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ノベルティとは?目的から生活者を惹きつける4つのコツまで全紹介

公開日 2022.02.28 更新日 2023.11.01

「ノベルティってなにかな?」と思っていませんか?ノベルティとは、自社の商品やサービスの宣伝のため企業が無料配布するグッズのことです。

この記事では、ノベルティの基本からノベルティグッズ制作で生活者を惹きつけるコツついて解説します。

ノベルティについて知りたい場合は、ぜひ最後までご一読ください。

なお、生活者を惹きつけるノベルティ制作をお考えなら、国内唯一の販促特化メディアサイト「ハンソクエスト」がおすすめです。

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ノベルティとは企業が無償で配布するアイテムのこと

ノベルティとは、自社の商品やサービスの宣伝のため、企業が無料で配布するグッズのことです。会社の名前やブランド名が入っていることが一般的で、主に販促を目的として制作・配布されます。

配布するグッズの種類には、特に決まりはありません。

ただし企業名やサービス名が使用者の目に入る機会が増えるため、日常使いしやすいものであることがよく活用されます。

ノベルティの例

うちわ・カレンダー・ボールペン・クリアファイル・ポケットティッシュ・マグネットシート・お茶など

なお、成功事例を含め販促については以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてください。
>>販促(販売促進)とは?意味から事例まで知っておくべき基礎知識を解説

ノベルティ・プレミアム・販促品との違い

以下は、ノベルティとプレミアム・販促品との違いについてまとめたものです。

種類詳細
販促品・無償での配布や、商品のおまけにする
・のぼりやチラシ、ボールペンなど幅広い
・企業名やサービス名は必ずしも印字されない
・社内スタッフ向けのアイテムもある
ノベルティ無償で配布される
・企業名やサービス名が印字されている
・日常で使いやすいアイテムが選ばれる
・消費者・購入者へイベントなどで配布される
プレミアム商品の購入が必要
・いわゆる「おまけ」と呼ばれるもの

販促品とは、ノベルティなどの種類に関わらず、販売促進活動において用いられるアイテムを指します。

ノベルティとプレミアムの違いは、「無償で配布されるかどうか」にあります。

  • ノベルティ:必ず無償で配布される
  • プレミアム:商品を購入した人にのみ配布される

ノベルティは認知度アップの効果を狙って配布されるため、商品購入の有無に関わらず配られます。一方、プレミアムは商品を購入した後にのみ配られ、購入者以外は手に入れられません。

なお、ノベルティを含む販促品のメリット・デメリットは以下の記事で解説していますので、ぜひご一読ください。
>>販促品とは?ノベルティとの違いからメリット・デメリットまで総まとめ

ノベルティを配布する目的

  1. 販売促進
  2. 自社の商品・サービスの認知向上
  3. 新規顧客や見込み顧客の獲得

ノベルティの配布目的は、主に上記の3つです。なかでも「自社の商品・サービスの認知向上」が重要な目的です。

配布したノベルティグッズを使ってもらうことで、商品やサービスの認知度をアップします。例えば、以下のようなシチュエーションが当てはまります。

  • 店舗の新規オープンが決まった
    →オープン前後に最寄り駅前でノベルティを配布し、認知度アップを目指す
  • イベントを開催する
    →数量限定のノベルティを配布し、来場者数アップを目指す

ノベルティグッズを配布することで、商品やサービスを認識してもらったり、店舗に足を運んだりしてもらうことが目的だと考えておきましょう。

よく活用されるノベルティの種類8選

No.種類
1文房具・ボールペンや鉛筆
・付箋やノート
・定規
2PC・モバイル用品・USBケーブル
・タッチペン
・モバイルクリーナー
3日用品・ポケットティッシュ
・タオル・ハンカチ
・マグカップ
4季節グッズ・うちわ
・冷感タオル
・カイロ
5ファッション小物・トートバッグ
・コンパクトミラー
・ネックウォーマー
6感染症対策グッズ・除菌シート
・不織布マスク
・ハンドソープ
7食品系の商品・チョコレート・あめなど(お菓子)
・お茶や清涼飲料水など(飲み物)
・レトルト食品
8防犯・防災系の商品・防犯用ホイッスル
・ハンディライト
・簡易救急セット

