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【事例】インバウンドプロモーションとは?成功させる3つのコツも紹介

公開日 2023.01.22 更新日 2023.10.31

「インバウンドプロモーションって何?」

「インバウンド向けの具体的なプロモーション施策を知りたい」

上記のように考えることはありませんか?

本記事では、インバウンドプロモーションの基本を初心者向けにまとめました。

インバウンド対策をおこなって自社の売上をアップしたい方は、ぜひ最後までお読みください。

もし、インバウンドプロモーションを企画するなら、実績を持つプロへの相談がおすすめです。

ハンソクエストでは、販促物の製作歴約50年のノウハウから、外国人観光客の多様なニーズやご予算に合わせて販促アイデアをご提案します。

インバウンドプロモーションに関するお悩みも、コンシェルジュが無料でサポートしますので、まずは以下からお気軽にご相談ください。

インバウンドプロモーションとは

インバウンドプロモーションとは

海外から来日した旅行客に向けておこなう、販促活動のこと。直訳すると、Inbound(インバウンド)は"入ってくる・到着する"、​​Promotion(プロモーション)は"促進"を意味する。

インバウンドプロモーションとは、訪日した旅行客におこなう販促活動を指します。

WebサイトやSNSなどのオンラインだけでなく、店頭でポスターを掲示したりリーフレットを配布したりするオフラインの活動も含まれます。

インバウンドプロモーションが重視されている理由

インバウンドに注力することは、国内の経済を発展させることにつながります。

本来、海外で流通する通貨が日本国内に流れるためです。

日本政府もインバウンドに取り組んでおり、2011年から2019年までは外国人観光客が右肩上がりで増加していました。

しかし、新型コロナウイルス蔓延の影響を受け、2022年のインバウンド数は2019年の-88%まで落ち込みました。※参考

一方で、感染症対策の規制緩和が少しずつ進み、2022年の後半からインバウンド数は以下のように回復してきています。

画像出典:訪日外客数数(2022 年 12 月および年間推計値)┃日本政府観光局

政府からも、2019年の4.8兆円を超える「インバウンド消費5兆円超の速やかな達成を目指す」と発表されました。

政府が注力することもあり、インバウンドプロモーションの重要性は高まっていくと予想されます。

インバウンドプロモーションに活用できる5つの施策

No. 種類 活用例
1 デジタルプロモーション
  • Webサイト・SNSの活用
  • キャンペーンサイトの運営
  • オンラインイベントを開催
2 イベントプロモーション
  • 海外で日本文化を紹介する展示会を開く
  • 国内で海外メディア向けにイベントを開催
3 キャンペーンプロモーション
  • 期間限定キャンペーンを実施し、ノベルティを配布する
  • 来日者だけの限定ツアーを企画
4 ダイレクトマーケティング
5 インストアプロモーション
(店頭プロモーション)

インバウンドプロモーションに活用できる施策は、上の表のようにさまざまあり、目的やタイミングによって有効な施策が違います。

例えば、すでに多くのインバウンドが訪れる観光地に出店している場合、店頭でのプロモーションが必要です。

とおりがかる旅行客の目にとまるよう、外国語ののぼりを設置したり、多言語対応のデジタルサイネージを置いたりするなどが考えられます。

一方でインバウンドがほとんど訪れていない場所は、訪日前に魅力を知ってもらわなければなりません。

外国人観光客は、訪日前に観光する場所を決めているケースがあるからです。

そのため、現地向けのWebサイトやSNSの活用、現地の旅行誌に掲載してもらう、などの施策が考えられます。

インバウンドプロモーションの事例3選

インバウンドプロモーションの事例3選
  1. 自治体:岐阜県高山市
  2. 東日本旅客鉄道株式会社
  3. 株式会社アジア・インタラクション・サポート

ここで、インバウンドプロモーションの事例を3つご紹介します。

では、1つずつ見ていきましょう。

事例1.自治体:岐阜県高山市

最初に紹介する事例は、岐阜県高山市です。

1986年から先進的にインバウンドに取り組むことで、2019年の外国人宿泊者数は61万人を超えました。

35年以上に渡って行政と事業者が協力しあい、地図の多言語展開や多言語のホームページなど、さまざまな施策をおこなっています。

コロナ禍によって観光客は大幅に減ってしまいましたが、これまで同様の取り組みを継続するとしています。

上記の成功事例から、「地元の様子を多言語化し世界へと発信すること」は重要です。

インターネット上で地元の人の顔や現地の様子を見せ、多言語で魅力をアピールすることで、外国人観光客と地元のつながりを強化できるからです。

なお、Webサイト制作は自社でも可能ですが、長期的に運用するなら専門家のノウハウを借りるのが近道です。

「どのようにはじめたらいいのかわからない」「多言語化に悩んでいる」という場合は、まずはこちらから詳細をご確認ください。

・参考記事:高山市の現状「国内外からの観光客数」国土交通省

・参考記事:【高山市】アフターコロナを見据えた新たなインバウンドプロモーション戦略┃一般社団法人 自治体国際化協会 経済活動

事例2.東日本旅客鉄道株式会社

画像出典:The Japan Rail Fair 2022

東日本旅客鉄道株式会社(以降、JR東日本)は「越境EC」を行い、国内の地産品を海外販売しました。

訪日客に販売するのではなく、インターネット上で国内の商品を販売することから「Webインバウンド」と呼ばれる方法です。

JR東日本グループが海外で運営するホテル内で商品を展示するなど、海外で国内の製品を体験・購入できる機会を作っています。

なお、ホテル内での展示・販売時には、ECサイトと関連があるということがわかるようにするとより効果的です。

例えば、以下のようなチラシにECサイトのロゴやQRコードを印刷して配布し、ECサイトでも購入できることを伝えれば、商品を気に入ったユーザーがECサイトで再購入できる導線を作れます。

