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「EC物流センターの特徴って何だろう?」
「D2C物流での課題や改善ポイントが知りたい」
このようなお悩みはありませんか?
EC市場の規模が拡大する中、EC物流センターに求められるレベルも高まっています。
そこで本記事では、EC物流センターの基本を確認しつつ、D2Cブランドが抱える物流センターの課題・解決ポイントなどを解説します。
課題を解決して業績アップにつなげるためにも、ぜひ最後までご一読ください。
なお、ブランド戦略支援サービス「アイショプ」では、EC物流に特化したさまざまなニーズに対応しています。
長年のノウハウを活用し、物流センターの最適化に向けてワンストップでサポートすることが可能です。
興味がおありでしたら、ぜひ以下からサービスサイトを参考にしてみてください。
EC物流センターとは?
「EC(Electronic-Commerce)」とは、インターネット上で商品やサービスの取引をおこなうことです。
インターネット上で商品を注文してから手元に届くまでの間には、入荷や保管、梱包や配送といったプロセスがあります。
「EC物流」とは上記のプロセス全体のことを指しており、EC物流をおこなう拠点が「EC物流センター」です。
下記のように、D2C物流の中心となるBtoC-ECの市場規模は年々拡大しており、2019年には19兆円を突破しました。
市場規模の拡大に伴い、EC物流センターの数も増加しています。
EC物流センターの特徴
EC物流センターの特徴は、BtoC(企業と一般消費者の間で行われる取引)物流が多いことです。
BtoB(企業間取引)物流の場合、1件あたりの出荷数量は少ないことがほとんどです。一方で、個配に対応するBtoC物流では1件あたりの出荷数は少量で、配送先の数が多くなります。
また、BtoCではラッピング対応やメッセージカードの同封など、顧客に合わせた細かな作業をおこなうことも特徴です。
EC物流センターの仕組み
No. | 業務内容 | 説明 |
---|---|---|
1 | 入荷 | 仕入れ先からの荷物を入れること |
2 | 検品 | 商品が発注通りに送られてきているか検査すること(入荷検品) 出荷前にチェックすることもある(出荷検品) |
3 | 保管 | 商品を一定期間預かり、管理すること |
4 | ピッキング | 伝票や指示書に従い、倉庫に保管された商品を集める作業のこと |
5 | 梱包 | 商品が傷つかないように適切な資材でお包みすること |
6 | 出荷 | 注文データに合わせて、商品を倉庫から市場に出すまでの一連の業務のこと |
上記が、EC物流センターでおこなわれている業務内容です。EC利用者が増えたことで、ユーザーが物流に求めるレベルも高まっています。
業務ミスが増えればブランドイメージの低下にもつながるため、EC物流センターにはヒューマンエラー防止に向けた取り組みや、業務効率化が求められているのです。
D2CブランドのEC物流センターが抱えやすい課題5選
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上記が、D2CブランドのEC物流センターが抱えやすい課題です。BtoC-ECの市場規模が拡大する中、人手不足の解消に向けた取り組みが求められています。
対策として、例えば受注管理システムを導入すれば、業務効率化を図るとともに、受注管理をスムーズにすることが可能です。
正確な受注管理が実現すれば、受発注ミスを削減し、クレーム防止にも役立ちます。
「効率化すべきポイントの見極めが難しい」という悩みは、スタート時から物流を自社で担っているD2Cブランドが抱えやすい課題です。
なお、課題の詳細に関しては下記の記事で解説していますので、関心のある方はぜひご一読ください。
>>D2C物流センターの倉庫が抱える5つの課題と解決方法を総まとめ
D2CブランドのEC物流センターが課題を解決する4つのポイント
ここからは、「D2CブランドのEC物流センターが課題を解決するポイント」を4つご紹介します。
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内容を参考にして、自社での取り組みに活かしてください。
ポイント1. 管理システムやロボットを導入して自動化する
1つ目のポイントは、管理システムやロボットを導入して自動化することです。自動化すれば、人件費の削減や煩雑な業務の効率化につながります。
例えば、WMS(倉庫管理システム)の導入はヒューマンエラーを防ぐために効果的です。
入出庫作業をサポートし、人がおこなっていた業務を自動化することで、ミスの削減とスピードアップにつながります。
また、自動ロボットを導入する予算があれば、ピッキング作業や商品仕分け、ラベル貼付などの作業を効率化することも可能です。
ポイント2. 売上に応じて商品の保管場所を変更する
物流センターの商品は、売上に応じて保管場所を変更するのがおすすめです。なぜなら、商品によって出荷頻度は異なるため、商品に合わせた配置をしたほうが効率良く取り出せるからです。
物量業界には、ロケーション管理(在庫管理)という言葉があります。代表的な保管方法は、以下の2つです。
- 固定ロケーション:商品ごとに保管する棚を事前に決める
- フリーロケーション:任意の棚に商品を保管する
固定ロケーションは、保管する棚が決まっているため、商品を探しやすいというメリットがあります。一方で、該当する商品以外は保管できず、柔軟性が低いことがデメリットです。
その点、フリーロケーションは空いている棚に商品を保管するため、保管効率が上がります。
ただ、商品ごとにまとめて保管するわけではないため、探し出すのに時間がかかることもあります。
それぞれメリット・デメリットがありますので、商品別に売上を把握し、自社の倉庫に適するロケーション管理(在庫管理)を見直しましょう。
ポイント3. 不良在庫がないか確認する
物流センターでは、売れる見込みのない「不良在庫」がないか確認することもポイントです。不良在庫が多数あれば、倉庫内のスペース確保が難しくなってしまいます。
もし不良在庫が見つかった場合は、
- 不良在庫をまとめて1ヶ所に保管する
- 値引き販売を実施する
などの対応を検討しましょう。売りたいと考えて保管していた商品でも、実際に売れていない商品が隠れているかもしれません。
ポイント4. 専門家へアウトソーシングする
4つ目のポイントは、専門家へアウトソーシングすることです。EC物流のプロへ外注することで、業務効率化や高品質なサービスの提供を実現できます。
例えば、バックヤード業務をアウトソースすれば、本来注力すべき主力事業に人材や時間を費やすことが可能です。
専門家へのアウトソーシングを検討するタイミングとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 自社ブランドが成長し、物流量が増加した場合
- 物流以外の事業にリソースを投下したい場合
- 自社にとって最適な外注先が見つかった場合
自社の課題や目的を明確にし、アウトソーシングに適したタイミング、外注先を選ぶことが重要です。
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アイショプでは、少ない出荷量での依頼からワンストップのサポートまで、幅広いニーズに対応しています。
D2Cブランドは、優れた顧客体験を提供し、ファン化を促進することが重要です。
EC物流においても、メッセージカードの同封やオリジナリティ溢れる梱包など、各社がさまざまな施策に取り組んでいます。
アイショプは、プロモーションも柔軟に連携し、ターゲットをD2Cに絞ったトータルサービスが強みです。長年の経験をもとに、EC物流のブランディングを強化します。
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D2CのEC物流センターを最適化して業績アップにつなげよう
<本記事のまとめ>
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EC物流センターの最適化に向けて必要な施策は、ブランドによって異なります。課題や目的を明確にして、自社に合った方法を選びましょう。
なお、ブランド戦略支援サービス「アイショプ」では、EC物流に特化したさまざまなニーズに対応しています。
消費者インサイトに合わせたプロモーションの実施など、D2Cに絞ったトータルサービスが強みです。
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