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懸垂幕(けんすいまく)とは、屋内外で使う布製の垂れ幕のことです。
素材やサイズがいくつかあるので、目的に合わせて選ぶ必要があります。
本記事では、懸垂幕と横断幕の違いや、製作のポイントなどをまとめました。
「懸垂幕の基礎知識を知りたい」「懸垂幕を作りたい」などとお考えであれば、ぜひご一読ください。
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「懸垂幕を作りたいけれど、どのように進めればいいかわからない」
「横断幕のデザインに悩んでいるので、誰かに相談したい」
このような場合でも、豊富な販促ノウハウを持つコンシエルジュが無料でサポートいたしますので、まずはお気軽に以下からご相談ください。
懸垂幕・横断幕とは
懸垂幕(けんすいまく)・横断幕(おうだんまく)とは
吊り下げて使う布製の大きな垂れ幕のこと。 |
懸垂幕・横断幕は、向きによって以下のように呼び名が変わります。
- 縦向きの場合:懸垂幕
- 横向きの場合:横断幕
ちなみに、懸垂幕は「垂れ幕(たれまく)」とも呼ばれます。
なお、懸垂幕と横断幕で、用途や素材などに違いはありません。設置場所に合わせて、懸垂幕と横断幕のどちらを製作をするかを選びましょう。
活用シーン
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懸垂幕や横断幕の活用シーンは、上記のとおりさまざまです。
多くの場合は、屋外の看板として、以下のように学校やショッピングモールなどの建物の外に掲示されます。
以下は、飲食店や小売店などの看板として活用している例です。
場合によっては、以下のようにスポーツ大会の屋内外で活用されることもあります。
上記の横断幕は、試合中はフェンスに掲示しておき、試合後に記念撮影する際に選手が手に持つような活用方法もあります。
また、会議や式典などでは、ステージや会場の正面にメッセージなどを載せて掲示することも可能です。
以上のように、懸垂幕・横断幕ともに、幅広い用途で使うことができます。
懸垂幕・横断幕・のぼりの違い
種類 | 概要 |
---|---|
横断幕 | 吊り下げて使う横長の幕 |
懸垂幕 | 吊り下げて使う縦長の幕 |
のぼり | 上辺・長辺の2辺を竿やポールに固定する縦長の旗 |
懸垂幕・横断幕とのぼりの違いは、上記のとおりです。
前述のとおり、「幕」である懸垂幕・横断幕は、建物に掲示し広い範囲の人へ訴求するために使います。
一方で、「旗」であるのぼりは、道行く通行人に向けて使うものです。
大きさが異なるものの、両者ともに使う目的はさまざまあります。
そのため懸垂幕やのぼりは、目的に合わせて選ぶことが重要です。
なお、のぼりに関しては以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
懸垂幕・横断幕の素材
種類 | 特徴 | 活用シーン例 |
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ターポリン (塩化ビニール) |
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メッシュターポリン (塩化ビニール) |
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トロマット (ポリエステル) |
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ポンジ (ポリエステル) |
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懸垂幕・横断幕の素材として上記があります。
屋外に設置する場合は、雨風に強い素材を選ぶと耐久性が高く、長年にわたる使用が可能です。
一方で、屋内で使う場合や短期間だけ使用する場合は、コストを抑えられる素材を選ぶケースがあります。
一概に"耐久性が高ければ良い"というわけではありませんので、使う場所や期間などに合わせて素材を選びましょう。
なお、他にも販促物に使われる素材はありますので、詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
懸垂幕・横断幕のサイズ
ここからは、懸垂幕と横断幕のサイズについて紹介します。
懸垂幕のサイズ
用途の例 | サイズ |
---|---|
百貨店の外壁やショッピングモールの吹き抜けなどの宣伝広告 | 横650mm✕縦7,000mm |
