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展示会パネルの作り方|何を書く?サイズ・デザイン・印刷のポイントを解説
展示会
公開日 2023.05.28 /更新日 2026.09.14

自作に使えるツールや外注を検討する目安、パネル制作とブース施工をまとめて依頼する方法も紹介します。
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Contents
展示用パネルの役割
展示用パネルは、会社名や製品名を掲示するだけの装飾ではありません。来場者がブースの前を通る短い時間に、「何を扱っているのか」「自分に関係があるのか」を判断するための情報源になります。まずは、見る距離と設置場所によって伝える情報を分けることが大切です。
遠くから見る情報と近くで読む情報を分ける
通路を歩く来場者に向けては、商品やサービスの概要、対象者、主なメリットなどを短い言葉で大きく示します。立ち止まった人に向けては、特徴、利用場面、導入の流れなど、会話のきっかけになる情報を補います。すべてを同じ大きさで並べず、読む順番が自然に伝わるように優先順位を付けましょう。
パネル ポスター バックパネルの違い
ポスターは主に紙や合成紙へ印刷した掲示物です。展示用パネルは、印刷物をスチレンボードなどの芯材へ貼り、壁面やスタンドに設置しやすくしたものを指します。バックパネルは、ブースの背景として広い面積を使う装飾です。複数のパネルを並べる場合や、布・シートを使用する場合もあります。
小型パネルは個別の特徴や事例の説明に向き、バックパネルはブース全体の訴求やブランド表現に向きます。それぞれの役割を決めてから内容を作ると、同じ情報の重複を避けられます。
展示用パネルを作る6つのステップ
目的とターゲットを決める
最初に、パネルを誰に見てほしいのか、見た人にどのような行動を取ってほしいのかを決めます。新商品の認知、名刺交換、商談予約など、展示会の目的によって必要な情報は変わります。対象者の業種や役職、抱えている課題も整理しておきましょう。
中心となるメッセージを一つ決める
パネルの中心には、来場者が最初に理解してほしい内容を一つ置きます。複数の強みを同時に並べると、何を伝えたいのかがわかりにくくなります。数字を使う場合は、対象期間や比較条件を確認し、根拠を示せる実績だけを掲載してください。問いかけを使う場合も、対象者が自分の課題として理解できる具体的な表現にします。
設置場所と仕上がりサイズを決める
ブース図面を確認し、壁面、展示台の上、通路側など、パネルを設置する場所を決めます。遠くから見せるパネルには大きなサイズが必要ですが、展示台の上では大きすぎると商品やスタッフを隠してしまいます。会場の装飾規定、ブースの高さ、周囲の什器も確認したうえで選びましょう。
掲載する情報を整理する
パネルには、足を止めるために必要な情報を優先して載せます。詳しい仕様、価格表、会社沿革などは、カタログや営業資料、Webページへ分ける方法があります。QRコードを掲載する場合は、リンク先がスマートフォンで見やすいか、会期中も問題なく表示できるかを事前に確認してください。
デザインとレイアウトを作る
中心となるメッセージ、写真や図、補足説明、会社名やロゴの順に配置します。各要素の位置をそろえ、フォントや色の種類を増やしすぎないようにすると、内容を追いやすくなります。複数枚を作る場合は、見出しの位置や配色、ロゴの扱いを統一します。
印刷データを確認して設置する
入稿前に、仕上がりサイズ、塗り足し、画像解像度、カラーモード、フォントの処理など、印刷会社の指定を確認します。出力方法や見る距離によって適した画像解像度は異なるため、一律の数値で判断せず、依頼先の基準に合わせることが大切です。納品後は、パネルの重さや設置場所に合う金具やスタンドを使い、転倒や落下が起きないよう固定します。
来場者に伝わるデザインの7つのポイント
中心となるメッセージを最も目立たせる
見出し、写真、説明文をすべて同じ強さで見せると、来場者はどこから読めばよいか迷います。最初に読んでほしいメッセージを大きくし、補足情報との違いを明確にします。
離れた場所から読める文字にする
文字サイズは、パネルの大きさだけでなく、通路幅や設置する高さによって決めます。画面上の見た目だけで判断せず、実寸に近い出力や縮尺印刷を使い、想定する距離から読めるか確認しましょう。本文には、線が細すぎないゴシック体など、視認しやすい書体が向いています。
