラーD2Cブランドです。
日本初のパーソナライズヘアカラーブランドで、自宅にいながらサロンで処方されたようなヘアカラー剤を購入できます。
定期コースの配送周期やカラーは簡単に変更できるため、気分に合わせて気軽にヘアカラーを楽しめます。
4. 健康食品・化粧品:北の快適工房
特徴
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北の快適工房は、株式会社 北の達人コーポレーションが運営するD2Cブランドです。健康食品や化粧品を取り扱い、本当にいいと思った商品しか発売しないというルールがあります。
「定期コース」の種類は、主に3つです。
- 年間購入コース
- 3ヶ月毎お届け基本コース
- お試し定期コース
購入期間に合わせて割引率が変更されるため、お得に利用しやすくなっています。
また、限定商品のみに適用される「プレミアム定期コース」は、割引はされないもののいつでも解約できるため、利用しやすいサブスクです。
5. 食品:BASE FOOD(ベースフード)
特徴
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BASE FOODは、ベースフード株式会社が運営するD2Cブランドで、完全栄養食の「主食」を販売しています。
おもなメニューはパン、パスタ、クッキーの3つです。「継続コース」のスターターセットは、下記の3種類から選べます。
- パン8食セット
- クッキー&パン10食セット
- パスタ&パン12食セット
サブスク購入では割引が適用されるため、栄養バランスの良い食品を継続的に取り入れたい顧客から支持を集めています。
6. プロテイン・トレーニング:VALX(バルクス)
特徴
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VALXは、株式会社レバレッジが運営するマッスル系商品を取り扱うD2Cブランドです。
ボディビル界のレジェンド山本義徳さんを監修者として迎え、商品の開発からYouTubeでの情報発信まで行っています。
定期購入は、下記の2種類です。
- VALX EAA9定期購入コース
- RED GEAR定期購入コース
配送日を自由に変更できたり一時的に購入休止できたりと、ユーザーの都合に合わせやすいサブスクになっています。
7. ドリンク:PostCoffee(ポストコーヒー)
特徴
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PostCoffeeは、POST COFFEE株式会社が運営するコーヒーのD2Cブランドです。7個の質問に答えるだけで、AIがおすすめのコーヒーを提案してくれます。
毎月、世界中のコーヒー豆から3種類をセレクトしてくれるため、今まで出会ったことのない味と出会える楽しみがあります。
「コーヒーは好きだけど詳しくない」という人にピッタリのサービスです。
D2Cとサブスクの違いとは
D2Cとサブスクは別のビジネスモデルですが、混同されることもあります。ここでそれぞれについて解説します。
D2Cとは
D2Cとは
Direct to Consumerの略。自社で商品を企画・製造し、仲介業者を介さず直接顧客に販売するビジネスモデルのこと。 |
D2Cでは、仲介業者を介さず自社で商品企画から販売まで行います。
顧客と直にコミュニケーションをとることにポイントをおき、SNSやオウンドメディアを積極的に活用することが特徴です。
そのため、顧客の生の声を収集しやすく、商品開発に活かせるメリットがあります。また販売経路は、おもにECサイトや直営店です。
自社ブランドの世界観やストーリーを顧客にわかりやすく伝え、ファンになってもらうことが重要です。
なお、D2Cについて下記の記事で詳しく紹介しています。
メリットやデメリットも紹介しているので、D2Cブランドとして売上向上を目指すのであれば、ぜひご覧ください。
>>D2Cの意味とは?メリット・デメリットから5つの成功のコツまで完全ガイド
サブスクとは
サブスクとは
サブスクリプションの略。月額課金のように定額で商品やサービスを提供すること。 |
一般的によく利用されている代表的なサブスクは、
- 動画配信サービス
- 音楽配信サービス
- 電子書籍サービス
などがあります。ほかにも文房具のサブスクや車のサブスクなど、さまざまなサービスが提供されています。
サブスクが登場するまでは「商品を購入して使用する」という概念がありました。
ですが、モノを持たないライフスタイルが広まり「価値を利用する」という概念に変化しつつあります。
インターネットを利用したサービスがほとんどで、若年層を中心に定着しているビジネスモデルです。
D2Cとサブスクの違い
D2Cとサブスクは、ビジネスモデルに明確な違いがあります。
D2Cは、メーカーなどの製造者が自社ECサイトで商品を消費者に直接販売します。自社ブランドの世界観に共感してくれた顧客に商品を提供するのです。
サブスクは、販売者がメーカーとはかぎりません。用意したサービスから、消費者のニーズに合わせて内容や価格などを提供します。
D2Cとサブスクの相性は良く、パーソナライズされた商品をサブスクで販売する例も多く見られます。
D2Cにサブスクを取り入れて成功させたブランドの3つの共通点
D2Cにサブスクを取り入れて成功したブランドには、3つの共通点があります。
- 化粧品や健康食品など相性が良い商品を選んでいる
- 顧客に伝わりやすい方法でブランドの世界観を提供している
- 顧客と積極的にコミュニケーションをとっている
それぞれ詳しく紹介します。
1. 化粧品や健康食品など相性が良い商品を選んでいる
サブスクで成功しているD2Cブランドは、化粧品や健康食品などD2Cと相性のいい商品を扱っていることが多いです。
日常的に使う消耗品は、使い切ると再購入する必要があります。たとえば、
- 化粧品
- プロテイン
- 嗜好品
などが挙げられます。さらに、パーソナライズされた商品は顧客のニーズを満たしやすいものです。
顧客満足度のアップにつながれば良好な関係を構築できるため、サブスクに向いていると言えます。
2. 顧客に伝わりやすい方法でブランドの世界観を提供している
顧客が共感できるように伝わりやすい方法で世界観を共有している点も、成功しているD2Cブランドの特徴です。
D2Cブランドは、顧客にファンとなってもらうことが大切です。ひとたびファンになってもらえれば、継続的にブランドを応援してもらえる期待ができます。
そのため、SNSやオウンドメディアでのやりとりはもちろん、
などにまで工夫を凝らしています。
商品の販売だけに気をとられすぎず、ブランドの世界観を伝える努力は怠らないようにしましょう。
3. 顧客と積極的にコミュニケーションをとっている
成功しているD2Cブランドの多くは、顧客と積極的にコミュニケーションをとっています。ブランドの世界観や価値観を、熱量を損なわずに共有するためです。
たとえばエアコンを購入する際、家電量販店でメーカーの営業担当者から熱心なアドバイスを受け、メーカーのイメージがアップしたことはありませんか?
モノがあふれている現代では、類似する商品がたくさんあります。
たくさんの商品から顧客に選んでもらうためには、ブランドがユーザーにとって価値のある存在になる必要があるのです。
コミュニケーションを重要視し顧客と良好な関係を築くことは、サブスクを成功させるポイントとなります。
サブスクを活用して顧客の心を掴むD2Cブランドをつくろう
<本記事のまとめ>
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D2Cとサブスクは非常に相性の良いビジネスモデルです。
顧客とのコミュニケーションを積極的に行えば、消費者ニーズを把握できるため、商品をパーソナライズしやすくなります。
顧客に求められる商品提供とともにサブスクを活用して、ファンに支持されるD2Cブランドを目指しましょう。
なお、自社のファンづくりを目指すなら、ブランド戦略支援サービス「アイショプ」がおすすめです。
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