>>チラシについて詳しく見てみる<<

また、タブレットを設置し、売り場でECサイトが体験できる場を提供するアイデアもあります。

>>タブレットフロアスタンドについて詳しく見てみる<<

Webサイトの閲覧で膨らんだ期待感を、売り場でリアルに体感できればより価値のある顧客体験の提供が可能です。

事例3.株式会社アジア・インタラクション・サポート

株式会社アジア・インタラクション・サポートは、インバウンドのサポート事業や旅館の運営などを行っている企業です。

また、以下のようにインバウンド向けWebサイトを運営しています。

画像出典:歩歩日本(台湾・香港向けサイト)

これらの施策により自社運営の旅館「京町家 楽遊」が、トリップアドバイザーの「外国人に人気の日本旅館ランキング2020」で2位に選ばれました。

外国人観光客にどのようなニーズがあるのか分析しさまざまな角度からプロモーションをおこなった結果、共感を得ている事例です。

上記事例から、外国人観光客のニーズに答えるには、旅館のコンセプトをわかりやすく伝えるための施策が求められることがわかります。

例えば、言葉で伝わりにくい説明は、動画コンテンツで伝えると理解が深まります。

>>動画制作について詳しく見てみる<<

また、多言語のポスター・観光パンフレットがあると、観光客に質問される旅館スタッフが説明しやすくなり、負担軽減にもつながります。

このようにさまざまな販促物を組み合わせて活用し、旅館や観光地の魅力を最大限伝えていきましょう。

なお、インバウンド向けの販促については以下で解説していますので、合わせて参考にしてください。

・参考記事:旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の旅館 2020┃どこいく?×トリップアドバイザー

インバウンドプロモーションを成功させる3つのコツ

インバウンドプロモーションを成功させる3つのコツ
  1. 目的・ターゲットを明確にする
  2. ターゲットにあわせて訴求を厳選する
  3. ターゲットにあわせてアピールする手段を選ぶ

ここで、インバウンドプロモーションを成功させるコツを上記の3つ紹介します。

では、1つずつ解説します。

コツ1.目的・ターゲットを明確にする

最初に目的やターゲットを明確にしましょう。

目的やターゲットが明確になっていないと、興味を持ってもらえる施策を選ぶのは困難です。

目的は観光地への訪問客を増やす、商品の販売数を増やす、ツアーの参加者を増やす、などが考えられます。

できるだけ、目的とする数字を明確にしましょう。

またターゲットは、具体的にすることが重要です。

「性別・年収・家族構成・趣味・休日の過ごし方」など人物像がイメージできるくらいに明確化しましょう。

人物がはっきりとイメージできるほど、ターゲットのニーズも明確になります。

コツ2.ターゲットにあわせて訴求を厳選する

目的・ターゲットが明確になったら、次にターゲットに合わせて伝えたい訴求を厳選します。

ターゲットによって、求めている情報が違うからです。

自分たちが伝えたいメッセージを伝えるのではなく、ターゲットにとってニーズのある情報を伝えましょう。

定量調査・定性調査などで多角的に分析し、デザイン・キャッチコピーなども工夫する必要があります。

コツ3.ターゲットにあわせてアピールする手段を選ぶ

ターゲットに確実にメッセージを届けるためには、どの手段を選ぶかも重要です。

ターゲットによって、よく目にするメディアは違います。

テレビ、ネットの動画配信サービス、雑誌、新聞など、世代や性別、趣味などによってさまざまです。

ターゲットがよく目にするメディアは何か調査し、多角的に分析しましょう。

インバウンドプロモーションの企画なら専門家への相談がおすすめ

結論、インバウンドプロモーションを企画するなら、専門家への相談を検討することがおすすめです。

インバウンドプロモーションで成果を得るために必要なのは、魅力的な商品・サービスを用意することだけではありません。

先述したとおり「誰に」「何を」「どのように」伝えるかがポイントです。

これらを的確に進めて成果を出すためには、入念なリサーチだけでなく、多角的な分析も必要です。

しかし、自社で的確に進めることは難易度が高く、できたとしても成果を得るまでに時間がかかるケースが考えられます。

そのため、豊富な実績を持つ専門家のノウハウを知ることで、自社の魅力をより多くの外国人観光客へ伝え、成果につなげることが可能です。

ハンソクエストでは、販促物の製作歴約50年のノウハウをもとに、外国人観光客の多様なニーズやご予算に合わせてアイデアをご提案します。

インバウンドプロモーションに関するお悩みも、コンシェルジュが無料でサポートしますので、まずは以下からお気軽にご相談ください。

旅行客を惹きつけるインバウンドプロモーションを実施しよう

コロナ禍によりインバウンド数は減ったものの、2022年の後半から復活し始めています。

コロナに関連する規制が緩和され、政府も力を入れていくことから、2023年以降はインバウンド数が増えると予想されます。

インバウンドプロモーションを成功させるためにも、まずは目的・ターゲットを明確にし、たくさんの外国人観光客へアピールしましょう。

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