大会の出場記念や優勝のお祝い | 横1,200mm✕縦6,500mm |
一例として、懸垂幕は上記のサイズがあります。
基本的には、遠くからでも内容を判別できるサイズで製作するのがおすすめです。
製作会社によっては、決められたサイズ以外でも製作できる場合があります。
横断幕のサイズ
用途の例 | サイズ |
---|---|
屋外イベントで宣伝広告 | 縦600mm✕横1,200mm |
歩道橋などで標語の掲示 | 縦600mm✕横2,000mm |
屋内で宣伝広告 | 縦600mm✕横2,000mm |
屋内でスポーツ観戦の応援 | 縦1,200mm✕横2,000mm |
横断幕でよく使われるサイズは、上記のとおりです。
設置場所は多様なので、横の長さが合わないケースはあります。
製作会社のなかにはオリジナルサイズに対応できるケースがあるので、もし希望するサイズがない場合は相談してみましょう。
なお、販促特化型マッチングサイト「ハンソクエスト」では、サイズ選びにお困りの担当者様に、目的に合うサイズをご提案しています。
「そもそも、どのようにサイズを決めたら良いかわからない」という場合もご心配はいりませんので、お気軽にこちらのフォームからご相談ください。
懸垂幕・横断幕を製作する5ステップ
懸垂幕・横断幕を製作する5ステップ
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懸垂幕や横断幕は、上記の5ステップにしたがって製作します。
まずは、以下のように目的やターゲットを定めます。
- 通行人に、百貨店のセール情報を知らせる
- 電車の乗客に、車窓からでも見えるよう店舗の存在をアピールする
また、目的を決めるときは以下も確認しましょう。
- 建物に設置するだけか?
- 記念撮影などにも使用するのか?
このように目的やターゲットが明確であれば、用途に応じた素材やデザインを選びやすくなります。
もし自社にデザイナーがいない場合、デザインを任せられる製作会社に依頼するのも1つの方法です。
製作会社のなかには、デザインの修正を無料で対応している会社があります。
一般的に無料でできる回数には制限があるものの、複数回の修正を想定しておきたい場合は検討しておくと安心です。
惹きつける懸垂幕・横断幕を製作する6つのポイント
惹きつける懸垂幕・横断幕を製作する6つのポイント
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ターゲットを惹きつける懸垂幕や横断幕を製作するポイントは、上記の6つです。
順番に見ていきましょう。
ポイント1.自治体の条例や会場のルールを確認する
まずは設置場所に、自治体の条例や会場のルールなどがないか確認しましょう。
ルールに則っていない懸垂幕や横断幕は、撤去される恐れがあります。
具体的には以下のような項目です。
確認したいルールの例
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例えば、屋外広告物制度では都道府県や指定都市などの自治体が、屋外広告物法に基づいて屋外広告物条例を定め、規制をおこなっています。
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また、スポーツ観戦でも、以下のように横断幕を掲示できる場所や掲示の手順が決まっている場合があります。
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ルールを知らずに違反してしまうと、企業や団体のイメージダウンにつながるリスクがあります。
屋外掲示したい建物がある地域や会場のルールを事前に把握し、ルールに則った掲示をしましょう。
ポイント2.掲示する目的や期間に適した素材を選ぶ
2つ目のポイントは、掲示する目的や期間に合った素材を選ぶことです。
屋外で利用する場合は、風雨や紫外線によって色あせたり汚れたりして劣化します。
屋内でも、空調や紫外線の影響を受けて劣化する恐れはあります。
また、目的に対して向いている素材や向いていない素材があることも知っておきましょう。
例えば、無数の穴が空いている「メッシュターポリン」は、絵柄が薄くなり背景が透けて見えます。
そのため、注意喚起のような詳細な文章を掲示したいときは向きません。
屋外で絵柄をキレイに見せたいのであれば、横断幕でよく使われる「ターポリン」がおすすめです。
いずれの場合も、詳細な説明をより伝わるようにしたいのであれば、見る人の近くに掲示できるポスターなどを併用した訴求がベターです。
素材は、できるだけ使用の目的や予定している設置期間などに合わせて選びましょう。
