ただし、1小間がどれくらいの広さなのかは明確に決まっていないため、出展の都度、確認が必要です。
本記事では、展示会における「1小間」の概要や出展の相場をまとめました。
小間数を決める際のポイントも紹介しているので、小間の大きさにお悩みの方は、ご一読ください。
なお、展示会への出展を考えているなら、展示会パッケージ「はじめての展示会」がおすすめです。
小間数に適したパッケージを選ぶだけで準備が完了するので、出展規模に合わせて必要なアイテムを用意したい場合は、以下よりお気軽にお問い合わせください。
Contents
展示会ブースの1小間(コマ)とは
1小間(コマ)とは、展示会でのブースの広さを表す単位のことです。
サイズは統一されておらず、展示会によって異なりますが、用いられるサイズの一例は以下のとおりです。
- ・2m×2m(4㎡)
- ・3m×3m(9㎡)
- ・2.7m×6m(16.2㎡)
展示会のブースは1小間から借りられ、より広いスペースが必要な場合は、小間数を増やして対応します。
出展する際は、展示の内容や規模に合わせて小間数の検討が必要です。
展示会の1小間あたりの予算相場
展示会の1小間あたりの出展料は、およそ30万円前後が相場です。
ただし、展示会ごとに費用は大きく異なります。
例えば、1小間あたり5~6万円で出展できるケースもあれば、80万円ほどかかる場合もあるなど、さまざまです。
以下の条件に該当する場合は、出展料が割り引かれるケースもあります。
- ・主催者が運営する団体の会員である
- ・展示会を開催する地域に企業の拠点がある
- ・早めに出展の申し込みをする
なお、展示会への出展では、出展料のほかにブース製作費や広告費なども発生します。
出展にかかる費用については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
展示会の小間数を決めるときに確認したい4つのポイント
小間数を決定するときに確認したいポイントは、以下の4つです。
展示会の小間数を決めるときに確認したい4つのポイント
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順に見ていきましょう。
1.出展する目的に沿うか
目的によって最適な小間数は変わるため、まずは何のために出展するのかを確認します。
例えば、新商品を特定の顧客に絞ってアピールしたい場合は、広いスペースは不要なので、1~2小間のブースでも問題ありません。
一方、以下のような目的がある場合は、1~2小間では広さが足りない恐れがあります。
- ・自社の認知度を上げたい:多くの人が訪問できるよう広い空間が望ましい
- ・複数の商品を幅広く見てほしい:展示台を設置するスペースが求められる
- ・ブース内で商談をしたい:商談スペースを設ける必要がある
上記のような場合は、3小間以上のスペースを確保して、ブース内が狭くならないようにしましょう。
2.展示内容に合っているか
以下のように展示の内容によっても、適した小間数は変わります。
- ・展示する商品やサービスの種類
- ・展示物の数
- ・デモンストレーションの有無
例えば、展示物が多いにもかかわらず狭いブースを選んでしまうと、来場者が窮屈に感じる場合があります。
自社に興味を持ってもらえても、すぐにブースを離れてしまったら、十分に商品を見てもらえません。
反対に、展示する商品が少ないのに広すぎるブースを選んでしまうと、来場者に物足りない印象を与えてしまいます。
また、必要以上の出展料がかかり余分な費用が発生します。
そのため、展示の内容に応じて、広すぎず狭すぎない小間数を選ぶのが重要です。
「商品のサイズや数はどれくらいか」「デモを実施するのにどれくらいの広さが必要か」などを考え、最適な小間数を確保しましょう。
3.競合や同業他社の小間数はどれくらいか
競合他社や同業者がどのくらいの小間数で出展しているかを知るのも、ポイントの1つです。
競合よりも少ない小間数で出展すると、その分目立たなくなり、来場者の目に留まる機会が減る恐れがあります。
競合と同じか、それ以上の小間数を確保しましょう。
出展の規模を把握するには、過去に開催された展示会のレポートを参照する方法があります。
レポートだけでは競合の出展規模がわからない場合、実際に展示会を視察するのも1つの方法です。
以下の記事では視察のポイントをまとめているので参考にしてください。
なお、予算の都合などで大きな小間数を確保できない場合でも、ブースのデザインや演出を工夫すると、差別化は可能です。
具体的な方法は「1小間など少ない小間数でも集客する3つの方法」で詳しく解説します。
4.出展の予算内に収まるか