上記の表は、ノベルティとしてよく活用されるグッズの種類をまとめたものです。

ノベルティと聞くと日用品や文房具などの印象が強いかもしれませんが、ほかにも季節グッズや、食品系の商品が配布されることも多いです。

また文房具や季節グッズなどは、1つ持ってると便利なため、受け取り率のアップも期待できます。

ノベルティを制作する6ステップ

ノベルティを制作する際は、下記の流れで制作が行われます。

  1. 目的やターゲットを明確にする
  2. 予算を決める
  3. ノベルティの種類を決める
  4. デザインイメージを考える
  5. 配布スケジュールを決める
  6. 制作会社に制作を依頼する

1つずつ紹介します。

ステップ1. 目的やターゲットを明確にする

まずは、ノベルティを制作する目的やターゲットを明確にしましょう。

何のために作るのか明確ではないまま制作すると、目的があいまいになってしまうため、狙った効果は期待できません。

ノベルティの制作目的としては、具体的には以下のようなものが挙げられます。

  • ブランドの認知度向上
  • 商品の売上向上
  • 集客率アップ
  • 競合との差別化

例えば競合との差別化を目的としているのに、競合と同様のノベルティを制作してしまっては、本来の目的を果たせなくなってしまいます。

また配布するターゲットについても、はっきりとさせておく必要があります。

「ヨガを体験してみたいけれど迷っている30代の女性」のように、どのような人にグッズをもらって欲しいのか、明確にすることがポイントです。

ステップ2. 予算を決める

次に、ノベルティ制作の予算を決定します。

予算を先に決める理由は、使えるお金が明確になっていないと、ノベルティの種類を選びづらくなるためです。

例えば、

  • 予算:20万円
  • 配る個数:500個

の場合について考えてみます。

上記の場合は、20万円÷500個=400円と求められるため、1個400円以内のグッズを選ぶ必要があるとわかります。

ざっくりとした費用でも問題ありませんので、だいたいどの程度のお金を使えるのかを把握しておきましょう。

ステップ3. ノベルティの種類を決める

予算を決めた後は、ノベルティの種類を決定します。

予算から求められた1個あたりの金額と、配布時期などの季節も考え、どのようなグッズを配布するのか決定します。

もし迷った場合は、以下のように考えてみてください。

  • 通行人にも手軽にもらってもらいやすいもの:ポケットティッシュ
  • 毎日使いやすいもの:ボールペンやクリアファイル
  • 季節感のあるもの:うちわやカイロ

イメージが沸かない場合は、ノベルティ制作会社の商品一覧や、カタログをチェックしてみることもおすすめです。

ステップ4. デザインイメージを考える

配布するグッズの種類を決めた後は、デザインイメージを考えます。

ノベルティのデザインは、受け取った人が使いやすいように、企業名や商品名は控えめに記載することがポイントです。

知名度アップしたくて、社名やサービス名を大きく印刷しようと思うかもしれません。

しかし、あまり社名が目立つデザインは普段使いしにくく、結局本来の目的を果たせないグッズとなってしまいます。

愛着が湧き長く使ってもらえるように、パッと見たときにノベルティとわかりにくいデザインにすることがおすすめです。

ステップ5. 配布スケジュールを決める

どのようなノベルティを配布するか固まってきたら、配布スケジュールを決定します。

  • 配布する場所(例:店頭)
  • 配布する手段(例:手渡し)
  • 配布する人(例:レジスタッフ)
  • 配布する期間(例:7月〜8月)