ポイント3.判読距離に合わせてクリエイティブを決める
どの程度の距離から読めるかという「判読距離(はんどくきょり)」に合わせて、クリエイティブを決めることも大切です。
以下のように、どこで何をしている人に見てほしいかによって、視線の位置や見るために使う時間は変わります。
項目 | 例 |
---|---|
どこで? |
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何をしている? |
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前述のスポーツ観戦のように、設置場所や利用するシーンによっては、幕のサイズに制限が発生します。
クリエイティブで伝えたいメッセージが伝わるよう、文字の大きさや懸垂幕のデザインを目立たせるなどの工夫をしましょう。
ポイント4.設置・利用する環境を把握しておく
4つ目のポイントは、設置・利用する環境を把握することです。
懸垂幕や横断幕は、一般的に多くの人へ見てもらうために掲示するため、何かしらの影響を周囲へ与えます。
具体的には、以下の例が想定できます。
項目 | 例 |
---|---|
閑静な住宅街のマンション建設時 | 雰囲気にそぐわないカラフルでポップなクリエイティブを使う |
スポーツチームを応援したいとき | カラーがスタジアムや相手チームと同じ |
上記のように状況に合わせた掲示をしないと、意図した目的から外れマイナスにはたらく場合があります。
結果的に、企業イメージのダウンや、イベントが盛り上がらない事態になりかねません。
できれば事前に掲示場所を訪れ、どのようなクリエイティブであれば狙った効果が得られるかを確認してみましょう。
ポイント5.時間帯や天候による見え方の変化を想定する
時間帯や天候によって、懸垂幕・横断幕の見え方が変わることを想定しておきましょう。
日によって、明るさや視界の良好さが変化するからです。
以下は、見え方が変わるシーンの一例です。
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特に屋外に設置する場合は、見え方が変化しない日はほとんどありません。
もちろん、すべての環境で良好に見えるデザインにすることは、難易度が高いといえます。
ですが、見て欲しい人が道を行く時間帯や、設置する季節などから、より映えるデザインを検討しましょう。
ポイント6.同時に活用する販促アイテムも含めてデザインを考える
併用する販促アイテムと合わせてデザインを考えることもポイントです。
デザインを統一すると、説明をしなくても関連がわかりより認知してもらえます。
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上記のように、活用シーンによって併用できるアイテムは多様です。
目的やターゲットによっても適したアイテムは異なるので、販促アイテム全体のデザインを考えてみましょう。
懸垂幕と他の販促アイテムを併用するなら専門家への依頼がおすすめ
もし懸垂幕と他の販促アイテムの併用を検討しているなら、専門家への依頼がおすすめです。
販促アイテムの製作では、(1)誰に(2)何を(3)どのように伝えるかの3点が重要です。
上記の3点が曖昧では、たとえ理想どおりのおしゃれなデザインで製作しても、メッセージを伝えたい人が興味を持ってくれるとは限りません。
販促特化型マッチングサイト「ハンソクエスト」では、販促物の製作歴約50年である専門家が惹きつける販促アイテムをご提案します。
最適な販促アイテムを揃えているだけでなく、お探しのアイテムにぴったりな専門家とマッチングすることも可能です。
「懸垂幕の製作をきっかけに、認知度をよりアップしたい」
「ただおしゃれなだけでなく、成果につながる販促アイテムを作りたい」
このような場合でも、豊富な販促ノウハウを持つコンシエルジュが無料サポートいたしますので、興味があればまずはお気軽に以下からご相談ください。
人の目を引く懸垂幕・横断幕を製作しよう
懸垂幕と横断幕は、掲示する向きが異なるものの、用途や目的などに大きな違いはありません。
いずれも、設置場所で掲示のルールが設けられていることがあります。
場合によっては、製作した懸垂幕・横断幕が使えないケースがあるので、もし不安であれば専門家への相談を検討してみることもおすすめです。
そして、どのような目的で・誰に向かって・どのようなクリエイティブで訴求をするのかを明確にし、多くの人を惹きつける懸垂幕を製作しましょう。
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