文字と背景のコントラストを確保する
明るさが近い色を組み合わせると、文字が背景に埋もれます。濃い背景には明るい文字、明るい背景には濃い文字を使い、写真の上へ文字を置く場合は、写真の明るさを調整するか、文字を載せる領域を設けます。
情報のまとまりと読む順番を示す
関連する情報は近くに置き、異なる内容の間には間隔を設けます。見出し、写真、短い説明を一つのまとまりとして配置すると、来場者が内容を追いやすくなります。視線の流れを特定の型へ無理に当てはめるより、最も重要な情報から順に読めるかを確認してください。
余白を使って情報を区切る
余白の適切な量は、サイズや掲載内容によって変わります。一定の割合を目標にするのではなく、要素同士が近すぎないか、見出しや写真が埋もれていないかを確認します。情報を減らせない場合は、パネルを分けることも検討しましょう。
写真と図を説明のために使う
写真や図は、装飾として増やすのではなく、商品の形状、使用場面、サービスの流れなど、文章だけでは伝わりにくい内容を説明するために使います。小さな画像を多く並べるより、役割の明確な画像を選び、短いキャプションを添える方が理解しやすくなります。
次の行動をわかりやすく示す
資料を受け取る、デモを見る、スタッフへ相談するなど、興味を持った来場者に取ってほしい行動を示します。QRコードを載せる場合は、リンク先の内容を「導入事例を見る」「資料をダウンロードする」のように具体的に書き、読み取りテストも行いましょう。
専門的な商品やサービスをわかりやすく見せる方法
製造業、IT、BtoBサービスなど、説明が複雑になりやすい商材では、専門用語を増やすよりも、来場者が利用場面や導入後の変化を理解できる見せ方が重要です。
写真や図解で製品を直感的に見せる
・製品写真の背景を整理し、見せたい部分をわかりやすくする
・使用している場面や設置後の状態を写真で示す
・導入前と導入後の違いを並べる
・製品構造やサービスの仕組みを簡略化した図で示す
・工程や数値をアイコンやグラフで整理する
3D画像や断面図を使う場合は、制作に必要な元データと権利関係を確認します。写真だけで説明が難しいときは、デザイナーや制作会社へ相談し、どの素材を準備すればよいか確認すると進めやすくなります。
専門用語を来場者の言葉へ置き換える
技術名や機能名だけを並べても、初めて見る来場者には価値が伝わらないことがあります。「何ができるか」「どの業務に使えるか」「どのような課題に対応するか」を補いましょう。専門用語を使う必要がある場合は、短い説明を添えます。
比較や工程を見せる
導入前と導入後、従来品と新製品、作業の流れなど、順序や違いがある情報は、並べて見せると理解しやすくなります。ただし、比較表現には根拠が必要です。条件の異なる数値を並べたり、競合製品を根拠なく下げたりしないよう注意してください。
修正しやすい状態でデータを管理する
展示会直前に仕様や表現が変わる可能性を考え、テキスト、写真、背景などを編集しやすい状態で管理します。ファイル名に更新日や版数を付け、確認済みのデータを明確にすると、古い原稿を誤って入稿するリスクを減らせます。
展示用パネルのサイズ 素材 入稿データの基本
サイズは設置場所と見る距離で選ぶ
展示会で使われる代表的な規格には、A2、A1、A0などがあります。A2は420×594mm、A1は594×841mm、A0は841×1,189mmです。A2は展示台の上や補足説明、A1は壁面の製品紹介、A0は遠くから見せる訴求などに使われます。ただし、適したサイズはブースの広さや設置位置によって変わるため、図面上で全体のバランスを確認してください。
素材は使用期間と設置方法で選ぶ
短期間の展示で、軽さや扱いやすさを重視する場合はスチレンボードが候補になります。繰り返し使用する場合や、反りや傷への耐性が必要な場合は、アルミ複合板やフレーム付きパネルなども検討します。使用できる素材や設置方法は会場規定によって異なるため、事前確認が必要です。
表面加工は照明と運搬方法を踏まえて決める
ラミネート加工には、光沢のあるタイプと反射を抑えたタイプがあります。照明が強い会場では、反射によって文字や写真が見えにくくなる場合があるため、設置場所を踏まえて選びます。運搬中の擦れや汚れを防ぎたい場合にも、表面加工が役立ちます。
入稿規定は依頼先ごとに確認する