などについて、細かく決定します。

配布スケジュールをこの段階で決める理由は、ノベルティの納品目安が定まらないためです。

例えば、新店舗がオープンする3月1日にあわせてノベルティを配布したい場合は、最低でも2月末までには品物を手元に用意しておく必要があります。

もし納品日に遅れが生じた場合は、オープン日に配れなくなり、本来の目的を果たせなくなってしまいます。

そのためスケジュールを決める際には、少し余裕を持った日にちを選ぶことが重要です。

ステップ6. 制作会社に制作を依頼する

最後に、制作会社にノベルティの制作を依頼します。その際注意したいポイントは、複数社を比較してから制作会社を決めることです。

トートバッグを作る場合について考えてみると、一見どこも同じようなバッグでも、制作会社が取り扱っている品物によっては、質感や素材などが違っている場合もあります。

また同じような仕上がりでも、より安い金額で依頼できるかもしれません。1社だけを見て決めずに、複数の制作会社から選んでみてください。

ノベルティグッズ制作で生活者を惹きつける4つのコツ

最後に、ノベルティグッズ制作で生活者を惹きつけるコツを紹介します。

  1. 定量調査や定性調査でターゲットのニーズを把握する
  2. 著作権や商標権などを侵害していないか確認する
  3. SNSで拡散されることも予測しておく
  4. 季節やトレンドを取り入れる

どれも制作前に知っておきたいポイントのため、ぜひご一読ください。

コツ1. 定量調査や定性調査でターゲットのニーズを把握する

1つ目のコツは、定量調査や定性調査で、ターゲットのニーズを把握することです。

先程も少し説明したとおり、ノベルティ制作時には「ターゲットに使ってもらえるか」を中心に種類を検討する必要があります。

ターゲットとなる人物が活用できないものを作っても、使ってもらうことはできず、ノベルティの目的は果たせません。

そのためターゲットに喜んでもらえるノベルティグッズを制作するには、どのようなニーズがあるのか、多角的に調査することが重要です。

定量調査・定性調査の両方をおこなうことで、ターゲットのニーズを把握してからノベルティを制作することがポイントです。

コツ2. 著作権や商標権などを侵害していないか確認する

2つ目のコツは、著作権や商標権の侵害に注意することです。

ノベルティをより多くの人の手に取ってもらえるように、人気のあるキャラクターやイラストを入れたいと考える人も多いでしょう。

しかし以下のようなことをおこなうと、著作権や商標権に抵触する可能性があります

  • 人気のあるキャラクターやイラストを無断で使う
  • 他の人が写っている写真を無断で使う
  • 他の人が撮った写真を無断で使う

良い素材がないからと、インターネットで見つけたイラストや写真を無断で使用すると、著作権を侵害してしまいます。

ノベルティに使用できない素材を使ってしまった場合は、ノベルティの回収だけでなく、裁判にも発展しかねません。

もし著作権に配慮すべきイラストや写真を使いたい場合は、必ず本人に許可を取ることが重要です。

コツ3. SNSで拡散されることも予測しておく

3つ目のコツは、SNSでの拡散も予測しておくことです。

現代はさまざまな種類のSNSが存在するため、もしノベルティを気に入ってもらえれば、SNS上で話題になるかもしれません。

SNS上で話題になれば、ただノベルティを配布するだけではない、さらなる認知度アップも期待できます。

ただし、拡散を期待するためには、ターゲットが求める品質での制作が前提です。SNSでの拡散も視野に入れて、品質の高いグッズを制作することをおすすめします。

コツ4. 季節やトレンドを取り入れる

4つ目のコツは、季節やトレンドを取り入れることです。

やみくもにノベルティを制作するのではなく、ノベルティを配布する季節やトレンドにあったものを作れば、より活用される確率がアップします。

例えば以下のように、「この時期だったら何をもらったらうれしいか」を考えて、ノベルティの種類を選んでみてください。

  • 真冬に配布する→カイロを作る
  • 10月に配布する→ハロウィンを感じさせるテイストにする
  • 春に配布する→桜を用いたデザインにする

季節感やトレンドを取り入れたノベルティを制作すれば、ターゲットにより興味を持ってもらえるだけでなく、SNSでの拡散も期待できます。

ノベルティは集客や企業のイメージアップに活用できるアイテム

<本記事のまとめ>
  • ノベルティとは企業が無償で配布するアイテム
  • ノベルティの制作時には、目標やターゲットを明確にすることが重要
  • 季節やトレンドを取り入れるなど工夫によりSNSでの拡散も狙える

この記事では、ノベルティについて解説しました。

ノベルティはただ企業名や企業のロゴが入った品物を配るだけでなく、「ターゲットが喜ぶか」「ターゲットに使ってもらえそうか」などの点を考えて制作することがポイントです。

ノベルティを制作する際は、ぜひこの記事で紹介した6ステップを参考に作業を進めてみてください。

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