「販促物の選び方がわからない」と、悩むことはありませんか?
販促物は、場所に合わせて選ぶことで、集客や売上アップが期待できます。
本記事では、場所別によく活用する販促物をまとめました。設置場所に適した販促物を選んで効果を最大化したいとお考えの場合、ぜひご覧ください。
【場所別】よく活用する販促物例
設置場所 | 販促物例 |
---|---|
屋内・定番棚・エンド棚 | ・トップボード ・スイングPOP ・仕切りPOP ・クリップPOP ・ひな壇POP ・レールPOP |
屋内・カウンター | ・ミニのぼり ・卓上POP ・リーフレットケース ・ステッカー |
屋内・店内全域 | ・ポスター ・ウィンドウステッカー ・スタンドPOP ・クリップPOP ・シーリングPOP ・等身大パネル ・季節装飾品 |
屋外 | ・のぼり旗 ・A式スタンド ・横断幕 ・注水スタンド式看板 |
よく活用される販促物には上記の例があります。では、それぞれ見ていきましょう。
シーン1. 屋内・定番棚・エンド棚
種類 | 概要 |
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トップボード | 陳列棚や什器の上部に取り付ける大きなPOP |
スイングPOP | ゆらゆらと揺れる小さめのPOP |
仕切りPOP | 商品と商品との間仕切りとして置くPOP |
クリップPOP | プライスカードなどに挟んで使用するPOP |
ひな壇POP | ひな壇に取り付けるPOP |
レールPOP | 陳列棚のレールに設置するPOP |
定番棚やエンド棚でよく活用される販促物には、上記があります。来店客の興味を引き付ける「アイキャッチ」の要素が強いものが中心です。
例えば、陳列棚や什器の上部に取り付けられるトップボードは、下記に役立ちます。
- 陳列棚に並んでいる商品を案内
- 商品・キャンペーンのアピール
定番棚やエンド棚に設置する販促物を選ぶときは、商品を並べる位置やスペースをあらかじめ決めておくことが重要です。また、仕切りPOPやレールPOPなど複数の販促物を併用することで、来店客にとってわかりやすい売り場づくりができます。
シーン2. 屋内・カウンター
種類 | 概要 |
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ミニのぼり | 卓上サイズにしたのぼり |
卓上POP | 卓上に置ける三角柱や山形の立体的なPOP |
リーフレットケース | アクリル・紙などでできたリーフレットを設置するケース |
ステッカー | 商品に貼ったりノベルティとして配布したりするシール |
上記は、カウンターでよく活用される販促物の例です。カウンターはスペースが限られているため、小さくても商品を魅力的に演出できる販促物を選びます。
例えば、卓上POPは三角柱や山形など立体的なPOPです。一面のみの商品POPと比べて面が複数あり、小型でも多くの情報を印刷できます。
カウンターはすでに購入する意志のある来店客がほとんどのため、ついで買いの促進に効果的です。
シーン3. 屋内・店内全域
種類 | 概要 |
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ポスター | 壁などに貼る紙でできた印刷物 |
ウィンドウステッカー | 窓やガラスに貼る大きめのシール |
スタンドPOP | 小売店の通路などに設置するに自立式のPOP |
クリップPOP | クリップに挟んで好きな場所へ自由に取り付ける小型POP |
等身大パネル | 実物と同様のサイズ(=等身大)で作ったパネル |
シーリングPOP | 天井から吊り下げるPOP |
季節の装飾品 | 季節感を演出する装飾品 |
屋内・店内全域でよく活用される販促物は、上記のとおりです。
- 来店客の誘導:目当ての売り場へスムーズにたどり着くための目印
- 売り場づくり:キャンペーンやイベント開催の告知
上記のように、店内でさまざまな目的に活用されます。特にポスターは、売り場の案内やキャンペーン告知などに効果的です。また、季節の装飾品は、売り場へ少し加えるだけで雰囲気を変えられます。
店内で統一感を出すことでより効果を高められるため、季節感にズレがないか確認しておきましょう。
シーン4. 屋外
概要 | 概要 |
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のぼり旗 | 通行人にアピールする縦長の大きな旗 |
A式スタンド | 横から見ると「A」の字になったスタンド看板(立て看板) |
横断幕・懸垂幕 | イベント会場内や建物の屋上などで設置される大きな幕 |
注水スタンド式看板 | 付属の注水タンクに水を入れ設置する看板 |
上記の販促物は、屋外で活用される販促物です。屋外では、太陽光や雨風・温度変化などの影響を受け劣化する恐れがあります。
劣化した販促物をそのまま設置すると、視認性が下がり役割を果たせないだけでなく、設置する店舗の印象が悪くなるかもしれません。屋外に長いあいだ設置しても、設置後の状態を長く保てる販促物を選ぶことが重要です。
また、ガソリンスタンドなどで布製品を扱う場合は、火災を防止するため防炎処理をおこないます。設置する場所の特性に合わせた販促物で、トラブル・事故を防止しましょう。
自社に合う販促物を選ぶ3つのポイント
自社に合う販促物を選ぶときのポイントには、以下の3つがあります。
1.目的・ターゲットを明確にする 2.活用する場所に合わせて販促物を選ぶ 3.一緒に設置する販促物との組み合わせを考える |
それぞれ詳しく解説していきます。
ポイント1. 目的・ターゲットを明確にする
まずは、販促の目的・ターゲットを明確にしましょう。なぜなら、目的・ターゲットによって、適した販促物が違うからです。
例えば、通行人に店舗へ立ち寄ってもらいたいなら、屋外の販促物で惹きつける必要があります。また、店内で買い物をしてもらうためには、キャンペーンやセール情報などがひと目でわかる売り場づくりが効果的です。
狙った効果を出すために、目的・ターゲットをあらかじめ明確にしておきましょう。
ポイント2. 活用する目的・場所に合わせて販促物の素材を選ぶ
販促物の素材は、活用する目的や場所に合わせて選ぶ必要があります。販促物を活用する場所や期間はさまざまであるからです。
活用場所に適した販促物の素材選びには、下記の例があります。
活用場所と販促物 | 適した素材の特徴 |
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街頭で配布するチラシ | ・大量配布できる低コストなもの(耐久性がなくてもOK) |
店頭キャンペーンのポスター | ・店内の空調や紫外線に長いあいだ耐えられるもの |
小売店の冷蔵コーナーで使用するPOP | ・結露に耐えられる表面加工を施したもの |
目的や設置場所に適していなければ、コストが膨らんでしまったり、販促物の劣化が早まったりする恐れがあります。期待した効果を得るためにも、目的や設置場所に合わせて素材を選ぶことは重要です。
ポイント3. 一緒に設置する販促物との組み合わせを考える
売り場では、一緒に設置する販促物との組み合わせまで考えて選ぶことがおすすめです。複数の販促物を組み合わせることで、伝えたいメッセージが明確になり、さらなる効果アップが期待できます。
例えば陳列棚でキャンペーン告知するなら、棚の上部にトップボードを設置し、商品の近くで揺れるスイングPOPを取り付けます。さらに、レールPOPを組み合わせれば、来店客へキャンペーンについての情報をより多く伝えることが可能です。
売り場づくりでは、来店客を惹きつけることが重要です。販促物の組み合わせで、ターゲットをどう惹きつけられるかまでイメージしてみましょう。
設置場所に合わせて販促物を活用しよう
販促物は、集客や売上アップに効果的なツールです。一方で、設置場所に合わせて販促物を活用しないと、狙った効果を得られない恐れがあります。
効果を最大化するためにも、目的や設置場所に合った販促物を選びましょう。
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