入稿形式、塗り足し、画像解像度、フォントのアウトライン化などの条件は、印刷会社や制作サービスによって異なります。必ず指定のテンプレートや入稿ガイドを確認し、不明点は制作前に問い合わせましょう。
スグラク展示会では、問い合わせ後にデザインテンプレートが案内され、Illustrator形式での入稿、文字のアウトライン化、3mmの塗り足し、リンク画像は原寸で100dpi以上と案内されています。データ作成は別料金で依頼できます。
展示用パネルを自作するときに使えるツール
PowerPoint
社内で使い慣れている場合は、PowerPointでもシンプルなパネルデータを作れます。ページサイズを仕上がりに合わせ、配置した画像の解像度とPDF出力後の見え方を確認します。印刷会社がPowerPoint形式を受け付けていない場合もあるため、入稿方法は先に確認してください。
Canva
Canvaはテンプレートや素材を使ってレイアウトを作りやすいツールです。商用利用の条件、使用する素材のライセンス、書き出しサイズを確認し、入稿先が求める形式で出力できるかを確かめてから制作しましょう。
Illustrator
Illustratorは、大判印刷のサイズ設定や塗り足し、文字のアウトライン化など、印刷向けのデータを細かく調整できます。印刷会社から専用テンプレートが提供される場合にも対応しやすい一方、操作に慣れていない場合は制作時間を多めに見積もる必要があります。
展示用パネルは自作と外注のどちらが向いているか
自作が向いているケース
・社内にデザインデータを作成できる担当者がいる
・制作するパネルの枚数が少ない
・制作と確認に十分な期間を確保できる
・ブース装飾がシンプルで、既存のデザインルールを使える
自作する場合は、印刷費だけでなく、担当者が制作や修正に使う時間も含めて判断しましょう。原寸での見え方と、入稿データの条件を早めに確認することが重要です。
外注が向いているケース
・初めて展示会へ出展する
・パネル以外にもバナーや配布物など制作物が多い
・社内にデザインや入稿の知識を持つ担当者がいない
・ブース全体の見た目を統一したい
・施工や撤収までまとめて相談したい
・社内の準備工数を減らし、接客や商談の準備へ時間を使いたい
外注では、制作範囲、修正回数、納期、納品方法、施工の有無を確認します。複数の会社へ依頼する場合は、デザインやスケジュールの調整を誰が担当するかも決めておきましょう。
パネル制作からブース施工までまとめて準備する方法
パネル単体ではなくブース全体で考える
展示会では、バックパネル、バナー、展示台、配布物などが同じ空間に並びます。個別に制作すると色やメッセージがばらつくことがあるため、まずブース全体で何を伝えるかを決め、その役割に合わせて各ツールを作ると統一しやすくなります。
展示会準備をまとめて相談できるスグラク展示会
スグラク展示会では、3つのパックからブース仕様を選び、ツール制作から施工、撤収までまとめて相談できます。展示会ブース制作に詳しい担当者へ直接相談でき、予算や要望に合わせたツールの提案も受けられます。デザインデータを用意できない場合は、別料金でデータ作成を依頼することも可能です。
パネルやバナーの制作会社と施工会社へ個別に依頼する必要がないため、準備に関する連絡先をまとめたい場合にも選択肢になります。納期は注文確定と入稿後からおおよそ3週間が目安と案内されていますが、工場の稼働状況や内容によって異なるため、出展が決まった段階で相談しておくと安心です。
展示会ブースの制作と施工について相談する スグラク展示会
まとめ
展示用パネルは、来場者に伝える内容と設置場所を決めてから作ると、情報を整理しやすくなります。制作時に確認したいポイントは次のとおりです。
・誰に何を伝え、どの行動につなげたいかを決める
・中心となるメッセージを一つに絞り、補足情報と差を付ける
・設置場所と見る距離に合わせてサイズや文字を調整する
・写真や図を使い、専門的な内容を理解しやすくする
・印刷会社の入稿規定と会場の設置ルールを確認する
・制作物が多い場合は、ブース施工までまとめて外注する方法も検討する
自作と外注のどちらを選ぶ場合も、完成したデータを画面だけで判断せず、実際の設置環境を想定して確認することが大切です。パネル以外の制作物や施工を含めて準備の負担を減らしたい場合は、スグラク展示会へまとめて相談できます。
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