展示会の小間数を検討する際は、設定した予算内で収まるかどうかを確認しましょう。
小間数を増やすと、当然ながら出展料は高くなります。
それにともない、配置するスタッフを増やして人件費がかかるうえ、スペースが広くなった分の装飾費が増す場合もあります。
また、広告費など他の項目に予算を回せなくなる事態になりかねません。
もし予算をオーバーするようなら、無理に広い小間数を確保するのではなく、小間数を減らすことも検討しましょう。
1小間など少ない小間数でも集客する3つの方法
少ない小間数でも集客する方法として、以下の3つを紹介します。
1小間など少ない小間数でも集客する3つの方法
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順に見ていきましょう。
1.壁面など縦の空間を活用する
小間数が限られているときは、壁面など縦の空間を利用しましょう。
ブースの広さ(面積)を取らずに自社への集客が期待できます。
縦の空間を活用する主な方法は、以下のとおりです。
方法 | 詳細 |
壁面に目を引くデザインを取り入れる | ・ブース内でも高さがあり、占める面積が広い壁面を使う ・壁面にコーポレートカラーや会社のロゴ、商品やサービスの写真を掲載する |
バナーや看板を高く設置する | ・背を高くして遠くからでも目に留まるようにする ・展示会によっては、展示物の高さに制限が設けられている場合がある |
小間数が少ないと使える広さには制限があるため、壁面や看板の高さを使ったアピールをおすすめします。
2.キャッチコピーや照明で装飾を工夫する
キャッチコピーと照明にも工夫が必要です。
一瞬で興味を引くキャッチコピーや目立つ照明にすると、通りすがりの来場者に興味を持ってもらえる可能性があります。
キャッチコピーは遠くからでも数秒でブースの内容が伝わるよう、できるだけ簡潔にするのがおすすめです。
さらに、目を引く色を使ったり文字サイズを大きくしたりして、ブースの内外に掲示しましょう。
照明は色付きのものやスポットライトを活用すると、光が当たっている展示物やメッセージに視線を集められます。
ほかに1小間で使いやすい装飾として、ロールカーテンバナーのような吊り下げ式のPOPがあります。
床面積を使わず空間を圧迫しないため、ブースのスペースが限られている場合に取り入れてみましょう。
3.デジタルサイネージを設置する
デジタルサイネージも、集客につながる方法の1つです。
動きのある映像を流すと、来場者の目を引き、ブースへの立ち寄りを促せます。
表示する情報を更新できるので、来場者の年齢層・性別・役職といった属性に合わせて、訴求の変更も可能です。
そのため、より来場者に合ったメッセージを届けられ、自社への興味を持ってもらえる可能性が上がります。
また、紙のポスターやバナーを何種類も準備する必要がありません。
準備の手間やコストを削減でき、少ない小間数で出展する際、手軽に活用できる点も魅力です。
1小間のブースを出展するなら「はじめての展示会」
小間数に合わせてブースの出展準備を進めるなら、展示会パッケージ「はじめての展示会」がおすすめです。
出展する小間数に応じて、以下のパックから自社に合ったものを選べます。
- ・ミニマム4点パック:1小間くらいの小規模な出展
- ・スタンダード7点パック:2~3小間の出展
- ・ボリューム10点パック:2~3小間以上の出展
「はじめての展示会」は、展示会ブースのプロが成果を出すために作ったパッケージで、集客や商品の説明に必要なアイテムがそろっています。
なお、パックにないアイテムが必要な場合は、変更や追加も可能です。
パックを選ぶだけで準備が終わるので、自社の小間数でどのような準備をすれば良いかわからない場合は、ぜひ「はじめての展示会」をご検討ください。
1小間でも集客できるブースを製作しよう
展示会ブースでの1小間(コマ)は、出展スペースの単位です。
広さが明確に決まっているわけではなく、展示会ごとに1小間の大きさは異なります。
出展の際は1小間から借りられるケースが一般的です。
他社の出展規模や予算とのバランスを見ながら小間数を決め、来場者が訪れるブースを作りましょう。
もし、少ない小間数でも集客できるブースを製作するなら、展示会パッケージ「はじめての展示会」がおすすめです。
1小間向けの「ミニマム4点パック」をはじめ、展示会ブースのプロが考えた3つのパッケージから、出展規模に合ったプランを選べます。
何から用意すべきかわからなくても、パックを選ぶだけで準備が終わるので、まずは以下よりお気軽にお問い合わせください。
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